カリフォルニアワインとニュージーランドワインのオンラインWassy’sのフジイです。
先日から、より試験本番を意識して、テイスティングの用語が並ぶリストを使ってコメントを発表するようになりました。
自分の言葉でワインを表現できるということも大切ではあるけれど、今は、あくまでも選択肢の中から何を選ぶか、を学んでいます。
今日のテイスティングは、赤1本。
ジヴリ ドメーヌ ヴォアリック ミシェル ピカール(2012)
ブルゴーニュのピノ・ノワールです。
姉妹店の実店舗ワインストアWassy’sでは、今は2011年のものが購入できます。
そのワインストアWassy’sのFacebookを見てみると、このワインについて、
「『ブルゴーニュ』らしい酸とミネラル」というハダノリのコメントが…。
↑ はーい。これハダノリのコメントではありません。
ハダノリこういう、コメント言いませーーーん♪
なるべく言わないように心掛けてます。
畑で6年も働いたハダノリとしては、どこかの地域“らしい”。
ってあんまり言いたくないと思ってます。
ぶどうの出来は木や房によって違うから。年によっても全く違うし、
ましてや、隣の畑とこっちの畑は全然違う。
ブルゴーニュという大きなくくりをヒトマトメに表現するなんてとんでもないっつ!
と言うのがハダノリの考えです。
誰かにワインの香りや味を伝えるときは、
ワインの事まーーーったく知らない人でも想像しやすい
言葉を使うんです。『酸とミネラル』ってそんなコトバじゃ
なんも想像できないし、“飲んでみたーーいっつ!”て
思わない・・・・
そういうの表現できるように新人にはなってほしい!
と思うのです m(_ _)m
「ブルゴーニュらしいのかぁ」「きっと基本的なことなんだろうなぁ」
けれど、フジイは今日もテイスティングでは分からず…でした。選択肢としてあったものの、選ぶことができなかったんですね。
テイスティング用語のリストに沿って、いつもよりはコメントをし、いつもよりは「理由」を意識して、「澄んで輝きのある明るいルビー色、イチゴやラズベリーなど赤い果実を思わせる香り、ふわっと残る余韻から『グルナッシュ』」と答えました。
今日のテイスティング講師は社長のワシタニ。「グルナッシュは、分からんでもないけど、グルナッシュにはこんなふうな酸は無いし、香りにはもう少し柔らかい熟したベリー系の感じが出るはず」と。
いつもの「なんとなくこんな感じ」から一歩進んで、「なぜなのか」という理由を考えながら答えたものの空振りに終わりました。
自分の中で、今回はきっちり答えられないとだめだったなぁ、と思いながらも、やっぱり一つの品種を導き出すのは難しい、です。
けれど、めげません!
何度も繰り返して、考えて、感じて、少しでも目の前のワインに近づけるように!と、今日は妙に前向きですが、試験まではあと少し。凹んでいる時間はないんです。
いろんな場面で、「焦っているようには見えない」とよく言われるフジイですが、実は、とっても危機感があります。
「あと少しでどこまでできるようになるか」そんなことを思いながら、今晩もテイスティングの自主練です。
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