カリフォルニアワインとニュージーランドワインの オンラインWassy’s
受注担当Jです。
先日、シャトー・ラグランジュを
いくつかのヴィンテージ&キュヴェで試飲する機会がありました。
正直に言うと、飲む前は「有名シャトーだし、価格なりに良いはず」という程度のイメージでしたが、
実際に飲んでみて感じたのは、
「このクオリティでこの価格帯なら、かなりお買い得では?」という驚き。
とくに印象的だったのは、
どのワインも「ボルドーらしい骨格」をしっかり持ちながら、
重すぎず、飲み心地がなめらかで、素直に“おいしい”と感じられる点。
ラグランジュの歴史を知ると、
この安定感とクオリティの高さにも納得してしまいます。
シャトー・ラグランジュは、ボルドー左岸・サン・ジュリアン村にある、
格付け第3級のシャトーです。
一時期は評価が伸び悩んだ時代もありましたが、
1980年代にサントリーがオーナーとなってから、大規模な設備投資と畑の見直しを行い、
品質が飛躍的に向上。
現在では、「安定して高品質なサン・ジュリアン」として、世界中で評価される存在になっています。
難しく言えばテロワールや醸造哲学…という話になりますが、
「ちゃんとボルドーらしいのに、飲みやすくて失敗しにくい名門シャトー」
これに尽きると思います。
さて、 試飲したのは次の4本

● レ・ザルム・ド・ラグランジュ 2021(白)
柑橘系のレモンやゆずを思わせる爽やかな香りに、
白い花のようなフローラルなニュアンスがやさしく重なります。
酸はきれいでシャープすぎず、口当たりはなめらか。
フレッシュ感がありながらも、どこか落ち着きがあり、
食事と一緒に楽しみやすい、上品で清涼感のある白ワインという印象です。

合う料理としては白身魚のカルパッチョや鶏むね肉のハーブ焼きはどうでしょう?
和食なら、鯛の昆布締めや湯豆腐などもうよさそうですよ。
● レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2022(赤/セカンド)
まだ若さがあり、タンニンは少ししっかりめ。
ただ「ガシガシに硬い」というほどではなく、
赤い果実(紅玉りんごやクランベリーのようなニュアンス)がきれいに感じられ、
口当たりも意外となめらかです。
現時点でも十分おいしく飲めますが、
これからさらに丸くなっていくポテンシャルを感じる1本。
「今飲んでも良し、少し置いても良し」のバランス型です。

合う料理は軽めの肉料理、ハンバーグやトマトソースを使った煮込み、
ローストチキン、ミートソースパスタがよさげです。
少し脂や旨味のある料理と合わせると、タンニンがやわらかく感じられるそうです。
● シャトー・ラグランジュ 2022(グラン・ヴァン)
色調は濃く、凝縮感のある果実味が印象的。
ただし重たさはなく、タンニンはきめ細かくなめらかで、
口当たりもやわらか。
フルーティさと骨格のバランスがよく、
“今飲んでもおいしいが、将来さらに良くなりそう”と感じる完成度です。
若いヴィンテージながら、
ラグランジュの「現代的で洗練されたスタイル」がよく表れています。

合う料理はもちろん牛肉。どーんとステーキやローストビーフ、すき焼き。
赤ワイン煮込みなんか最高です!
● シャトー・ラグランジュ 2019(グラン・ヴァン)
タンニンがほどよく溶け込み、全体に丸みのある口当たり。
果実味・酸味・渋みのバランスがとてもよく、
“ボルドーの良さ”がわかりやすくまとまった飲み頃感のある1本です。
2019年はボルドーの良年として知られており、
ラグランジュもその恩恵をしっかり感じさせてくれます。
「今、安心しておいしく飲めるヴィンテージ」を探している方には、かなりおすすめです。

合う料理はこちらも牛肉、ローストビーフ、ビーフシチュー。そして仔羊のグリルもおすすめ。
なんといってもボルドーと言えば仔羊です。
すき焼き、しゃぶしゃぶもいいと思います(´▽`)

ラグランジュの良さは、
「若いヴィンテージでも飲みやすい」+「熟成させても楽しめる」
この両立にあります。
現行ヴィンテージだけでなく、
バックヴィンテージが選べるのもラグランジュの大きな魅力。
・すぐ飲みたい → 少し熟成の進んだ年
・育てて楽しみたい → 若い年
と、目的に合わせて選びやすく、
“ボルドーの楽しみ方”を体験する入り口としても、とても優秀なシャトーだと改めて感じました。
「有名シャトーだけど、ちょっと高そう…」と思っていた方ほど、
一度手に取ってみると印象が変わるかもしれません。
シャトー ラグランジュChateau Lagrange


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