神の手を持つ男が造る三位一体のワイン『デュモル』

こんにちは♪
オンラインワッシーズ ひのみです。

先日、ソノマ特集ページ を更新しました♪

今季のピックアップワインに選んだのは・・・
「ワインはブドウ畑で９割が決まる」という揺るぎない信条を持つワイナリーです。

神の手を持つ男が造る、デュモルとは？

1996年創業の『デュモル』 は、ソノマ・ロシアン リヴァー ヴァレーの中でも
冷涼な南西側、グリーン ヴァレーに位置するワイナリーです。

2000年より、長きにわたって手腕を振るうのは、アンディ・スミスさん。
彼は、栽培から醸造まで一貫して手掛ける自身のことを「ワイン栽培家」と呼びます。

約10haの自社畑では、サスティナブル農法で理想とするブドウ栽培を実践。

また、グリーン ヴァレーを中心にトップレベルの畑とパートナーシップを結んでおり、
巧みなブレンドによって、珠玉のワインを生み出しています。

アンディ・スミスさんは、評論家のロバート・パーカー氏によって
“神の手を持つ男” と讃えられ、一躍脚光を浴びることとなりました。

そして デュモル自体もまた、パーカー氏が「私の愛するワイナリーのひとつ」と
公言していることで知られています。

数多のワインの中でも
「ピノノワールはトップ12、シャルドネはトップ6に入るほど大好き」なのだとか♪

力強さとフィネスがバランスよく共存していて、
静かなエネルギーに満ちたその味わいは、
パーカー氏はもとより、多くのワイン賢者を唸らせ続けています。

ワイン栽培家、アンディ・スミス氏について

スコットランド出身のアンディ・スミスさんは、
20代前半まで水泳選手として活躍していました。

その後、ワイン屋さんで働くことになった彼は
ワインの歴史や文化に触れる中ですっかり魅了され、進む道を決めたと言います。

以降5年間は、奥様とともに世界中を旅しながら
収穫期を追いかけるべく、北半球と南半球を行き来する日々を過ごしました。
ニュージーランドでは、リンカーン大学において
ブドウ栽培と醸造学の学位を修めています。

その後、
エレガントなピノとシャルドネの先駆者『リトライ』のテッド・レモン氏 や
世界を股にかけて活躍する醸造家 ポール・ホブス氏 に師事しました。

実は当時、ポール・ホブス氏がコンサルティングを請け負っていた
クライアントのひとつが、デュモル だったのです。

アンディさんは2000年から醸造コンサルタントという立場で
ワイン造りに携わることに。

そして翌年には、ワインメーカーとして
正式にデュモルへ籍を置くこととなりました。
2005年からは、ワイナリーの共同オーナーにも名を連ねています。

時を同じくして 2005年には、専門誌ワイン アドヴォケイト誌が選ぶ
Wine Makers of the Year に輝きました。

また2013年には、World’s Grape Gurus（世界的なブドウの達人）の
ひとりとしてフード&ワイン誌に取り上げられています。

ちなみに・・・

南半球でもワイン造りの知見を深めたアンディさんは、
最高級シャルドネとして名高いオーストラリアの
『ルーウィン エステート』 に注目し続けており、
毎年必ず飲むことにしているそうです♪

デュモルが手掛けるワイン

こだわりが詰まった、自社畑のピノノワール

アンディ・スミスさんは、一流の料理人が食材にこだわるのと同じように、
原料となるブドウに寄り添い、クオリティの向上に重きを置いています。

デュモルのピノノワール は、2023年からすべて
自社畑の果実を100％使用するようになるのだそうです。

標高100～400ｍにあって、霧の影響を受ける自社畑は
非常に高密度で植樹されていることが特徴。
また１つの区画に複数種のクローンを存在させる
マサル・セレクションを採用していることも特筆すべき点です。

デュモルが選抜した古いマサル・セレクションのピノは、非常に香りが豊かであるため
醸造過程において、強い力で抽出する必要はありません。

ピジャージュは優しく行い、プレスもワインの重さを利用しながら
極力負荷をかけずに進められます。

パートナーシップを結ぶ、特級畑クラスのシャルドネ

デュモルは、比較的小規模な生産者でありながら、
西はアナポリス、東はナパのカーネロスまで
超がつくほどの一流の畑と長期契約を結んでいます。

そして、最高品質の果実からなる単一畑のシャルドネは
例年多くのファンを魅了しています。

ハイド ヴィンヤード
（ナパ/カーネロス）

キング・オブ・カーネロスと呼ばれる、シャルドネのスター的存在。
しっかり熟した果実の深みと、北に吹く霧の影響で育まれる
生き生きとした酸が感じられます。

チャールズ ハインツ ヴィンヤード
（ソノマコースト）

シャルドネの偉大なるグランクリュと称される畑。
ブドウの生育期に、海霧が直接通り抜けていく標高に拓かれており
複雑な風味とミネラル感がワインに表れます。

自社畑を拡大し、新たなフェーズを迎えたデュモル

ロシアンリヴァーヴァレーの名門ワイナリーのひとつとして
地位を確立した デュモル は今、新たなワイン造りにチャレンジしています。

キッカケは、旧友であり、
ジンファンデルの名手『ターリー』 で現在ワインメーカーを務めている
ティーガン・パサラクア氏から、耳寄り情報を入手したことでした!!

それは、デュモルが所有する畑からわずか800mの距離にある約9haの畑が
売りに出されるらしいという話です。

この畑には、樹齢25年のピノノワールをメインに、
シャルドネやシュナンブランなどの白ブドウと、
スペイン北西部でよく栽培される「メンシア」という黒ブドウが
少量ずつ植えられていました。

幸運なことにデュモルは畑の取得に成功し、新しく

・デュモル ソノマコースト シュナンブラン
・デュモル ソノマコースト メンシア

がワインのラインナップに加わっています。

デュモルのおすすめワイン

ピノノワールとシャルドネを主力に展開されている中で
何と言ってもイチオシは・・・

デュモルのいいところが、ぎゅっと凝縮された
【ハイランド ディヴァイド】 シリーズです！！！

DuMOL Pinot Noir Highland Divide

デュモル ピノ ノワール ハイランド ディヴァイド [2016]

★ワイン アドヴォケイト：91＋点
★ジェブ・ダナック：93点
★ヴィノス：90点

ハイランド ディヴァイドは、厳選した最高級部位という意味を込めて
アンディ・スミスさんが、ロシアンリヴァーヴァレーの
【テンダーロイン・セクション】と呼ぶ特別な銘柄です。

透明感・深み・優雅さを備えた三位一体のワインは、
ブドウのクオリティと “神の手” によるブレンドの為せる業。

デュモルのピノは、樽熟成にしっかりと12か月費やして造られるため
リリース直後からいつでも美味しくいただけます。
加えて、当店のラインナップはいい感じにこなれてきている点もポイントが高い！

アンディさんによると、ヴィンテージから優に10年は熟成が期待できるとのこと。
時が経つにつれて、トリュフを思わせる奥深い香りが増していきます。

DuMOL Chardonnay Highland Divide

デュモル シャルドネ ハイランド ディヴァイド [2018]

★ワイン アドヴォケイト：93点
★ヴィノス：93点

かつて、オバマ大統領が主催したホワイトハウスの公式晩餐会でもサーブされた
“デュモルの顔” とも言える銘柄。

熟成に伴い、ぐっと際立つ独特のミネラル感は
ロシアンリヴァーヴァレーの中でも、霧の影響をしっかりと受ける
冷涼なテロワールに起因しています。
2018年は、ダットンランチ ヴィンヤードの２つの区画の果実を使用しています。

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20年以上の飽くなき探究心と、実績に裏打ちされたデュモルのワイン。
絶対外したくない日のレパートリーとして、重宝する逸品が揃っています。

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