商品情報
「クロスローズ」は、ラッド・エステイトのセカンド的ブランドです。クロスローズは、全て自社畑のブドウのみで造られ、醸造もトップ・ブランドの「ラッド」とまったく同じで、ブレンド・セレクションの時に分けられ、熟成、瓶詰めされます。
グラスからしっかりと立ち上がるアロマは、柑橘類を剥いた時のフレッシュさ、グアヴァなどのトロピカルな香り、洋ナシ、グレープフルーツの苦み、石灰の粉、アーモンド、刈り立ての草を感じます。ミディアム・ボディで、しっかりとした厚みがあり、柑橘類のフレッシュさとおだやかな酸が気持ちの良い余韻を演出しています。
畑は、ナパ・ヴァレーの西側マヤカマス山脈の南側に位置するマウント・ヴィーダー地区の北、標高490mに32haの土地を持ち、6.5haにブドウを植樹し、オーガニック栽培しています。畑の周りにも、ラッド農園としてオーガニック野菜、ハーブ、オリーブを栽培されています。畑は、山の頂上近く、東南向きで、30度近い斜面もあります。冷たい風が吹き込むことで秀逸な酸をキープし、朝日を十分に浴び、ゆっくりと熟し、糖度は高くまで上がらず、フレッシュさを保つソーヴィニヨン・ブランに最適な畑です。
余談ですが、畑のある土地は、ルイ・マルティーニの邸宅があったことでも知られる「エッジ・ヒル」と呼ばれるカリフォルニア最古の畑のひとつです。購入時は、ブドウの樹こそありませんでしたが、この畑に植樹する品種は「フランス/ロワールの異才、鬼才」と言われたディディエ・ダグノー(故人)のアドバイスによるもので、植え替えの指南役は、世界的に名を馳せる醸造家「リッジ」のポール・トレーバーだったという逸話が残っています。
醸造は、コンクリート・タンク41%、数年使いのフレンチオーク樽34%、フレンチオーク新樽25%にて、醗酵、熟成を約9か月間行うことで、ブドウの個性や複雑味を醸し出しています。
■ラッドについて
ラッドは、ナパヴァレー/オークヴィル銘醸地に自社畑を持つ老舗ワイナリーは、新たな後継者を得て伝統の継承と革新を続けており、これからも更なる注目が集まります。ラッド・エステートは創業者・故レスリー・ラッド氏が、1996年にオークヴィルの国道より東側のオークヴィル・クロスロードとシルヴァラード・トレイルが交差するナパ・ヴァレーでも特級のワイナリーが結集する地区に自社畑を購入しました。
ボルドーのシャトー・オー・ブリオンを目標に、素晴らしいテロワールと名立たるワインメーカーのバトン・リレーにより高い評価を受けてきました。ワインは自社畑のみから造られ、赤ワインは銘醸地オークヴィルから、白ワインはオークヴィルの西側山麗マウント・ヴィーダーに自社畑を持ち、オーガニック栽培を行っています。
2015年にシャトー・マルゴーのインターンを終え、ワイナリーに戻ったレスリーの娘サマンサが、父レスリーの情熱と宝物である自社畑のワインを継承し、新たな息吹を新しいチームと共に吹き込んでいます。「クロスローズ」は自社畑のみで造るセカンド的ブランドです。
基本情報
英語名 |
CROSSROADS by RUDD Sauvignon Blanc Mt.Veeder Estate[2020] |
生産地 |
アメリカ/カリフォルニア/ナパ/ナパヴァレー/マウントヴィーダー |
生産年 |
2020 |
生産者 |
ラッド ワイナリー情報を見る |
タイプ |
スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口 |
品種 |
ソーヴィニヨンブラン おすすめソーヴィニヨンブランを見る |
容量 |
750ml |
評価・得点 |
ワイン・スペクテイター:92点ワイン・エンスージアスト:94点 |