「マジカルタイム」で生まれるカレラのワイン

フジイの日々
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オンラインWassy’sのフジイです。

 

先日、カレラのセミナーに参加してきました。

 

今回、来日されたのは、創業者のJosh Jensen (ジョシュ・ジェンセン)氏と
ワインメーカーのMike Waller(マイク・ウォラー)氏。

ワッシーズには何度もご来店いただいたことがあり、
長年の交流があるジョシュさんですが、
私は、直接お話を伺うのが初めて。

 

半年ほど前に、カレラが畑やストックワインを含めた事業を
同じカリフォルニアでワイナリーを営むダックホーンへ
売却したことが話題になりました。

 

なぜ42年も続けたワイナリーを手放すの?
なぜ3人の子どもたちに引き継がないの?
とよく質問されるそうですが、お子様たちはそれぞれ別の分野で活躍していて、
「自分のこれからの人生をゆっくり楽しみたくてね」と話すジョシュさんは、
とても穏やかな表情をされていました。

 

しばらくの間ジョシュさんは、コンサルタントとして関わり、
カレラのスタッフもそのまま。
そして、カレラのワイナリーのすぐ近くで生まれ育ち、
ジョシュさんとともに11年もの間、
一緒にワインを造ってきたマイクさんは、
これからも変わらずヘッドワインメーカーとして、
カレラのワインを造られるそうです。

 

ジョシュさんとワイン造りのフィロソフィーを共有し、
ジョシュさんのメッセージを伝えることが自分の役目と話すマイクさん。
お話の中で面白かったのが、ぶどうを収穫する時と
醸造したワインをブレンドする時の判断は、
「マジカルタイム」と呼ぶ瞬間を捉えるとのことでした。
収穫前には、ぶどうの実を食べ、ブレンドする前には
2人でひと樽ずつテイスティングをし、
その「マジカルタイム」を見極めるそうです。

 

和やかに進んだセミナーは、
ジョシュさんとマイクさんの信頼関係が伺える
とても良い雰囲気に包まれていました。

 

テイスティングさせていただいたワインは、
①Central Coast Viognier [2016]
→すみません。在庫が無いのですm(__)m。

Calera Josh Jensen Selection Central Coast Chardonnay [2014]

Central Coast Pinot Noir [2014]

MT. HARLAN PINOT NOIR Ryan VINEYARD [2014]

MT. HARLAN PINOT NOIR Mills VINEYARD [2014]

⑥MT. HARLAN PINOT NOIR Jensen VINEYARD [2014]
→すみません。在庫が無いのですm(__)m。

①のヴィオニエは、ジャスミンや白い花、白桃、みかんのような香りが溢れ、
まろやかな輪郭に酸味が包み込まれています。
とても香り高くて、飲み込んだ後にオレンジクリームのような余韻が残りました。

 

②のシャルドネは、オンライン定番人気の
セントラルコーストシリーズのシャルドネより、少し新樽比率が高く、
黄桃やクレームブリュレ、パパイヤなど完熟したフルーツの香りと
しっとりとオークの香りが印象的です。

 

③~⑥のピノは全て2014ヴィンテージ。
こうも違うのか!とそれぞれの個性が興味深かったです。
チャーミングでみんなに好かれそうなセントラルコーストに
ガシッと力強い凝縮感があって熟成させてみたいライアン。
そして、やわらかく華やかで今飲んでも美味しいミルズに
酸とタンニンのバランスよくエレガントなイメージのジェンセン。

 

どれも美味しかったです。

 

オンラインでは、ほぼ毎日、ご注文を見ない日は無い
というほど不動の人気を誇るカレラ。

 

今回セミナーに参加したことで、
お話を聞いてワインをテイスティングさせていただいて、
人気の理由を垣間見ることができました。

 

そして、大事なこと!
2012年~16年まで続いた干ばつの影響で収穫量が減っていて、
ワインの生産量も少なめなのだそうです!
なので、カレラファンの皆様、
お気に入りのワインは、ぜひお早目に。

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