2013年は極めて低収量で、凝縮した果実が実ったヴィンテージ。赤いバラ、スミレのフローラルな香り立ちで、ラズベリーの果実にスターアニスやサンダルウッドが溶け込み、エキゾチックな味わいです。きめ細かなタンニンが口内を覆い、ミネラリーでスムーズな余韻が長く残ります。
■アタ・ランギについて
アタランギは、1980年にクライヴ・ペイトンと妻のフィル、そしてクライヴの妹アリソンと夫のオリバー・マスターズの4人のパートナーシップによって設立されました。
1980年、マーティンボローの町の外れに、痩せた牧草地を購入し、ピノノワールなどを植えました。そこは「マーティンボロー・テラス」と呼ばれる砂利に覆われたシルト粘土土壌で、約20メートルの深さまで水はけのよい地層がつづき、凝縮したブドウが実ります。このテラスの評判はすぐさま広まり、マーティンボローは一躍、ニュージーランドを代表するピノ・ノワールのプレミアム産地として認知されました。
そして、現在、アタ・ランギが造る、深みのある優雅で洗練されたピノノワールは世界的評価を確立し、ニュージーランドTOP5に挙げられるほどの生産者となっています。
余談ですが、アタランギの畑に植わっているピノノワールの多くはエイベルクローンと呼ばれる葡萄で、そのルーツがロマネ・コンティであることは有名な話です。
- Ata Rangi Pinot Noir Martinborough[2013]
- ニュージーランド/ワイララパ/マーティンボロー
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: やや重口甘-辛: 辛口
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- 750ml