カリフォルニアワインとニュージーランドワインのオンラインWassy’s 受注担当
今日はフランス ロワール ワイン。
春になるとロワールが恋しくなる。
そんなJに舞い込んだ ロワールワイン セミナーの話。
≪喜んで!!≫参加です。
ドメーヌ ランドロンのジョセフ(ジョー)・ランドロンさん(右)と
ドメーヌ サン・ニコラのティエリー・ミッション(左)さん
お二方ともヴィオディナミに全身全霊を傾けていらっしゃいます。
そのあふれんばかりの情熱は、見ているだけで圧倒されそうなほど。
で、情熱いっぱいのお話は長くなりそうなので、
今日はドメーヌ ランドロンにスポットをあててのご紹介です。
今さらですが、何でヴィオディナミなんですか?
お話を伺ってまいりましたよ。
ロワール川が大西洋に注ぐあたり一帯を占めているのがミュスカデ。
そこではフルーティで爽やかな辛口ワインがたくさん作られています。
中でも、≪セーブル・エ・メーヌ≫はとても重要なところ。
セーブル川&メーヌ川という意味で、ロワール川の支流の一つなのです。
そこで造られるミュスカデは、単一品種であるために、なかなか個性を出しにくいんです。
その個性を与えるためには何が必要なのかと一生懸命考えられました。
行きついた答えは土壌≪テロワール≫!!!
土壌が個性を与えるのです。
そのためには健康な土壌じゃないと実現できないんです。
だからヴィオディナミ。なーるほど、そういうわけなんですね
実はドメーヌ ランドロンとしてはずいぶん前から
荒れた畑を何とかしないと、病んでるブドウを元気にしないと、と
減農薬をしていたそうなのですが、徐々に変えていき
1999年には完全にヴィオディナミへ。2011年には認証をとっています。
木下インターナショナルさんのホームページを拝見すると・・・
ドメーヌ ランドロンのジョセフ(ジョー)・ランドロンさんは
≪ミュスカデ セーブル・エ・メーヌの地にビオディナミで耕作される自社畑は17.5ha。
微生物に富み、特に1haあたり6~10トンは居ると言うミミズが土中に酸素を通し、土作りをしている。
豊かだが、僅か20cm前後の表土の下には角閃石、石英、片麻岩の岩石層となっている。
岩石は風化され土中の水分に溶け出し岩石層深く張り出した葡萄の根から吸い上げられ、
果実そしてそこから生まれるワインに充実したミネラルの味わいを与える。≫
ミネラルに富んだ素晴らしいミュスカデ。
ずいぶん前にシャブリが高騰の折には、
競ってパリジャンたちに飲まれていたという話を聴いたことがあります。
ですが、まだ世の中にミュスカデの良さは知られていない気がします。残念。
皆さん飲んで~!ミュスカデ!!
ドメーヌ ランドロン ミュスカデ セーブル エ メーヌ シュール リー レ ウー[2014]
グレープフルーツの爽やかな香り、しっかりしたミネラルを感じる。
お料理は海の幸と相性抜群とジョーさん。ムール貝の白ワイン蒸し絶対合うと思う!
ドメーヌ ランドロン オムニビュール ブリュット ナチュール
フィネス・ミネラルをなくしたくないからとドサージュはゼロ。
それでも後口にほんのり甘みを感じる優しい味わい。
ドメーヌ ランドロン ミュスカデ セーブル エ メーヌ シュール リー ル プティクロ[2014]
同じミュスカデでも土壌の違いでこんなに違うのだな~。
爽やかなリンゴの香り。ミネラルはしっかりあるけどやわらかい。
飲み比べを是非してみてほしい。
残念なことに、出ているヴィンテージでこのプティクロは終了となるそうです。急いで!
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