カリフォルニアワインとニュージーランドワインの オンラインWassy’s
受注担当Jです。
久しぶりに、ヴィレッジセラーズの前田さんが、
試飲ワインを携えてオンライン・ワッシーズまで来てくださいました。
ご紹介いただいたのは、
おなじみのノイドルフやローソンズ、フランクランド・エステートなど。
そして今回、新しく試飲させていただいたワインもありました。
まずはこちら。
マイルズ・フロム・ノーウェア シャルドネ 2025
西オーストラリア州、マーガレット・リヴァーのワインです。

香りには、メロンやパイナップルを思わせるフルーティな印象。
味わいは果実味がありながら、酸も心地よく、ややドライな仕上がり。
ボリューム感はほどよく、全体のバランスもきれいにまとまっています。
税別3,000円。
この価格をどう見るか、というのがなかなか難しいところです。
昨今のワインの値上がりラッシュを考えると、
インポーターさんも本当に大変だろうなと思います。
造り手側のコストも上がり、輸送費も上がり、為替の影響もある。
でも、私たち販売する側やお客様の感覚としては、やっぱりどこかで
「できれば、これまでと同じくらいの価格で、同じくらいおいしいものを」
と思ってしまうわけです。
……いや、ほんま無茶言ってますよね。
でも、ワイン屋としては、やっぱりそういうワインを探したくなるのです。
そう考えると、このシャルドネは、
税別3,000円でこの味わいなら十分に良いのではないか。
個人的にはそう感じました。
ただし、ワインの販売は、味わいだけで決まるわけではありません。
ここが悩ましいところです。
やっぱり、名前が知られているワインは強い。
生産者名やブランド名に聞き覚えがあるだけで、
お客様にとっては安心材料になります。
逆に、まだ名前が広く知られていないワインは、
どれだけ味わいが良くても、販売する側がしっかり魅力を伝えないと、
なかなか手に取っていただけません。
つまり、売る側はけっこう頑張らないといけない。
まあ、それを「大変」と言うのか、
「ワイン屋の腕の見せどころ」と言うのか。
たぶん、どちらも正解です。
そしてもうひとつ、新しくご紹介いただいたのが、
ニュージーランドのQワイン。

こちらも試飲させていただきました。
Qワイン シャルドネ
税別7,300円
トロピカルフルーツを思わせる果実味に、ミネラル感が重なります。
厚みもあり、飲みごたえのあるタイプ。
ただ重たいだけではなく、きちんと輪郭も感じられるシャルドネでした。
Qワイン ピノ・ノワール
税別7,800円
一言で言えば、エレガント。
……なのですが、実際には一言では少しもったいないワインです。
ラズベリーや小さな赤い実、バラを思わせる香り。
フルーティさがありながら、ほどよい凝縮感もあり、
軽やかさと芯のあるタンニンが同居しています。
味わいは、とてもきれいです。
ただ、お値段は7,000円台。
これは、ちょっと……いや、なかなかしっかりした価格です。![]()
もちろん、今のワイン事情を考えると、
7,000円台のワインが特別に珍しいわけではありません。
むしろ、この価格帯でも
「これはお値打ち」と思えるワインを探すほうが難しくなってきています。
では、このQワインをどうご紹介するのがよいのか。
味わいは良い。
でも、まだ名前が浸透しているとは言いにくい。
価格も気軽とは言えない。
となると、やはりこちらも、販売する側の伝え方が大事になりそうです。
ひとまず今回は、要検討。
こういうワインに出会うと、改めて思います。
ワインを仕入れるというのは、
単に「おいしいかどうか」だけでは決められないものだなと。
価格、知名度、味わい、季節感、お客様にどう楽しんでいただけるか。
そして、私たちがちゃんと魅力を言葉にできるか。
その全部を考えながら、
「これはご紹介したい」と思える形を探していく。
地味ですが、ワイン屋のけっこう大事な仕事です。
前田さん、今回もありがとうございました。

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