カリフォルニアワインとニュージーランドワインのオンラインWassy’sのフジイです。
昨日、コンティニュアム・エステートのティム・モンダヴィさんが
ご来店くださいました。
カリフォルニアの父とも称されるロバート・モンダヴィさんの息子であり
1979-2004年のオーパスワンを造った方でもあります。
コンティニュアム・エステートでは、モンダヴィ家が関わってきた
オーパスワンの様にたった一つのワインを造っています。
細身で優しい表情のティムさん。
今回はちょっと特別な2013ヴィンテージを紹介してくださいました。
間違い探しのようですが、
下の写真の2つのラベル、ちょっと違うのがお分かりになりますか?
2013年がスペシャルな理由はラベルにあらわされています。
(画像が悪くてすみません)
とっても素敵なこのラベル、
ティムさんの次女でワイン造りにも関わる
キアラさんが描いたものだそうで、
ワイナリーの畑で、太陽が地平線に隠れる少し前、
太陽の光を受けたカベルネフランの樹が描かれています。
◆違いその1→2013VTラベル、樹の右下に記されている数字
「1・40・100」
1は、
2013年に完成した醸造設備により、
栽培 → 醸造 →瓶詰まで全て自社で行った
ファーストヴィンテージである「1」
40は、
数々のワイナリーで経験を積んできたティムさんの
醸造家としての40周年に当たる「40」
100は、
亡き父ロバート・モンダヴィさんの生誕100年記念の「100」
◆違いその2→樹の上空を飛ぶ白い鳩
キアラさんがラベルを作成する際、ロバートさんに意見を求めたところ
「そんなの知らないよ~」と言われてしまったそう。
けれど、「畑の上に畑を見守ってくれる女神がいるといいんじゃない」と
一つだけアドバイスをくれたんだそうです。
その後、ロバートさんは亡くなってしまいましたが、
2013年、ロバートさんの生誕100年のこの年に
キアラさんはロバートさんが好きだった白い鳩を描き、
ロバートさんが鳩となり畑を見守ってくれているラベルを
作成しました。
コンティニュアム・エステートにとって2013年は特別な年。
このラベルは2013年のみに使用されるそうです。
ティムさんは、説明の中で何度も「New Opus One」と言われ、
「家族全員で自信を持って、たった一つのワインを造り上げていることを
誇りに思っている。このワインは新しいオーパスワンと言っても過言では
ないくらい素晴らしい出来栄えです。」とおっしゃられていました。
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