【ソムリエ試験】ブドウのバッジと所感

フジイの日々
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オンラインWassy’sのフジイです。

 

昨年末、日本ソムリエ協会からソムリエバッジが届きました。
合格証書を見てバッジを触って、「合格は勘違いじゃなかった」と
心から安心しました。
(勘違いなんてことは無いと思っていても、何となく)

 

そして、噂には聞いていましたが、今回からバッジが小さくなったんです。
そして、マグネットタイプ。
そして、フェルトの台布が無くなったのです。

 

こんな感じ↓↓

(左)2年前のエキスパートのバッジ (右)今回のソムリエバッジ

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2年前のワインエキスパートのバッジはネジ式でした。
今回のマグネットはかなり強力だけれど、
業務で日常的につける人にとっては、心もとないのかなぁ。
ソムリエ協会によると、別途5000円でタイタック式(ピンタイプ?)へ変更可能とのこと。
(5000円かぁ…、個人的にはキツイです)

 

先日、第三回ソムリエ試験を受験された方と
お話しする機会がありましたが、その方のバッジは
もっと小さなブドウのデザインでした。

 

バッジもいろいろ変わるんだなぁ、などと思いながら
この間の試験を振り返ってみました。

 

一次試験は、前半が共通問題で後半が呼称別問題と分かれていました。
共通問題は基本的な問題が多いと感じたものの、
呼称別はグンとレベルが上がった印象で難しかったです。
今回は公衆衛生の項目から出題されなかったことがちょっと話題になりましたが、
出題範囲は、東欧などメジャーどころ以外の国からの出題も増え、
幅広かったように思います。

 

二次試験のテイスティングは、生産国と品種の選択肢の数が増えて
「こんな多かったっけ…」とちょっと焦りました。
そして、ソムリエには三次試験の結果に加算されるという
論述が急きょ追加されました。

論述は、赤ワインを冷やして飲みたいお客様にお勧めするワインと料理を挙げ、
そのワインについて説明させるもの
(→勘違いしていたようで「テイスティングに出題されたワインの味わいを分かりやすく説明させるもの」だったようです)

日本酒の「ひやおろし」について述べさせるもの
の3問で、それぞれ200字の解答欄が用意されている、まさに「論述」でした。
一次試験の延長と思って対策していた私は、しょんぼり落ち込んで、
「これは、どうやって試験対策すればいいの?」という印象でした。

 

三次試験は、初めての経験。
試験官をお客様に見立ててサービスをするというもの。
2015年の試験までは、会場に用意されているワインと
試験官から出題されるワインが異なるもので
出題されたワインだと想定してサービスしてください、
という内容だったようです。
なので、空気に触れさせるためのデキャンタージュなのか
澱を除くためのデキャンタージュなのかは
年代などから自分で判断してよかったようです。

が、今回は用意されているワイン(2014年のボルドー産)=出題ワインで、
「想定ではなく目の前のものを見てサービスしてください」と説明されました。

ここからは、完全に私個人の体験談なのですが、
若い年代のワインなので、全部注ぎ切っても大丈夫かなぁと思いながら
進めると、瓶の中にもやぁっと雲のように漂うものが見えててきたので
デキャンタージュの手を止めました。

お客様(試験官)には、「確認すると澱がみられたので少しボトルに残しました」
といったようなことを伝えたのですが、4人いた受験生のうち
ボトルにワインを残したのは私だけでした。
お一方はうっすら残した程度で、他の方のボトルは空でした。
実技終了の合図の後、試験官は、私がボトルに残したワインをグラスに注ぎチェックし、
もう一人の試験官は驚いたような表情でボトルを見ていました。
「これは、やってしまったな。アカンかも」と
めっちゃ怖かった瞬間です。

家に帰って、持ち帰ったワインをもう一度確認すると
やはり酒石のようなものがあり、小指の先ほどのものも見られたので
瓶差だったのかもしれませんが、あの瞬間の怖さは合格発表まで
ずっと残っていました。
(念のため、空瓶の写メ、いっぱい撮りました)

三次試験に向けては、たくさん練習しましたが、
会場では、2人の試験官に向かって4人が同時に実技するので
他の方と声がかぶってしまい、練習してきた自分のリズムがずれて
ちょっと焦ってしまいました。

終わってみて、テレビをつけたままとかにぎやかな中で
練習しとけばよかった、というのが反省材料です。

 

こうして振り返ってみて、特に二次、三次は何が正解だったのか
今でも分かりません。

 

が、試験を通して感じたことは
あくまで私個人の捉え方ですが
ソムリエ協会は、ワインスクールやいろんなサイトで
試験対策の情報がたくさんあり、
「ココさえ押さえれば大丈夫」的な現状を変えたかったのかなぁ、
と思いました。

 

山を張らずに幅広く。
臨機応変に。
そして、常日頃からワインに関してアンテナ張っていてね。
といった感じの印象を受けました。

 

試験のための勉強、訓練ではなく
何かを変えたいということは伝わってきました。

 

でも、それだったら「こんな風に変わりますよ」といった
ヒントのようなものがもうちょっと欲しかったなぁ…。

 

2017年度受験される方のための参考になればよいなぁと思いつつ、
けれど2016年を踏まえて、また変化があるかもしれないですしね。

 

う~ん、やっぱり大変だったな、というのが所感です。

 

書き始めたら、どんどん思い出してきて
とても長くなってしまいました。
最後まで読んでいただきどうもありがとうございますm(__)m

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