キングス・ローはチェッカーボードのコンパニオン・ワイン。
ヴィンテージにより差はありますが、レッド・ワインには最上のブレンドを使い(収穫量全体の約30%)、残りの40%がキングス・ローとなり、残りの30%は使いません。キングス・ローを作ったのは「力強く凝縮感があっても、長く寝かすことなく飲めるワインが欲しい」と二人のオーナーが考えたからです。
2011年は雨の少ない乾燥した年だったこともあり、収穫は例年より遅く始まり、短い期間に集約されました。果実の均一な成長具合は、完璧に近い栽培管理を可能にし、収穫前に収量を抑えるために実を落とし、選果や収量の調整をしっかりと行うことができました。その結果アルコール度数が高くなりすぎることなく、最適な状態でブドウを収穫することができました。ブドウの樹齢が高くなるに従い、ヒルサイドにある畑のブドウの個性が強くリッチになります。2011年はその豊かな個性がよく表出されたヴィンテージと言えます。
醸造:60%仏産新樽(225? ローリング・システム付)、20%を上の写真の仏産木製発酵槽、20%をステンレス・タンクで発酵させました。
熟成:仏産225?の新樽で30ヶ月熟成させました。
キングス・ローのブレンドを行う際に、レッド・ワインにも使ったのと同じロットを複数加えました。これは自社畑の類いまれな個性を表し、リッチな味わいや鮮やかな色合いを出すために必須と感じたからです。
美しいバランスが最初から最後まであり、瑞々しい赤い果実のアロマ、あまやかでよく熟したタンニン、ジャミーな味わいが重層的に感じられるフィネスのあるワインに仕上がりました。
- Checkerboard Kings Row [2011]
- アメリカ/カリフォルニア
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- カベルネソーヴィニヨン87%、プティヴェルド7%、メルロー6%
- 750ml