こんにちは♪
オンラインワッシーズ ひのみです。
例年、春の気温に比例するかのように、
当店で人気が高まるワインと言えば、ソーヴィニヨンブラン
3月には、カリフォルニアのソーヴィニヨンブランを取り上げたので・・・
今回は、ニュージーランドから素敵なワインをご紹介させていただきます♪
お料理を引き立ててくれる、フォリウムのソーヴィニヨンブラン
『フォリウム ヴィンヤード』 は
岡田 岳樹(たかき)さんが2010年に創業した、
マールボロ・ブランコット ヴァレーにあるワイナリーです。
岡田さんは、北海道大学で農学を、UCデイヴィス校でワイン造りを学んだ後、
ニュージーランドの『クロ・アンリ』にて6年間勤務されました。
フランス・サンセールの老舗ドメーヌ『アンリ・ブルジョワ』が手掛ける
『クロ・アンリ』において、栽培責任者を務めた方です。
そんな岡田さんが独立し、栽培から醸造まで全てを手掛けるフォリウムは、
「フランスとNZの中間のようなワイン」と表現されることが多いのだそう。
マールボロのソーヴィニヨンブランと言えば、一般的に
華やかなパッションフルーツや、青々としたハーブのアロマが思い浮かびますが・・・
フォリウム ソーヴィニヨンブラン は ひと味もふた味も違う!
青りんごや洋梨、シトラスの香りが、ふんわりと優しく広がります。
ハーブの香りも「THE・草原!!!」といった感じではなくて(笑)
ディルのような柔らかい印象です。
そして余韻は、緑茶のようなほのかな苦みと、ミネラル感で締めくくられます。
芯の強さはありつつ、穏やかで柔らかいフォリウムのワインは
自身が主役になるのではなく、お料理のおいしさを引き立てる存在だなぁと思います。
フォリウムの栽培の決め手は、灌漑しないこと!
マールボロ産の数多のソーヴィニヨンブランとは異なる
『フォリウム』 の個性は、どこから生まれるのでしょうか?
その最大の決め手は【ドライファーミング】にあります。
マールボロにある約99%のブドウ畑では、灌漑(水やり)が行われています。
一般的なマールボロ産ソーヴィニヨンブランで特徴的な
鮮烈なハーブのアロマは、ブドウの葉の光合成に大きく由来するもの。
そのため、水やりを行い、大きな葉を沢山つけることで
香りの要素となる「チオール」がより多く生成されます。
対して、フォリウムの畑は、2011年のファーストヴィンテージ以来
春先が非常に乾燥した2016年の一度を除き、灌漑を行っていません。
マールボロでは、少ないながらも一定の降雨量があること。
そして、フォリウムの土壌の多くは粘土質を含み、保水性が良いことから、
灌漑は必須でないと考えていらっしゃるためです。
実際、年を追うごとに深く広くブドウの根が張り、
灌漑を行わない栽培に適応してくれていると言います。
もちろん、灌漑を行わないことで、
収穫量が年によって安定しないというデメリットもあります。
しかし、それに勝る 多くのメリットがあると岡田さんは語ります。
他とは異なる個性をもつワインができる
フォリウムのソーヴィニヨンブラン は「チオール」の含有量が比較的少ないため、
ハーブの風味が控えめ。繊細な味わいとなります。
ヴィンテージごとの特徴を表現できる
雨模様はヴィンテージの特徴を形作る、重要な要素のひとつ。
その味わいの違いこそが、ワインの面白さに繋がります。
水資源を守る
マールボロの一般的なブドウ畑で1年間に必要な灌漑の水量は
なんと【オリンピックプールの1/2個分】に値するそうです・・・!
NZで暮らし始めたときからずっと、雄大な自然に魅了されていると言う岡田さん。
水資源の保全の他にも、
除草剤を使わず、ヤギや羊たちに芝刈りをしてもらったり、
殺虫剤を使用せず、益虫を集める花を植えたり・・・
自然と調和する農業に努めておられます。
(『Folium Vineyard』HP のチームメンバーが可愛すぎる件 。ぜひご覧ください♪)
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あえて “マールボロらしいスタイル” の逆を行く『フォリウム』
穏やかで、優しくて、お料理を引き立ててくれる その味わいは、
春の和食と合わせたくなるソーヴィニヨンブランのひとつです^^
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