ベル ヒルBell Hill
ニュージーランドのポテンシャルを証明する生産者
ベルヒルはニュージーランド南島のカンタベリーにあります。1997年にオーナー夫婦の、Marcel Giesen(マーセル・ギーセン)とSherwyn Veldhuizen(シェルウィン・ヴェルデゥイゼン)によって、ノース・カンタベリーのWeka Pass(ウェカ・パス)エリアに創立された極小のブティック ワイナリーです。ちなみに、マーセルは、カンタベリーでは皆がしってる、(カンタベリー地方を代表するギーセン 一家のワイナリー、ギーセンワインの息子達の一人です。
時としてシャルドネは、年間に生産量約1樽、ピノ ノワールは5樽のみと常識から並外れた生産量のベルヒル。ベルヒルの造るワインはメーリングリストだけで完売してしまうワイン ラヴァー垂涎の的であり、同時にニュージーランドだけでなく世界で最も渇望されている存在なのです。
最初のヴィンテージは1999年の『オールド・ウェカ・パス・ロード』。この名前は、ここの住所Weka Pass(ウェカ・パス)に由来します。その後、2003年にファースト・キュヴェを名乗れる実力のワインが出来たため、それを『ベル・ヒル』と名づけました。
ベルヒルの畑について
ベルヒル周辺は20世紀初頭は石灰の採石場だったため、土壌は真っ白の石灰質。それは、中途半端な成分では無く、風が起きれば周辺にチョークの粉が舞ってしまう程。周りには何もない1ヘクタール弱の土地を開墾し葡萄が植えられています。
ベルヒルの葡萄畑は3つのブロックに分けられ、それぞれは全て北向きの緩やかな丘あります。最初の年、1997年にピノノワールが植えられ、翌1998年と1999年にはピノノワールとシャルドネが植えられ、2005年には若干のリースリングが植えられました。
ピノノワールは全てディジョン、またはポマールのクローンが使われています。一番古いブロックであるQuarry Block(クアリー・ブロック)は9259本(1ヘクタール当り)、ヒルサイド・ブロックには11111本(1ヘクタール当り)、そしてライムワーク・ブロックには9090本が植えられています。畑により石灰岩を畑にまき、日光の反射をよくさせ、葡萄の糖度を上げ、バランスよいものを造り上げるよう工夫を重ね努力しています。
葡萄の房はニューワールドにおいては例外的とも云える表土から、すぐの低い位置を保たれ、マルセル ギーセンとシャーウィン ヴェルドゥイツェンの夫婦が望む著しい品質を兼ね備えた果実が実るのです。