カリフォルニアワインとニュージーランドワインのオンラインWassy’sのフジイです。
早いもので、もう9月。試験まで2週間を切りました。
今日のテイスティングは、赤白1本ずつ。
(左)ヌラーゲ クラビオーニ/カニマリ ヴェルメンティーノ ディ サルデーニャ[2010]
(右)ヌラーゲ クラビオーニ/カンノナウ ディ サルデーニャ[2011]
フジイにしては珍しく、今回はいくつか香りを思い浮かべることができ、白の方は、リンゴのような香りの他に、お米、穀物、機械油のようなオイル香を感じ、
オーストラリアのリースリングだと思いました。
赤の方は、イチゴやラズベリーなどの熟した赤い果実の甘い香りに紅茶のような香りもし、明るい赤の色調も踏まえて、グルナッシュと推測。
今度こそ品種を当てられるかな?とドキドキしていると、店長ハダノリ「まずは白から。今回は、品種は当たらないと思うから、先に産地を言います『イタリア・サルディーニャ』」
「サルディーニャ!?」と、勉強会に参加しているスタッフ全員が「ざわっ」となったかと思うと、ハダノリの「はい! じゃあ、サルディーニャのブドウは? 思いつくのを言ってみて」の質問に、今度はみんなで考え込んでしまいました。
その白ワインの品種は「ヴェルメンティーノ」。
ちゃんと答えられたスタッフもいましたが、フジイは全く思いつきませんでした。
さて、次は赤。気を取り直して「赤は品種を言い当てたい!」と思っていると、
再びハダノリ「はい。赤も産地は、サルディーニャ」
フジイ「サルディーニャ!?」
南仏のグルナッシュだと思ったフジイは、テイスティングコメントを発表する前に、ついさっきまでの意気込みが何処かへ…。
サルディーニャで作られる黒ブドウもフジイは答えられませんでした。
赤ワインの品種は「カンノナウ」。なんと、グルナッシュのシノニム(別名)でした。
品種は合ったのですが嬉しさはなく、「フルーツ感よりも真っ先に感じるのは、花の香り」というハダノリのコメントを聞いて、品種を導き出せることも大切だけれど、目の前のワインの要素をしっかりと取れないとだめだなぁ、と。
そして何よりも、1次試験はついこの間だったのに、たくさん覚えたことがものすごい勢いで抜けていっていることを実感しました。
ワインの勉強はこれからもずっと続きます。
詰め込んだ知識をしっかり自分の中に取り込んで、使える筋肉にする。
いろいろ気づくことの多い、今日の勉強会でした。
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