やっぱり美味しいです♪
ユーゴスラビアから移住してきたマイク・ブラコビッチが1944年に前身のワイナリーを設立し、息子のマテは北島オークランドに近いクメウの畑の植え替えしプレミアムワインを生産するクメウ・リヴァー・ワインズを始めました。ワインメーカーであるマテの息子マイケルはニュージーランド初のマスター・オブ・ワインです。1993年マテが亡くなった翌年に初めて収穫したマテズ・ヴィンヤードのシャルドネは近年毎年高い評価を得、ニュージーランドを代表するプレミアムワインとしての地位を確立しています。
マイケルは1981年、南オーストラリアのローズワーシー・カレッジを首席で卒業した後、家族で経営していたクメウのワイナリーに戻り、ワイン生産を担当することになりました。
雨も多く、気温も安定のないニュージーランドでのブドウ栽培は非常に厳しいものでした。
それから彼は世界中のワイン生産地を巡り、1983年にはボルドー近くのリブールヌにある評判高いジャン・ピエール・ムエックスでワイン造りに携わる機会を得ました。これらの経験を基に、クメウ・リヴァーではソーヴィニョン・ブラン/セミヨン・ブレンドや、メルロ/カベルネなど新しいアレンジのワインを開発しました。
しかし、アメリカを中心とした国際市場で高い評価を得て成功したのはシャルドネです。
もともと、ポートやシェリーなどの酒精強化ワインが主だったニュージーランドの地に、初めて辛口の赤ワインを造ったのはマイケルの父、マテでした。そして1965年にはニュージーランド初のシャルドネ種の栽培に成功したのも偉大な父だったのです。
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