ソノマ屈指のヴィンヤード「ロキオリ」のブドウをつかい、数々の賞に輝き、アメリカでもその名を知られる有名醸造家「ギャリー・ファレル」氏が醸造しています。2012年は、ギャリー・ファレル氏の引退により、このタッグで手掛ける最後のピノ・ノワールとなりました。とても貴重なワインです!!
野生のスパイス、レッド・チェリー、クローブを思わせるスタイリッシュなアロマが感じられます。熟成によるすばらしい酸味と、ほのかなスパイスの風味漂う、活気ある味わい豊かなミディアム・ボディです。
ロキオリ(ディジョン、クローン115、777、ポマール4)とアレン・ブドウ園(ロキオリによる管理。ディジョン、クローン777)のピノ・ノワールがつかわれています。夜間に収穫、肌寒い早朝に温度調整したワイナリーで果実を低温で処理しています。手作業選別の後、除梗し、再び粒を手で選別。オープン・トップの小さなタンクで10日間発酵、5日間の低温浸漬。天然及び培養酵母使用。1日3回、手作業でパンチング・ダウンしています。
フレンチオーク樽(新樽40%、残りを2年ものの古樽60%)で16ヶ月熟成しています。
■スタッフ・ひのみのコメント
ソノマの伝説が共演!ギャリー・ファレルがロキオリのブドウで造ったピノアリシアン・ワインズをわたしが知ったのは、昨年の秋でした。ブラインドで飲みましたが、
はっとするほどおいしく、心を奪われました。すっかり気に入って、調べてみたところ二度びっくり!!
アリシアンは、ワッシーズ定番人気、そして個人的にも好きなワイナリーの1つ『ギャリー・ファレル』の創業者であるギャリーさんが手掛けた貴重なワインだったのです。
ギャリーさんは、カリフォルニア・ピノノワールを世界に知らしめた伝説の醸造家です。自身の名を冠するワイナリーを売却した後、ワイン業界を引退する前に造った最後のヴィンテージがアリシアンの2012年。
こだわりを全て集約した“ギャリー・ファレルさんの集大成”と言えるワインは、このアリシアンで生まれました。またアリシアンは、カリフォルニア屈指の畑であるロキオリから、ブドウの供給を許された数少ないワイナリーの1つです。元々、栽培農家であったロキオリが自社のワインを造り始めた際、コンサルタントを務めたのはギャリーさんでした。ロキオリとの深い信頼関係は言わずもがな。
「ソノマワイン特集で、どうしてもアリシアンをご案内したい!!!」事あるごとにバイヤーへ持ち掛け(笑) 半年後にやっと入荷が叶った、わたしにとって思い入れの深い1本です。
その味わいは全てにおいて、なめらかで品があります。赤すぐりやチェリーの果実味に、スモーキーな樽香やクローブ、紅茶のアロマが重なります。そして酸もしっかり健在でさらなる熟成のポテンシャルも感じられます。
わたしは河内鴨の炙りと合わせて、旨味と幸せを噛み締めながらいただきました^^しなやかな口当たりと、美しく長い余韻に包まれていただきたいです。とっておきの日を彩る1本に、ぜひアリシアンをどうぞ。