ウエスト・ソノマ・コーストの魅力に迫る!!【その2】フリーマン ヴィンヤード&ワイナリー

カリフォルニア屈指のエレガントなワインを楽しめる、ウエスト ソノマ コーストAVA飲まなきゃソノマ
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こんにちは♪
オンラインワッシーズ ひのみです。

この春に、カリフォルニアワイン協会の大規模な試飲会とセミナーが開かれました。
今年のテーマ産地は、ウエスト ソノマ コースト!

2022年に新設された、このAVAの魅力を深堀りすべく、
大阪セミナーに登壇くださった3つのワイナリーをご紹介しながら
産地の特徴をまとめたいと思います♪

ウエスト ソノマ コースト ってどんな場所?

2022年に新設されたAVA、注目産地のウエスト ソノマ コースト
冷涼な気候の ウエスト ソノマ コースト

ウエスト ソノマ コースト の年間平均気温は15~17℃。
冷たい太平洋の影響を大きく受けています。

冷たい太平洋の影響を大きく受ける、ウエストソノマコースト

ブドウの生育期にほとんど雨が降らないカリフォルニアの中でも
【冷涼な海洋性気候】という特性をもつのが、ウエスト ソノマ コースト。
日中は完全なドライでありながら、夜中には海霧によって湿度がもたらされます。

土壌の決め手は「サンアンドレアス断層」

海岸沿いに伸びる ウエスト ソノマ コースト 内には、
「サンアンドレアス断層」が縦断していることも大きな特徴です。

この断層は、太平洋プレート・北アメリカプレート・ファラロンプレートという
3つのプレートの衝突によって誕生したものであり、多種多様な土壌を有しています。

1つの畑をとっても、4~5種類の土壌型が見られることも珍しくないのだとか。

サンアンドレアス断層により、多様な土壌を有するウエストソノマコースト

ウエスト ソノマ コースト の天然有機物を適度に含む土壌は
肥料を必要としない、サスティナブルな栽培を可能にしています。

太平洋からもたらされる海霧について

ソノマの中でも特に、海霧の影響を色濃く受ける ウエスト ソノマ コースト では
やはり、太平洋からの距離がテロワールの違いを育む大きな要因となります。

また海霧の到達点(フォグライン)が、標高300m付近にあることもポイント!

ウエストソノマコーストにおいて、テロワールの違いを育むフォグライン

フォグラインよりも低い位置にある畑は、極めて冷涼となります。
対して、フォグラインよりも高い位置に拓かれた畑は、
低地よりも日照量が多くなります。

ウエスト ソノマ コースト のワインにとって重要な「レッドウッド」とは?

レッドウッドとは、セコイアの木の一種で、
ウエスト ソノマ コースト のある太平洋沿岸に原生林が残存しています。

実は、このレッドウッド。ワインにとっても非常に重要な存在なんです…!!!

海からの湿気を取り込んで、ウエストソノマコーストの畑に湿度をもたらす、レッドウッド

高いもので100m以上にもなる木は
さまざまな生き物の生息地となり、生物の多様性に貢献しています。

そして、最も特筆すべき点は、海からの湿気を取り込んで滴となり
適度な水分を土へ供給してくれること。

そのおかげで、ブドウの生育期に雨が降らないにも関わらず
レッドウッドの森林に近い畑は、灌漑が不要となります。

ちなみに、レッドウッドの葉から滴る水分は
オレンジオイルのようなアロマがあり、ワインにも時折現れるのだそうです。

Freeman Vineyard & Winery について

レッドウッドの森に囲まれた、稀有な畑で生まれる『フリーマン』のワイン

さてここからは、セミナーに登壇くださった御三方のひとり
アキコさんが手掛ける『フリーマン』 をご紹介いたします♪

フリーマンの歴史

フリーマン は、ケン&アキコ・フリーマンご夫妻によって
2001年に設立されたワイナリーです。

ブルゴーニュに魅了されたお二人は
複雑味とエレガンスを備えた、飲み手を惹き込む力を持つワインを
自分たちの手で造りたいと夢見ていたそうです。

ワイナリーの拠点を探し始めたのは1997年のこと。
300を優に超える畑を視察した中から
ソノマの中でも特に冷涼な場所にある2つの畑を見つけ出しました。

夫婦二人三脚で変わらず貫く、凛とした味わいの上品なワイン『フリーマン』

◆ロシアンリヴァー ヴァレーの最西端
 山の中腹にあって水捌けがよく、霧に包まれた
【グロリア ヴィンヤード】

◆現在、ウエストソノマコーストと呼ばれるエリア
 太平洋からわずか8km・標高300mの急傾斜に位置する
【ユーキ ヴィンヤード】

どちらも勾配のある畑のため、栽培は決して容易ではありません。

しかし大変なことも多い分、ブドウが内に秘めるパワーは
計り知れないものとなるのです。

「畑仕事は一生懸命に、本当に美味しいブドウを育てること。
 そして醸造は “放任主義” で、ブドウそのままの

 美味しさを活かすことが ウチのポリシーです。」

と、アキコさんから教えていただきました^^

レッドウッドの森に囲まれた「ユーキ ヴィンヤード」

フリーマン が、2007年から所有するユーキ ヴィンヤードは
レッドウッドの原生林に囲まれています。

この土地は1850年代に、羊の放牧のために
森林の真ん中だけ 木を切って拓かれた場所でした。

現在、レッドウッドは保護されており、たとえ山を買って持ち主になったとしても
木を伐採して新たに畑をつくることは禁止されています。

フリーマン ユーキ ヴィンヤード ピノノワール

ブドウに多大な恵みをもたらす、レッドウッドに囲まれたフリーマンの自社畑は
現代では同様の環境をつくりえない、希少価値のある畑です。

フリーマンのおすすめワイン

おすすめワインがありすぎる『フリーマン』

今回は、自社畑「ユーキ」のブドウを使用したワインを2本
ピックアップしてみました♪

Freeman Yu-ki Estate Pinot Noir

フリーマン ユーキ エステート ピノノワール ソノマ コースト [2018]

ソノマワイン ピノノワール フリーマン ユーキ

★ワイン アドヴォケイト:94点
★ワイン エンスージアスト:95点
★ヴィノス:94点

太平洋を臨む、新設AVAウエストソノマコーストにあり、
強い海風にさらされる自社畑のピノノワール。

セージなどのハーブ、煎ったお茶の香りがあり、
出汁昆布のような旨味とともに、
ぎゅっと凝縮感のある果実味が感じられます。

ポルチーニ茸やお味噌など、旨味のしっかりした食材や調味料との
相乗効果をぜひお楽しみください♪

Freeman Yu-ki Estate Rose Brut

フリーマン ユーキ エステート ロゼ ブリュット
ウエスト ソノマ コースト
[2020]

初リリース フリーマン ピノノワール ロゼ スパークリングワイン

フリーマン・ワインクラブ会員の限定品が日本解禁です!!

フレッシュなプラムや赤すぐり、チェリーパイを思わせるアロマがあります。
綺麗な酸と、軽やかで柔らかい口当たりが魅力的なロゼスパークリング。

このワインが誕生したきっかけは、2020年に発生した山火事でした。
煙の影響を回避するため、例年よりも早く収穫した自社畑のピノは
赤ワインに仕上げるには糖度が低かったそうです。
そこで当初、苦肉の策で造ってみたというのがこちら。

しかし、いざ完成すると、とっても美味しいではありませんか…!!
ということで、アキコさん自身もお気に入りに♪

ワイナリー会員様からも好評だったため、
2021年も引き続き造ることになった
のだそうです。

入荷数が少ないので、ぜひお早めにどうぞ \^^/



実物のアキコさんは、これまでさまざまな媒体で拝見していた通り
華やかでたおやかで…思わず見惚れてしまったわたしです。

栽培、醸造、ブレンドに至るまでワイン造りのすべての工程を監督する、アキコ・フリーマンさん

画像引用元:FreemanWinery Facebook

アキコさんのお人柄そのものを表すかのような
凛とした味わいの上品なワインを、ぜひご賞味ください♪

『フリーマン』すべてのワインはこちらから

【カリフォルニアワインを飲んで当てよう!プレゼント・キャンペーン】

最後に、現在カリフォルニアワイン協会が実施しているキャンペーンのご案内を♪

2023年4月1日~5月31日までの期間中、
カリフォルニアワインを楽しんでいる写真を Instagram へ投稿してくださった方の中から、
抽選で100名様にワインが当たるチャンスです★

オンラインワッシーズ でお買い上げのワインを投稿して、ぜひご応募くださいね^^

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