オンラインWassy’sのフジイです。
明日(7/22)は722=ナッツの日だそうです。
こんなナッツ感はいかがですか?
■メゾン・ジョゼフ・ドルーアン リュリー ブラン[2015]
「非常にコストパフォーマンスの高いワイン!」
とドルーアン社が自信を持っておススメする1本。
完熟した黄色い果実やナッツを思わせる、
ふっくらリッチなタイプ。
うま味を感じるようなミネラル感もあり、
厚ぼったくなくてエレガントでとてもおいしかったです。
新樽を15%使用して、樽発酵・樽熟成で造られるこのワインは、
香ばしさもあり、余韻が長めで芳醇。
さて、ドルーアンの研修ツアーから、
ちょうど1ヶ月経ちました。
初めてのワイナリー訪問、インパクトが強く、
自分の中でかなり美化されているのは確かだと思うんです。
…が、何か消化しきれていないものがあって、
それについて日々考えたりしています。
これを読んで下さっているみなさまは、
ワインが好きな方なのだと思いますが、
みなさまがワインにハマったキッカケって、
どんなものなんでしょう…。
あるワインとの出あいだったり出来事だったり、
きっとそれぞれ、いろんなキッカケがあるんだろうな、
聞いてみたいな、などと思います。
私は、大学時代にアルバイトしたワインバーが、
ワイン好きになるキッカケでした。
その後、ただただ飲むことが好きだったワインの
さらなる楽しみ方を教えてくれた
2度目のキッカケとなったのが、
以前にブログで書いたことがある、
お客様が大切に保管されていたカリフォルニアワインの
バックヴィンテージを一緒に飲ませていただいた時。
こんな世界があるのか!?と衝撃でした。
そして、今回の研修ツアー。
これが3度目のキッカケになるような
気がしています。
ワイン業界に入って、仕事としてワインに触れるようになって
勉強したり資格を取ったり…、ワインに少し近づけたかな、
なんて思っていましたが、現地を訪れたことで
おいしいワインができるって大変な労働なんだな、と。
どんな人たちによって、どんなふうにワインが造られているのかを
知ることって大切なことなんだな、と改めて実感しました。
そんな中、直接お話を聞く機会に恵まれた
ドルーアン家の長男で栽培責任者のフィリップさん。
フェイスブックのツアーレポートにも書いたのですが、
フィリップさんの佇まいやワインを飲む時の所作が
あまりに美しくてエレガントで深く印象に残りました。
きっと、生まれた時からワインがそばにあって、
ワインの中で育ってきたと言っていいくらい
フィリップさんにとってワインは身近なものだと思うのですが、
「こんなに大切そうにワインを飲むんだ」と驚き、
「フィリップさんにとってのワインと私にとってのワイン、
何かが違う気がする」と…。
お話しされる内容も、勝手にイメージしていた
華やかできらびやかな印象とは全く違う、
地道な努力と静かな熱意がそこにはあって、
職人さんを見ているような気持になりました。
そこでドルーアン家って?と気になって
フィリップさんのお祖父様モーリスさんのことが書かれてある
『ワインと戦争』という本を読んでみました。
その中には、ドルーアン以外にもローラン・ペリエや
ロワールのユエなど、数々の有名ワイナリーについても書かれてあり、
命を懸けて畑とワインを守った話、
ワインによって救われた人たちの話がありました。
結果的に、「ワインって何だ?」と
いろんなことが、私の中で渦巻いて
自分の中のワイン観が少し変わったような気がします。
せっかくの機会なので、しっかり消化できるまで、
どっぷりがっつり今回の経験に向き合って取り組んでみたいと思います。
なので、まずは個人的に「ドルーアン祭り」。
楽しく飲んで感じるところから始めます。
私は、消化して吸収するまで時間のかかる方なので、
ゆっくり取り組むことになると思いますが、
気長にお付き合いいただけますと幸いです。
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