チリその他　赤ワインOther Chile / Red

世界で注目を集めるクロ デ フのカジュアルレンジのピノ ノワール。繊細な赤果実のアロマとフレッシュな酸がバランスを整え、複雑でエレガントな余韻が続きます。

土壌：古生代の花崗岩土壌

7日間マセラシオン後、ステンレスタンクにて天然酵母で醗酵（全房10％） コンクリートタンク14カ月熟成後、瓶熟12カ月

明るい赤紫色でリムはバイオレット。ブラックベリーやブルーベリー、プラム等の黒い果実の香りが幾層にも重なりかすかにミントのアロマも感じられます。口に含むと程よいボリューム感とベルベットの様ななめらかなタンニンが感じられ、エッグタンクや澱との接触から来る凝縮感もありながら、エレガントなスタイルに仕上がっています。

ラテンアメリカ初のバイオダイナミック農法、有機栽培ブドウ100％使用した驚愕の品質。チリワインの最高峰ワインです。


「Ge」とは古代ギリシャ語で「地球、大地」を意味し、ブドウの栽培されている土地と宇宙、人間のエネルギーとの強い結びつきを表現しています。

ワインはエミリアーナのバイオダイナミック農法の中核となるコルチャグア・ヴァレーのロス・ロブレス自社畑のブドウで醸造されるウルトラ・プレミアム・ブレンド・ワインです。

2003年のファースト・ヴィンテージは 2005年にリリースされ、チリそしてラテンアメリカ初のバイオダイナミック農法のワインとなり、エミリアーナのアイコン的ワインとなりました。

カルメネールの銘醸地の一つとして知られるヴァレ・デ・コルチャグアに位置するロス・ロブレス・エステートは、エミリアーナのオーガニック・バイオダイナミック農法の聖地です。ホセが1998年にこの地で試験的に始めたこの農法が今のエミリアーナの原点です。

この地で育つ古い樹齢のカルメネールから造られたこのワインは、ホセのたどって来た足跡の結晶です。ロス・ロブレス・エステートには、57歳で亡くなったホセを称えるために、敷地内から集められた57個の岩が置かれたメモリアルエリアがあります。57 Rocas は「57の岩」の意味です。

■テイスティング・コメント
凝縮した藍色に近い紫がかった赤色。ブラックベリーやプラム、ブルーベリーなどの黒い果実のフルーティな香りが中心となり、その後にかすかなフローラルなアロマが感じられます。口に含むとオリーヴや白い花の香りが感じられ、シルキーな口当たりとほどよいボリューム感を持つフィニッシュの長いワインです。

■ヴィンテージについて
太平洋のフンボルト海流の冷気の影響を受ける。一定の湿度が保たれ、平均気温は夏で25度、冬で14度ほど。2020～2021年シーズンは雨の多く寒い冬に始まり、降水量も前年より多い230mm。春は寒く数回か霜が降りたが、シラーは発芽が遅い品種の為、影響は無かった。完熟のプロセスは春から夏の穏やかな気温の為前年よりゆっくりと進み、結果、収穫も遅れたが、バランスの良い完璧なブドウが収穫されました。

■畑について
沿岸山脈の麓の広がるカサブランカのラ・ヴィニジャ・ゾーンにあるラ・ケブラーダ・ヴィンヤード。海抜380ｍの位置にあります。

■土壌について
深い花崗岩由来の崩積土。粘土質成分は少なく砂質ローム質。結果、根が地中深く伸びる。弱酸性（pH6.1～6.3）、有機物は少なく、中庸な肥沃度で塩分濃度は低い。

■醸造について
手摘みで収穫されたブドウは、重みでブドウが潰れないように小型のケースに入れられ、ワイナリーに運ばれた後、直ちに冷却されます。選別はコンベアベルトの上で2回行われます。１回は房選り、２回目は除梗後の果粒の選別をします。その後ブドウを破砕して重力の力でコンクリートと木製タンクに移し、約2日間6～8度で低温浸漬させます。その後温度を上げ天然酵母によるアルコール発酵が始まり、温度は20～24度に保たれ、同時にポンプオーバーも行われます。その後ワインは卵型セメントタンクとコンクリートタンクの中で5カ月熟成され、その間にマロラクティック発酵が自然に始まります。人為的な清澄作業は行われず、ボトリング前に1ミクロンのフィルターでろ過されます。


■サルヴァヘについて
有機栽培、バイオダイナミック農法でブドウを栽培し続けてており、これらの農法で栽培するブドウは年々健康で病害虫に強いブドウになっていくそうです。その強靭なブドウから造られたワインはSO2を使用しなくてもとても美しいワインに変化します。冷涼なカサブランカでゆっくりと成長したシラーをメインに、エレガントで味わい深いワインがまた一つ誕生しました。

「Salvaje （サルヴァへ）」はスペイン語で、「野生」の意味。

イチゴ、ラズベリー、ブルーベリーのアロマにほのかなスパイスが心地よい。溌剌とした酸とジューシーな果実味が柔らかいタンニンとともに口内を豊かに満たす。太平洋岸に近く昼夜の寒暖差が大きいロサリオ ヴァレーに位置するバイオダイナミック認証畑のブドウを手摘み、フレンチオーク樽で１１ヶ月間熟成。２０２１年は全般に冷涼でブドウはゆっくり成熟した。

スミレと赤い果実のアロマに胡椒やチョコレート、オーク由来のスパイスが混じる。口当たりは柔らかく、豊潤な果実を緻密なタンニンがバランスよく支え、長く複雑な余韻に導く。手摘みしたバイオダイナミック栽培ブドウを自然発酵、フレンチオーク樽で１６ヶ月間熟成。

鮮やかなチェリーやブルーベリーのアロマにほのかな黒胡椒がスパイシー。上品な果実の風味をほどよいストラクチャーがしなやかに支え、心地よい余韻を伴う。冷涼で雨量が多く花崗岩質土壌でピノ ノワール栽培に適したイタタ ヴァレー沿岸部の畑から。フレンチオークを用いて６ヶ月間熟成。

アタックにフレッシュなベリーやカシスのキャラクターが樽のエレガントな風味と共に現れます。フルボディでバランスの良い酸、香り豊かなフレーバーが特徴のピノ ノワールです。

土壌：砂を含むローム質土壌

ステンレスタンク（全房醗酵10％） ステレスタンク / フレンチオーク樽 9カ月

完熟イチゴや赤系果実のフレーバーにバニラ香や軽い樽香も立ち上がります。フルボディ且つシルキーな口当たりのしっかりタイプなカベルネ ソーヴィニヨンです。

ステンレスタンク醗酵 20％のみフレンチオーク樽熟成 6カ月

赤果実やストロベリー、紅茶、ザクロ、森林、春先の芝、セージ、腐葉土などのアロマが広がります。細かなタンニンとミネラリックな質感を持ち、いきいきとした赤果実が見事です。

土壌：石英が混じった花崗岩質土壌

天然酵母使用、30％全房、70％全粒にてステンレス＆コンクリ―トタンク醗酵 トーストしないフードレ（大樽）、エキポシ樹脂

ボルドー格付け第1級、ムートン ロートシルトとチリのコンチャイトロが最高峰のフランコ チリワインを創る目的で始められたジョイントヴェンチャーです。ファーストヴィンテージは1998年です。通常CS主体でワインは造られます。名前はモーツァルトの「フィガロの結婚」に登場するアルマヴィーヴァ伯爵に由来しています。
アルコール度数：14.5％

ダークチェリーや完熟プラム香を持ち、甘いスパイス香のアタックが印象的。タンニンがボディ、ストラクチャーに長い余韻を持たせ、酸がフルーティな特徴をバランスよくまとめています。

土壌：粘土、砂質、石灰交じりの痩せた堆積土壌

ステンレスタンク フレンチオーク樽 12カ月（225Ｌ/新樽比率 35％）

色は明るいチェリーレッド。チェリーやイチゴ、ブラックベリーなどの果実から、すみれや地中海のハーブのような香りまで、非常に複雑な香りがある。ミディアム・ボディできめ細やかなタンニンとはっきりした酸が、しっかりとした骨格と余韻を造り上げている。

ラポストールは1994年グランマルニエの創業者のひ孫が創設したワイナリーで、フランスでのワイン造りの経験を活かしながら、チリのテロワールを表現しています。マウレのドライファーミングの畑。古木のパイスの台木にグルナッシュを接ぎ木。手で丁寧に除梗後、7日間10℃で低温浸漬。ピジャージュ数回/日、マロラクティック発酵後、4年使用樽で17ヶ月熟成。赤い果実のアロマと、フレッシュなハーブのニュアンス。程よいボディがあり、いきいきとした酸のある、余韻の長いワイン。

カシスや赤系果実の完熟アロマにメンソールのヒントとオークからくるスパイス香が綺麗に溶け合います。奥深い香りとしっかりとした骨格のあるワインです。

土壌：深い土質の崩石土壌、砂と粘土を含む崩石土壌

ステンレスタンク 80％フレンチ＆20％アメリカンオーク樽にて12カ月熟成（225Ｌ、新樽比率20％）

完熟プラムのフレーバーにチョコやスパイス香。そしてスモーキーな香りが広がります。滑らかな口当たりのエレガントな赤ワインで、長い余韻が特徴です。

熟成：フレンチオークスティーブ使用。タンクにて3カ月熟成

ナチューラは自然のエッセンスを表現する目的で造られたワインです。

暖かく乾燥した夏と気温が低く雨が多い冬に象徴される地中海性気候で、季節によって大きく変動する降水量が特徴です。使用するブドウは区画によって様々でワインのキャラクターを作り出します。

自然環境に配慮しながら有機農法で栽培され、大自然が育んだピュアなブドウから造られています。実践されている有機栽培は、ブドウが育てられている畑の個性であるテロワールを最も表現できる農法で、より高品質の、より味わい深いワインが生まれます。有機栽培によりブドウに蓄えられたテロワールのフレーヴァーがユニークで複雑味を持つワインとなります。

ピュアでナチュラル、そしてプレミアムである事。これが今、世界中で求められているワインです。2010年に日本でリリースされて以来、数々の金賞や5つ星など日本のワインマーケットでも認められたコストパフォーマンスが 高いプレミアムワインです。

ブラックベリーの香りにハーブやサンダルウッド、スパイスの風味が複雑に混じる。ビロードのように滑らかなタンニン、ミネラリーでエレガントな余韻には花崗岩土壌の自社畑ロス　リンゲス　エステートらしさが見て取れる。手摘みブドウは選果後、１０℃で５日間低温浸漬してから自然発酵、フレンチオーク樽で１４ヶ月熟成。

純粋な果実にスパイスやココアの風味が凝縮感と複雑さを加え、ミネラリーに引き締まった余韻が長く残る。ロス　リンゲス地区北部の火山性玄武岩土壌の自社畑（セロ　バサルト＝玄武岩の丘）単一ブロック（Ｇ２）の手摘みブドウをフレンチオーク樽で１８ヶ月間熟成。