カリフォルニアワインとニュージーランドワインの オンラインWassy’s
受注担当J です。
先日、フロッグス リープ セミナーに参加してまいりました。
6年ぶりの来日となった伝説のワインメーカー、ジョン・ウィリアムズさん。
伝説の、なんて周りが認めているのに
ニコニコとすごく気さくに話しかけてくださるし、
いっぺんで好きになってしまいました。
ジョンさんの毎日の楽しみは
「どうやったらよりよいワインを育てられるのか」を考えること。
好きでないとできないし、パッションがなければできない。
フロッグスリープは今年で43周年なんですって!
設立当初から環境について考え取り組んでいて
今では流行りのようになっているオーガニックやビオの
いわばフロッグスリープは先駆者。
でも、そんなのは今さら言うまでもないですよね。
今日はちょっと違うお話を。
試飲ワインの中に
”ウィリアムス ロッシ”カベルネ ソーヴィニヨン ラザフォ-ド2018
というスペシャルなワインがありました。
特別なカベルネ ソーヴィニヨン。
豊かな果実味。凝縮感あるけれどエレガント。
酸もきれい。
大ぶりのグラスで飲んだらさぞかし香りの広がりがあるのだろうな、と欲しくなるワイン。
ジョンさんは20~30年ねかせてほしいそう。
このロッシという畑は1907年から2007年までロッシ一家が守ってきた歴史ある畑。
ラザフォードの沖積扇状地にあり、ラザフォードの中でも涼しいところに位置します。
この歴史ある畑が売りに出されるとなった時、
それはそれはいろんな人が狙っていたそうなのです。
何といってもラザフォード沖積扇状地にある歴史ある畑。
なぜジョンさんが引き継ぐことになったのでしょう?
持ち主であったロッシ家のおばあちゃんが99歳で亡くなるときに
「この畑はジョンさん以外には譲らない」と言い残されたそう。
実はそれには理由がありました。
1995年からジョンさんたちフロッグスリープのメンバーはロッシ農場を手伝い、
ブドウ畑からすべての果実を採取するなど、
長い時間をかけて信頼関係を築き上げていたのだそうです。
お金ならジョンさん以上に出してくれる購入希望者はたくさんいただろうけどね、と
ウインクしながら話していた姿はとてもチャーミング。
70歳なんて思えません。
信頼関係とか・・・やっぱり人柄だよねえ。と
納得した瞬間でした。
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