続きも読んで~(^v^)チョークヒルエステート編(其の2)

j の日々
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カリフォルニアワインとニュージーランドワインのオンラインWassy’s  受注担当 です。

受注J カリフォルニアワインツアーレポート 第4弾!チョークヒルエステートの続きです。


現ワインメーカーのスティーブさんにワイナリの案内をしていただきました。

スタート前にウエルカムワイン≪エステートシャルドネ≫を!

おいしーーい!!
スティーブさん曰く、これはとてもお得なシャルドネだと言います。
よりエレガントで生き生きとしたミネラルを感じることができる(*^_^*)

ブロックごとの特徴を最大限に生かすため、区画ごとに醸造します。
最後にブレンドをするのですが、
収穫時期も区画によって違うため、同じ品種でも別わけしてタンクに入れるそう。

スティーブさんは色々な試みをされていて、
ピノとシラーの発酵の際にオープントップ(蓋を開けた状態)とクローズトップ(蓋を閉めた状態)、
樽と3種類同時進行で見ているところだそう。

それぞれの特徴は、クローズトップは、ブラックベリー、とてもリッチでクラシカルなタンニン。アロマが強い。
オープントップは、より濃厚な味わい。潤沢で、なめらか。
樽醗酵は樽のふたの部分を外してブドウを入れて醗酵するのだが、樽の難しいところは温度管理。
部屋自体の温度管理が必要になります。樽から直接試飲をさせていただきました。


同じ品種でありながら、全然違う!面白いなあ。

ラボも見せていただきました。

ここでクローンの研究もされているのですか?それはあとで・・・

スティーブさんは、面白いなあと思いながら色々と研究をされています。
面白い、興味があるというのはスティーブさんの行動原動力なのかもしれません。

 

それではお待たせしました~!皆さまからいただいた、質問コーナーです。

 

(チョークヒルエステートへの質問)アンディ様、Yoshi様、出口様ありがとうございます!

Q:現オーナーWilliam Foleyさんはいろいろなワイナリーを買ってこられていますが、
  基本的に買収してもオ ペレーションは変えないことが多いと思います。
  ただ、チョークヒルだけは買収後に移り住んでいるということで、
  ほかよりも力が入っているのではと思っています。
   どうして、ここを本拠地にしたのか教えていただきたいことと、
  オーナーが変わってからワイナリーがどう変わったかも教えてください。

A:前オーナーと友人であったこと、前オーナーが愛したこのチョークヒルを
現オーナーWilliam Foleyさんも愛しているから住んでいるし、力も入れている。
ワイナリーがどう変わったかと言われれば生産量が多くなったことくらい。

Q:クローン研究に力を入れていらっしゃるとホームページで拝見しました。
 クローンの開発とは具体的にどういう風にやっていますか
(何種類くらいのクローンから何種類くらい交配品種を作っていて、
 それを何年くらい育てて決めるのか、などなど)とても手間と時間がかかることだと
思っておりますので、是非教えていただきたいと思っております。


A:実はクローンの開発は単純です。
ブドウは枝を挿したところから育っていくので、例えば病気に強い木のクローンを選んで挿して育て増やしていく、
フレーバーが違うものを挿して育て増やしていく・・・地味でシンプルな作業。
自分がつくりたいものをそうやって増やしていっています。
ふーーーん、ラボの中、顕微鏡の中でできているのかと思っていました。でも地味ーーな仕事ですね。

※残念ながら何種類くらいのク ローンから何種類くらい交配品種を作っていて、
それを何年くらい育てて決めるのかということは訊けておりません。

Q:Chalk Hill Sauvignon Blancのファンの方からの質問です。
  このボトルには何故3種類のSBファミリーをブレンドしているのでしょうか?
  3種類それぞれどのような特徴があるのでしょうか?

A:まず、何故3種類のSBファミリーをブレンドしているのかということだが、興味深くてやっている。とても面白い。
それぞれの特徴は次の通り
ソーヴィニヨンブラン:トロピカルフルーツ、マンゴ、パパイヤなどグリーンとか草っぽい。
ソーヴィニヨングリ:とても興味深い品種。色がアンバーで収穫前に色が変わる。スパイスの特徴。
ソーヴィニヨンムスク:ソーヴィニヨンブランによく似ている。クローンSB花のよう。フローラル、ボリューミィ

Q:ワインへの樽の香りを控え目にする最近の傾向をどう思いますか?

A:個人的には新樽が好き。リッチに造ることができるし、フレーバーが好き。

チョークヒルエステート訪問の最後は、専用のテイスティングルームで、
ワインとワインに合わせたお料理を楽しめるという、これまた至福の時間でありました。

長文、最後までご覧いただきありがとうございました。

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