カリフォルニアワインとニュージーランドワインの オンラインWassy’s
受注担当Jです。
アタ・ランギからは醸造家のヘレンさん、
パリサー・エステートからは栽培醸造責任者ガイさんがご来店くださいました。

前日にヴィレッジ・セラーズの前田さんが、
予習も兼ねてたくさんの試飲ワインを届けてくださったので、
しっかりテイスティングを済ませて、お話を伺う準備万端に。
せっかく、マーティンボローを代表する名門ワイナリーが2つも来てくださったのですから、
今回のご紹介は2回に分けてお届けしたいと思います![]()
まずは、ピノ・ノワールの名手「アタ・ランギ」からご紹介します。
ニュージーランド・ワインの銘醸地「マーティンボロー」で、
1980年代初頭からピノ・ノワールの可能性を信じて挑戦してきたパイオニア的な存在。
その品質は世界的にも高く評価され、
「ニュージーランドのTOP5生産者のひとつ」と称されています。
豊かな果実味と繊細な造りが特徴で、
フランスでもカリフォルニアでもない、
まさにニュージーランドならではのピノ・ノワールが楽しめるワイナリーです。![]()

醸造家ヘレンさん
今回ご来店くださったのは、アタ・ランギの醸造を担うヘレン・マスターズさん。
とても温かくて気さくなお人柄が印象的で、
ワインへの深い愛情と誇りが自然と言葉ににじみ出るような、素敵な女性醸造家です。
2003年からアタ・ランギのチームに加わり、
いまやワイナリーのスタイルを支える中心的存在。
「その土地を映し出すこと」
「飲む人が幸せになれるワインをつくること」を大切にしている方で、
まさにアタ・ランギの魅力を体現するような醸造家でした。
なかでもおすすめのワインたちはこちら!

アタ・ランギ ピノ・ノワール 2020 (写真右)
クランベリーやイチゴといった赤い小さな果実の香りに、
ドライハーブのニュアンス。
口に含むと、鮮やかでしなやかな味わいが広がり、
繊細なタンニンとともに「まるで上質なブルゴーニュ?」と錯覚するほどの仕上がりです。
深みと洗練を兼ね備えた1本で、アタ・ランギの真骨頂ともいえるピノ・ノワール。
アタ・ランギ クリムゾン ピノ・ノワール 2023 (写真左)
若木(樹齢5~25年)のブドウを使用した、アタ・ランギのセカンド・ラベル。
フレッシュでチャーミングな果実味が楽しめる、
まさに“今飲んでおいしい”ピノ・ノワールです。
カジュアルなスタイルながら、
アタ・ランギらしいエレガンスもきちんと感じられる、完成度の高い1本。
その他、こんなワインも魅力的でした!
アタ・ランギ テ・ワ ソーヴィニヨン・ブラン 2024
やわらかなミネラル感に、ライムやローズマリー、ジャスミン、
シャーベットのようなアロマ。
そこにカシューナッツやゴーダチーズのような旨味が重なり、
複雑で奥行きのある味わいが広がります。
ソーヴィニヨン・ブランらしからぬ、包み込むような厚みと余韻が印象的でした。
アタ・ランギ ピノ・グリ 2024
洋梨やライチ、柑橘系の爽やかな香りに、バラやジャスミンの華やかさ。
口当たりはやわらかく、ナツメグやジンジャーのスパイス感と
みずみずしい酸味のバランスが絶妙。
食事と合わせても楽しい、完成度の高い白ワインです。
アタ・ランギは、
果実のピュアさと奥行きのある味わいを兼ね備えた、
マーティンボローを代表する造り手。
今回の訪問で、ヘレンさんの丁寧なワインづくりとその魅力を、
あらためて感じることができました。
ぜひこの機会に、アタ・ランギのワインを体験してみてください。

次回はパリサーエステートのご紹介。お楽しみに~


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