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アメリカ/オレゴン州のワイン産地

アメリカ/オレゴン州のワイン産地

ワシントンワインの主なブドウ品種

オレゴン州は、全米で第4位のワイン生産量を誇るワインの名産地です。 オレゴン州は、冷涼気候から生まれる高品質なピノノワールの産地として、世界的な注目を集めており、 今では、栽培面積の60%をピノノワールが占めるようになっています。

自然豊かな オレゴン州では、環境保全に対する意識も高く、再生可能エネルギーを重視した環境つくりに取り組んできます。 ワイン生産者も、サスティナブル(持続可能な環境保全)農法や、バイオダイナミック農法を営むワイナリーが多いのも特徴のひとつです。

オレゴンのワイン産地の特色について、まずはスライド・シートご覧ください。

オレゴン州とは…

オレゴンワインは小規模・こだわりを持ってつくられる高品質ワインです。

面積
255,026km2 ※日本の約67%
人口
3,831,074人(2010年)※日本の約3%
州都
セイラム
ワイナリー数
463軒
ワイン用ぶどう栽培農家
850軒以上
ぶどう収穫面積
17,500 エーカー (7,082 ha)
ぶどう圧搾量
42,033トン
主要なヴァラエタル(品種)
合計72種が州内に植え付けられているが、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、シャルドネ、リースリング、カベルネソーヴィニヨン、シラー、メルロー、ヴィオニエ等を含む15種類が96%を占める。

オレゴン州はどこにある?

オレゴン州はアメリカ西海岸に位置し、南部は米国最大のワイン生産地カリフォルニア州、北部は第2位のワシントン州に面しています。オレゴン州自体も第4位のワイン生産を誇りますが、上位3州と比較すると生産規模は小さく、5000ケース以下の小規模ワイナリーが大半を占めています。またオレゴン州のワイン産地はフランスのボルドーやブルゴーニュの偉大なワイン産地とほぼ同じ緯度(北緯45°)に位置しています。

オレゴン州の主な産地について

オレゴン最大のAVA、ウィラメットヴァレーはコースタルレンジとカスケード山脈の間に広がっています。コースタルレンジが、太平洋からの寒流の影響を和らげ、冷涼な気候に適した 葡萄品種には理想的名生育条件が備わっています。

州内にあるワイナリーの70%がウィラメットヴァレーにあり、なかでも北半分に集中しています。

日本と変わらない年間降水量の謎

ウィラメットヴァレーの年間降水量は約1100mm。これは雨の多い日本に近い降水量。

決してワイン用の葡萄が育ち易いとは言えない日本と近い降水量なのに良質なワインができるのはなぜでしょうか。
その秘密は雨の降る時期にあります。葡萄にとって、収穫期の雨は対敵。水分を多く含んだ水っぽい葡萄や、病気の原因となってしまいます。

しかし、ウィラメットヴァレーの場合降水は秋から冬にかけて。(つまり降雪)葡萄の生育期間中は雨が少なく、日照量も多いため良質な葡萄が作られ、良質な葡萄からは良質なワインができるのです。

オレゴン州のAVA その1

1.Willamette Valley
ウィラメット・ヴァレー
オレゴン州最大のブドウ栽培地域。ワイナリー数は3分の2を占める。
2.Chehalem Mountains
チェハレム・マウンテンズ
3. Yamhill-Carlton District
ヤムヒル・カールトンディストリクト
4. Ribbon Ridge
リボン・リッジ
5.Dundee Hills
ダンディーヒルズ
6. McMinnville
マックミンヴィル
※マップにマウスを近づけると拡大します

オレゴン州のAVA その2

7. Eola-Amity Hills
エオラ・アミティ・ヒルズ
8.Umpqua Valley
ウンプクワ・ヴァレーオレゴン州の最も歴史のあるAVA
9. Red Hill Douglas County
レッド・ヒル・ダグラス・カウンティウンプクアヴァレーに内包
10. Rogue Valley
ローグ・ヴァレー
11. Applegate Valley
アップルゲート・ヴァレーローグヴァレーに内包されるAVA
12.Southern Oregon
サウザン・オレゴン
オレゴン州の南地区の最も広いAVA。アンプクア、アップルゲートとローグ・ヴァレーAVAはサウザン・オレゴンAVA内
※マップにマウスを近づけると拡大します

オレゴン州のAVA その3

13. Columbia Gorge
コロンビア・ゴージュ
オレゴン州とワシントン州にまたがっており、中央にコロンビア川が流れる。
14. Columbia Valley
コロンビア・ヴァレー
コロンビア・リヴァー・ゴージとワラワラを内包する
15. Walla Walla Valley
ワラワラ・ヴァレー
コロンビア・リヴァー・ゴージとワラワラを内包する
16. Snake River Valley
スネーク・リヴァー
2007年に新設された新しいAVA
※マップにマウスを近づけると拡大します


協調が鍵

オレゴンのワイン生産業界では、60〜70年代から活躍するパイオニア世代をはじめ、現在の成長株として脚光を浴びている若い世代にいたるまで全員が一致協力して、世界水準としてのオレゴン州とそのワインに関する名声の維持に努めています。

小規模な家族経営がオレゴンの特徴

大半が生産規模5000ケース(1ケース12本換算)以下の小規模生産者であることがオレゴン第一の特徴です。作り手たちはこの規模の小ささゆえに細部にまで注意を向け十分に手間をかけられる、だから偉大なワインを作りえると確信しています。

多様性がオレゴン

オレゴンではワインの産地も生産者も種々様々です。州全体で16ある認証産地はそれぞれが独自の気象条件下にあり、それゆえ、個々の産地の個性に合わせ幅広い品種が栽培されています。

際たつサステイナビリテイ

オレゴンほど全域が統一された形でサステイナブル農業を推し進めているワイン産地は他には見当たりません。ここでは多くのぶどう畑がサステイナブル、オーガニック、ビオディナミなどの認証を受けています。認証を未だ受けていない畑でもサステイナブル農業に賛同し、その農法を実践しています。



オレゴンワインの主なブドウ品種
オレゴンのピノノワールピノノワール/Pinot Noir
オレゴン州内ブドウ栽培面積の5割強を占めるピノノワールは、オレゴンを代表する品種。 このように複雑な香りと味わいを持つ優雅なピノノワールを育むテロワールは、ブルゴーニュを除くとごく限られています。 オレゴンのピノノワールは、一般的に若いうちは赤や黒い色をしたベリーや果実の香りを持ち、 活気があり果実味に富んでおり、瓶内発酵が進むにつれて土の香りやなめし皮、タバコ、マッシュルーム、香辛料の香りが出てきます。

オレゴンのピノグリピノグリ/Pinot Gris
ピノグリはオレゴン州内栽培面積の約10%を占める、白ワインの主要品種。 まさにオレゴンはピノグリにとって生育上の最適条件を備えています。
オレゴンのフルーティーでスパイシーなピノグリは食事との相性が良く、 特にシーフードには最適です。辛口でフルボディのタイプから、キリッと引き締まったシャープなタイプまで様々です。

オレゴンの赤ワイン品種■その他の赤ワイン品種
オレゴンワインの楽しみの一つは、ピノノワール以外のブドウ品種の透逸なワインが数多くあることです。 コロンビア川沿いの内陸部や南西部のより暖かい地区ではメルロ、カベルネソーヴィニヨン、シラー、ジンファンデル等々、 そのテロワールに応じた最適品種を選び出すことに成功しています。



オレゴンの白ワイン品種■その他の白ワイン品種
オレゴンではシャルドネやリースリングからも優れたワインが造られています。 1990年代より新しいクローンを使用し、経験を積み上げながら技術を磨き上げた結果、驚くほどエレガントで複雑な香味をもつ洗練された シャルドネが造られる様になりました。 リースリングからは、辛口、甘口双方の香り豊かなワインが造られ、 ゲヴュルツトラミネール、ピノブラン、ソーヴィニヨンブラン、ミューラートルガウ、ヴィオニエからも 語るに足るワインが造られています。さらには伝統的な手法から造られるスパークリングワインも注目に値します。



オレゴンのピノノワールは、いかがでしょうか!

ワインの中でも、「ピノノワールが好きだ!」という皆様へ、
アメリカ/オレゴン州のピノノワールは、お試しになりましたか?

世界中には、ピノノワールの産地として、
もっとも有名なフランス/ブルゴーニュを筆頭に、
フランス/アルザス、ドイツ/ラインガウ、オーストラリア/タスマニア島、アメリカ/ソノマ、
アメリカ/サンタバーバラなどなど、様々な産地がございます。
そして、今回取り上げるアメリカ/オレゴン州も、ピノノワールの銘醸地のひとつです。

オレゴン州の中でも、特にオレゴンの北部に位置するウィラメットヴァレーでは、
世界中の評論家、ワイン雑誌などから評価を受けるピノノワールが数多く造られています。

オレゴンの地図
【地図を拡大する】


また、世界的に有名なブルゴーニュの生産者ドメーヌ・ドルーアン、コント・ラフォン、ルイ・ジャドなども
関心を持ち、オレゴン州に進出しています。

ウィラメットヴァレーの気候は、夏の気温が30℃近くまで上がることもありますが、
夜は急激に温度が下がります。オレゴン州は、冬期に雨が多く降りますが、
夏期は、ほとんど降らず、ブドウの栽培に適した産地です。
この地域は、北緯45度あたりに位置し、フランスのブルゴーニュ地域とほぼ同じ緯度にあり、
上質なピノノワールの産地として高い評価を受けています。

余談ですが、シャルドネやピノグリ、リースリングの生産にも理想的だと言われています。

オレゴンの緯度について

オレゴンのピノノワールが、世界中から注目を集めるようになったのは、
1979年、1980年に、世界中の関心を集める大きな出来事が起こったからです。

まず、1979年に開催されたフランスのレストランガイド『ゴー・ミヨ』主催のフレンチワイン・オリンピックの
ピノノワール部門にて、デイヴィッド・レット氏(ジ・アイリー・ヴィンヤーズ)のオレゴン・ピノノワールが、
フランスのトップブランドを抑えて、10位に入賞を果たしました。

さらに、翌年1980年、デイヴィッド・レット氏(ジ・アイリー・ヴィンヤーズ)のオレゴン・ピノノワールが
ドルーアン主催で、フランス/ブルゴーニュ/ボーヌで行われたブラインド・テイスティングにおいて、
2位に入賞したこと
で、ピノノワールの銘醸地として世界的に注目されるようになりました。

1987年からは、毎年7月にピノ・ノワールの祭典「インターナショナル・ピノノワール・セレブレーション」が ウィラメットヴァレーのマクミンヴィルで開催され、3日間にわたって世界のピノ・ノワールを対象にしたセミナーや テイスティング・イベントを行い、世界中から、ワイン生産者やワイン愛好家が集います。


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