受注J カリフォルニアワインツアーレポート(^○^)チョークヒルエステート編(其の1)

j の日々
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カリフォルニアワインとニュージーランドワインのオンラインWassy’s  受注担当 です。

さて今日はレポート第4弾!チョークヒルエステート です。

今回は申し訳ございませんが、前半後半の2部に分けさせていただきます(@_@;)
質問コーナーは後半に入りますので、少しお待ちくださいね。

さて、チョークヒルの全容を見渡すと、山あり谷あり川あり池ありと、
考えられる地形の要素がすべてこのチョークヒルにあるようです。
それもそのはず、2200万年前の地殻変動に始まって、 プレートの移動、地層が隆起しできた山。
山ができれば谷もでき、雨がたまれば川ができる。
それを長い間かけて何回か繰り返して できたユニークな地形。

訪問前はこのユニークな地形ということが全然ぴんとこなかったのですが、
行ってみて納得

熊本の地震で私たち日本人は断層のずれを目の当たりにして、
自然の力の大きさ、怖さをあらためて思い知ったところです。

ここチョークヒルエステートでは長い時をかけてそういったことが何度か繰り返されているのですが
さらに200万年前の火山噴火、風雨、川の流れによって
いろいろな地層が混じっています。

ヴィンヤードマネージャーのマークさんに畑を案内していただきました。

火山性の石岩が多いのですが、非常に多様性に富んでおり、
13種類もの種類の土壌が混在しているとのこと。

漠然としていてよくわからないなあ・・・、具体的にはどういうことですか?

ブルゴーニュ、ボルドー、ローヌと同じ土壌がチョークヒルの敷地内に混在していて、
その区画のテロワールに合った品種を見極め、栽培しているということです。

何となくお分かりいただけましたでしょうか。

敷地内の地形は山あり谷ありのかなり特殊な地形。
そこに常時海(太平洋)から吹いてくる冷たい風によって
涼しい区域があるかと思えば、山で遮られた区域では温度が高く暑くなります。

実際に訪れた時間帯は日もさんさんと照り付ける午後であったのですが、
風がビュービューと吹き付けて気温はそれほど高く感じられませんでした。
(ちょっと肌寒く感じるほど)
ところが、風が遮られる場所ではかなり暑く、同じ地域なのにこんなに気温差があるのかと驚きました。

昼からはすっきり晴れているのですが、午前中は太平洋からの霧が膝上位まであり、
普通に歩いていてもびっしょり濡れる位だとヴィンヤードマネージャーのマークさん。
実際に午前中は霧に覆われていたのを見ました!日本ではほとんどお目にかかれない風景。
この気候がシャルドネに最適で、グランクリュサイトと仰っていました。

敷地は530ha。灌漑用の人口の池があり、冬の雨ををこにためます。
夏は雨が降らないので砂漠状態。この池の水を使って灌漑を行います。
そしてこのワイナリは水だけでなく、電気もソーラーで自給自足を行っているといいます。
すごーーい!!

チョークヒルエステートを有名にしたシャルドネ。
このシャルドネが植えられる火山性土壌は200万年前の火山噴火によるもので
鉄分を多く含んでおり、それによりのその鉄分が酸化して赤い土を形成しています。

それが冷やされ割れていき、風、雨、により細かい土になって土壌になっていきました。
そこから大きな岩を取り除き、ヴィンヤードとしています。
実際に掘り出された岩が並べられていたのですが、
本当に大きな牛ぐらいの大きさの岩がゴロゴロ!仰天してしまいました!!

チョークヒルのチョークは海洋性の石灰でなく、火山灰による白い土壌をチョークと呼んだのです。

そうか、チョークといえば、白亜質をイメージしていましたが、違ったのですね。

さてさて、この続きは後半編(其の2)でご覧ください<(_ _)>

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