カリフォルニアワインとニュージーランドワインのオンラインWassy’sのフジイです。
涼しくなってきて、赤に手が伸びる機会が増えてきました。
さて、先日隣の席の副店長サトウがコルクを見せてくれました。
「はい、これの値段はいくらでしょう?」のクイズとともに。
(上)クイルセダ クリーク カベルネソーヴィニヨン コロンビアヴァレー[2012]
(中)アストン エステイト ピノノワール ソノマコースト(シュレーダー・セラーズ) [2012]
(下)ハーラン メイデン[2011]
今まで、コルクの値段なんて
考えたことがありませんでしたが、答えは上からだいたい
100円、500円、600円くらいだそうです。
「???」
いまいち、値段の感覚がつかめませんでした。
単に値段を並べると100円が安いように思いますが
100円のコルクは、十分に上質で
決っして安くはないんですって。
そう考えると、500円、600円って……。
値段を聞いてから改めて触ってみると、
600円のものはふにふに弾力があります。
そう言えばあまり知らなかったな、と
コルクについてちょっと調べてみると、
コルクはコルク樫の樹皮の部分で
植樹して25年目くらいから
剥がすことが可能になるそうです。
最初に剥いだ樹皮は、品質的にはあまり良くないので、
ワイン用のコルクには、次回以降の樹皮を使うそうですが、
一度剥いでから、次に剥いでいいのは、
9年以上経ってからなんだそうです。
じゃあ、この600円のコルクって何年ものの樹皮なんだろう…。
コルクの気持ちを代弁してみると、
「長期の瓶熟にも耐えれるねんから、すぐに抜かんとってや」
っていう感じでしょうかね。
「へぇ~」と、
私があまりに眺めまわして触って感心していたので、
サトウが見かねて「あげるよ」とくれました。
そんないいコルクが使われているワインを飲める機会は
ほぼない私にとって、
このコルクを手にすることもないだろうと……。
自分の部屋に置いている、コルク入れのカゴ
(※「こんなに飲んだんやで」という自分を戒めるカゴです)ではなく
ちょっと特別枠のお皿行きとなりました。
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