カリフォルニアワインとニュージーランドワインの オンラインWassy’s
受注担当Jです。
先日、ヴァイアンドフェロウズさんの試飲会で
キムラ・セラーズ(Kimura Cellars)の木村滋久さんにお会いしました!
キムラ・セラーズといえば、
「日本人醸造家がニュージーランドで手がけるワイン」として知られる人気ブランド。
2009年設立、マールボロを拠点に、手造りで丁寧なワインづくりを続けておられます。
日本人らしい繊細さと、ニュージーランドの自然が融合した味わいが魅力で、
毎年新ヴィンテージの登場を楽しみにしてくださるお客様がたくさん。
もちろん、私もその一人です
さっそく木村さん解説のもと新ヴィンテージを試飲させていただきました。
キムラ セラーズ ソーヴィニヨンブラン ホーム ブロック ヴィンヤード マールボロ [2025]
グレープフルーツ、洋梨、白い花。熟した果実の香りが心地よく広がります。
爽やかさの中に、しっかりとした厚みも感じるバランスの良い味わい。
2025年はグレート・ヴィンテージとのことで、奥行きのある印象でした。
白身魚のソテーや、柑橘を使ったサラダなんかと相性が良さそうです。

キムラ セラーズ アルバリーニョ ネルソン [2024]
人気の高い1本。オレンジピールや白い花の香りに、ほんのりハチミツのニュアンス。
やさしい甘みと心地よい酸のバランスで、癒し系アルバリーニョ。
鶏むね肉のソテーや、エビとアボカドのマリネなどにぴったりです。
キムラ セラーズ ドライ リースリング マールボロ [2024]
爽やか。青リンゴや白い花の香り、ほんのりハチミツ。
名前のとおりドライですが、硬さはなくやわらかい口あたり。
天ぷらや白身魚の南蛮漬け、
ちょっと酸味のあるお料理に合わせると引き立ちそうです。
キムラ セラーズ ワインメーカーズ ブレンド マールボロ [2024]
ゲヴュルツトラミネール40%、リースリング40%、ピノ・グリ20%。
それぞれの良さが重なって、レモンピールやリンゴ、白い花、はちみつの優しい香り。
フルーツのやわらかい甘みがありつつも、味わいは辛口。
まさに“木村マジック”華やかで繊細なブレンドです。
単体で飲んでも良さそうですが、
このワインは「包み込むようなやさしさ」が魅力。
甘酸っぱさやほのかな辛みをもつ料理と相性がよさそう。
酢豚やエビチリとの組み合わせはチャレンジする価値ありです。
キムラ セラーズ シャルドネ マールボロ [2023]
桃やオレンジ、白い花の香り。
口に含むとクリーミーで、しっかりとした酸が全体を引き締めます。
ふくらみとミネラル感のバランスが良く、まるでブルゴーニュを思わせる上品なシャルドネ。
グラタンやチキンのクリームシチューなどと合わせたい味わいです。
そして、私のイチオシ!

キムラ セラーズ ピノノワール マールボロ [2024]
2024年は収量が少なく、果実が小粒だったため、
凝縮感のある完熟したブラックチェリーやプラムの香りが広がります。
スパイスやほのかなハーブのニュアンスも感じられ、
口に含むとしなやかなタンニンときれいな酸が調和。
まさに「力強さとエレガンス」を併せ持ったキムラ・セラーズらしい一本です。
このヴィンテージには熟成のポテンシャルを感じますが、
果実味が今も美しく開いているので、すぐに楽しんでも十分に満足できる味わい。
「我慢できずにすぐ飲んでしまうかも」と思う人も多いはず。(私も!)
そして、このピノ・ノワールは和食との相性も抜群。
これまでピノノワールと合わせてきたお料理で断トツ「合うよねー」と思ったのは
豚しゃぶやカツオのたたきです。
果実味と酸のバランスが料理の旨みをぐっと引き立てます。
豚しゃぶなら、ポン酢でさっぱりと。
やわらかな脂をワインの酸がすっと洗い流して、
食後感まで心地よくまとめてくれます。
ごまだれ派の方も、ピノのスパイス感と香ばしさがよく合います。

カツオのたたきなら、炙りの香ばしさとピノのスモーキーな要素がぴったり。
ポン酢に少しオリーブオイルを加えて“洋風アレンジ”すると、
果実味がやさしく引き立って相性がより深まります。
どちらも手軽に作れる家庭料理ですが、
キムラ・セラーズのピノと合わせると、
一気に“ワインのある食卓”へと格上げしてくれるような満足感があります。
キムラ・セラーズのワインは、どれもやさしさと芯の強さを感じる味わい。
日本の食卓にも自然に溶け込むスタイルで、
「今日はどれを開けようかな」と考えるのが楽しくなるワインたちです。
ぜひ、いろいろ試してみてくださいね。



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