カリフォルニアワインとニュージーランドワインのオンラインWassy’s 受注担当です。
ずーーっとお目に掛かりたいなあ・・・と思っていたスモール・フォレストの小林敦子さんが
ワッシーズに来店くださいました\(^o^)/感激ですっ
なぜなら、私とほぼ同世代であり、
今よりずっとずっと女性が醸造に関わることが難しかった時代にあって
憧れていた日本酒の醸造ではなかったものの、ワインに出合い、醸造家としてのキャリアを
スタート。ずっとその情熱を失うことなく走り続けたひと。
実際にお目に掛かった敦子さんは
聡明でお茶目でかわいらしく、そして元気いっぱい。
そんな敦子さんが持ってきてくださったのは左から
スモール フォレスト ヴァデーロ アッパーハンター(ヴェルデーリョ)[2015]
スモール フォレスト オレンジ シラーズ[2014]
ヴァデーロ以外は名前に≪オレンジ≫とついているのにお気づきになりましたか?
実は、2014年のヴィンテージ、敦子さんの畑のブドウではないのです。
立ち上げて、最初の収穫の直前に山火事の煙の被害にあってしまい、その年のブドウを使うことを断念、
急遽オレンジから取り寄せたブドウを使うことにされたのです。
それはつらい決断ですよね。
一生懸命作ったブドウが使えなくなるということは、その一年が水の泡になってしまうのですから。
それでもぱっと気持ちを切り替えて、オレンジからブドウを買ったというのがすごい。
出来上がったワインは、ブドウの育成にこそ携わってはいらっしゃらないけれど
敦子さんの人柄を映してとても丁寧なつくりになっています。
ロゼは、多くのロゼが赤ワインをつくる工程で出来上がる副産物という立ち位置なのに対して
ちゃんとロゼを造るために用意したブドウから造った敦子さん≪酸がキレイでしょ≫と自信の逸品。
色々な料理にも合わせやすそうです。
ヴァデーロはオーストラリアでテーブルワインとしてよく飲まれている品種。
日本ではあまりお見かけしないかも。香りが甘く華やかなのに、しっかり辛口。
どこか日本酒のようなニュアンスも感じます。
このワインは、日本料理に合いそうです。お刺身・天ぷらは勿論、だし、お醤油ベースの煮物等など。
お話を聴きながら、敦子さんはやっぱりすごい女性だ!としみじみ。
挫折しそうになったことだってきっとたくさんあったはず。
けれどそんなことは微塵も見せず、力強くそしてにこやかな敦子さん。
大変だったこと一つ一つを自分の力に変えてこられたんだなあと
今の輝く彼女をみていて想像しちゃいます。
かっこいいなあ・・・ホンマそう思います。
そんな小林敦子さんのスモールフォレスト、是非お試しいただきたいです
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