カリフォルニアワインとニュージーランドワインの オンラインWassy’s
受注担当Jです。
オンラインワッシーズはカリフォルニアやニュージーランドなど、
ニューワールドのワインを中心に取り扱っていますが、
今回は同じ建物内での開催ということもあり、
久しぶりにフランスワインをじっくりと堪能してきました。
それにしても……ブルゴーニュ、ほんまに高くなりましたね。
今さらながら、改めて実感しました。
【気になった白ワインたち】

シャトー ド ルージョン
ブルゴーニュ コート シャロネーズ ブラン オストレア2022 (税込み5,720 円)
活き活きとした酸味と、ほんのり塩味(えんみ)を感じるミネラル感。
レモンやグリーンシトラスの香りに、クリーミーな質感が心地よい一本。
和食なら、白身魚の塩焼きや湯豆腐なんかどうでしょう。

ブレット ブラザーズ
マコン イジェ クリマ レ ヴェルネイユ 2022 (税込み7,150円)
マコンの自然派兄弟コンビによる、柔らかくて旨みのあるシャルドネ。
柑橘とナッツのアロマがふんわり広がり、酸のバランスも絶妙。
グリルチキンやシーフードグラタンにも合いそうです。
ドメーヌ ジャン フルニエ
マルサネ ブラン キュヴェ サン テュルバン 2022(税込み8,800円)
花の香りとミネラル感が印象的。
複雑さがありながらも全体はすっきりとまとまり、うま味がじんわり広がります。
クリームソースのパスタや、ホタテのバター焼きと合わせたい。

アラン グラ
サン ロマン ブラン レ サンク クリマ 2022(税込み11,000円)
思わず「おいしい!」と口にしてしまった1本。
酸と果実のバランスが見事で、ミネラル感とえんみが奥行きを与えています。
シンプルに塩で味付けした鶏もも肉のソテーが合いそう。
ドメーヌ ミシュロ
ムルソー 2022 (税込み20,900 円)
柔らかな口あたりと心地よい酸。
乳酸由来のまろやかさが感じられ、余韻も長くエレガント。
クリーミーなお料理、例えばカニクリームコロッケや白味噌の西京焼きなんてよさそう。

新星ドメーヌ「コント・ド・シャペル」
ブルゴーニュの名門フーリエの当主ジャン・マリー氏が
2022年から手掛ける新プロジェクト。
約7.5haの畑を所有し、栽培から瓶詰めまで自ら行うこだわりの造り。
「フーリエ哲学」を継承した自然なワイン造りが注目を集めています。
現在は息子のルイ氏も加わり、今後の展開が楽しみなドメーヌです。
ブルゴーニュ・シャルドネ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2023 (税抜き13,800 円)
洋梨やリンゴ、白い花の香り。柔らかな酸と豊かなミネラルが溶け合い、芳醇で上品。
ムルソー・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2023 (税抜き28,000 円)
白桃やブリオッシュの香りにバターのニュアンス。
ふくよかでなめらかな口あたりが印象的。
どちらも「久々に、ちゃんとブルゴーニュを味わった」と感じさせてくれる内容でした。
そして、バス フィリップ ワインズ(≧◇≦)
オーストラリア・ヴィクトリア州南部のサウス・ギップスランドに位置し、
冷涼な気候と石灰質土壌が育むエレガントなピノ・ノワールで知られます。
設立者フィリップ・ジョーンズ氏が「自然が語るままに造る」スタイルを貫き、
オーストラリアのピノの頂点と称されてきました。

2020年以降は、ブルゴーニュの名手ジャン・マリー・フーリエが栽培・醸造を担当。
テロワールの個性と繊細なフィネスを兼ね備えたワインへと進化しています。

バス フィリップ ワインズ エステート ピノノワール [2023]
赤いリンゴやチェリー、森の香り。
やわらかな果実味が広がり、クローブやカルダモンのようなスパイスの余韻。
いま飲んでも十分楽しめますが、5年ほど熟成させるとさらに深みが出そうです。
→ 料理なら、鴨のローストや豚の生姜焼き、きのこのバターソテーなどもおすすめ。

バス フィリップ ワインズ プレミアム ピノノワール [2022]
より凝縮した果実味とシナモン系スパイスのニュアンス。
タンニンはシルキーで、気品と力強さを両立した特別な一本。
→ すき焼きやビーフステーキのような旨みのある肉料理にぴったり。

どのワインも、それぞれの生産者の「思い・哲学」が感じられる試飲会でした。
そしてやっぱり、バス・フィリップの奥深さは別格
ブルゴーニュでもカリフォルニアでもない、唯一無二のピノ・ノワールなのです。



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