こんにちは♪
オンラインワッシーズ ひのみです。
カリフォルニア、ニュージーランド、オーストラリアワインの
品揃えが豊富なワッシーズ。
日本ワイン の取り扱いも、近頃ちょこっと増えました。
今回はこれまでに「うわ!おいしい!!」と感激した
日本のワインについて、徒然なるままに書いてみようと思います。
グレイス ワイン(山梨県 甲州市)
グレイスワイン(中央葡萄酒株式会社)は1923年創業。
今年記念すべき100周年を迎えられた、家族経営のワイナリーです。
日本固有のブドウ品種「甲州」の立役者であるグレイスワイン。
甲州をはじめとする、繊細で美しい日本ワインの魅力を
世界に向けて発信し続けており、
Decanter World Wine Awards では6年連続受賞を果たすなど
国内外から注目を集めています。
そんなグレイスワインの中で、わたしは特に
グレイス ロゼ が大好きです^^
グレイス ロゼは、彩奈さんがボルドー大学醸造学部へ留学していた頃
飲んで衝撃を受けたワインに、思いを寄せて造られたのだそう。
フランスでよく楽しまれる、軽やかな辛口のスタイルに比べると
骨格があり、もう少し複雑な味わいに仕上げられています。
メルロー主体/セニエ法で造られたロゼは、はんなりとした味わい。
すっきり飲めるのに、ピュアな赤い果実の味わいと奥行きが
しっかりと感じられる・・・唯一無二のワインなんです。
すっかりグレイス ロゼの虜になったわたしは、
以前、馴染みの創作串カツやさんへ このワインを贈りました。
「ソース二度漬け禁止やで~!」的なTHE・大阪の串カツではなくて(笑)
肉系、魚介系、どの串にもお仕事が施されていて
塩で食べたくなる串カツのお店です。
普段あまりワインを飲まないというマスターにも
こんなにおいしいロゼがあるなんて〜!と喜んでもらえて、嬉しかったです。
ドメーヌ デ テンゲイジ (山梨県 北杜市)
ドメーヌ デ テンゲイジは、大阪ご出身のおふたりが山梨へ移住し、
2017年に立ち上げたワイナリーです。
コンセプトは【ずっと上質で、ずっと環境に優しいこと】
大自然で力強く育ったブドウの味わいを引き出し、
世界に通用する “ほんまもん” のワインを造られています。
代表/醸造責任者:天花寺 弓子さん・栽培責任者:下川 真史さん
一昨年には、当店オーナーがワイナリーを訪問しました♪
お料理にそっと寄り添ってくれる
テンゲイジのワインの中で、わたしにとって心に残っている1本は
ドメーヌ デ テンゲイジ エスポワール 甲州
エスポワール(=希望)という名のワイン。
天花寺さんのお話によると、シャルドネのようなイメージで醸造なさったそうです。
全房プレスの果汁を、ローストしていない大樽に入れ
12か月という長い期間、澱とともに熟成させることで、
一般的な甲州に比べて、旨味や華やかさが際立つ仕上がりに。
エスポワール 甲州をいただいたのは、背伸びして
憧れのフレンチ店へランチに行ったときでした。
ペアリングコースで提供していただいたのですが、
低温で調理された、鰆のミキュイとの組み合わせは
堪らなくおいしかったです(涎)
『グレイス ワイン』
『ドメーヌ デ テンゲイジ』は
実店舗で取り扱いがございます。
ラインナップは下記よりお問い合わせくださいね♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
TEL:06-6774-8866
MAIL:shop@wassys.co.jp
タケダワイナリー (山形県 上山市)
タケダワイナリー は、蔵王連峰の麓に位置する 1920年開園の歴史あるワイナリー。
【良いワインは良いぶどうから】をモットーに“土地が見えるワイン” を造り続けています。
ヨーロッパ系の品種を日本で根付かせるために試行錯誤され、
土づくりから始まった自社農園。
ここでは現在、カベルネソーヴィニヨン、メルローなどの国際品種、
そして樹齢50年を優に超えるブラッククイーン、マスカットベーリーAなど日本生まれのブドウが栽培されています。
五代目当主の岸平 典子さん(旧姓:武田さん)は
日本ワイン業界で女性として初めて栽培・醸造責任者となった方。
由緒ある生産者さんでありながら、
「ワインに詳しい人たちにも、もちろん飲んでもらいたいけど、
私たちのワインはそうじゃない人たちにも 気楽に楽しんで欲しい。
グラスをくるくる回して飲まなくてもいい、コップでガブガブやってください!」
と仰るインタビュー記事を拝読したときには、その飾らないお人柄に痺れました。
さて、タケダワイナリーのワインで度肝を抜かれたのは、
とあるワインショップ内の角打ちで出してもらった
ドメイヌ タケダ ベリーA 古木
稀有な樹齢70年のマスカットベーリーAを樽熟成させたワインです。
一口飲んだ瞬間、これがベーリーA?!とびっくり。
品種の特徴としてよく使われる
「チャーミング」という言葉は、いい意味で似合わないなと思いました。
アルコールは10~11%程度と控えめだけど、
成熟していて、深みがあって、“なにしろうまい”
その場で購入し、お持ち帰りしたのは言うまでもありません♪
Natan葡萄酒醸造所 (徳島県 三好市)
Natan葡萄酒醸造所は、2021年にオープンしたばかり。
元々奈良でソムリエとしてご活躍なさっていた
井下 奈未香さんが、ワイン造りに猛烈に魅せられ、設立したワイナリーです。
トレードマークとなっているのは【魔女】
ワインは葡萄と微生物の力だけで醸す不思議なお酒。
そして飲み手を酔わせ、つい本音を語らせる “媚薬” のような存在。
そんな思いから、媚薬を造るご自身を魔女に例えているのだそうです。
読書好きで演劇経験もあるという(!!)井下さん。
言葉選びのセンスが面白くて・・・
Instagramを拝見していたら、ハマってどんどん読み進めてしまいました^^
Natan葡萄酒醸造所を知るキッカケをくれたのは
つい先日伺った、ワインと日本酒が楽しめるお店でした。
そこで1杯目に出してもらったのが、
Natan 叡知 ~えいち~
かなり渋いラベルのこちらは、デラウェアで造られた白ワイン。
穏やかなのに存在感を放つミネラルが
身体にすーっと染み込んでくるような・・・不思議な感覚を味わいました。
先述のInstagramの投稿で、
「公に発言するのは憚れるけれど、Natanのワインは、
【哺乳類が潜在的に欲する味わい=母乳】を目指しています。
母乳には、生まれたての身体に必要な要素を覚えさせるために、うま味が含まれているから。」
というお話を見つけたんです。
なんか分かる気がする。。。!!!(母乳の味覚えてないけど)と、腑に落ちました。
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え、軽い気持ちで書き始めたのに、めちゃめちゃ長くなってしまった~! ^^;)
4つのワインを振り返ると、偶然にも【女性醸造家さん】という共通点をみつけて自分でも驚きです。
好きなワインに出会えたとき
「ちょっとワイナリーへ行ってみようかな♪」が
気軽に叶っちゃうところも、日本ワインの大きな魅力のひとつだと思います。
皆さまのお気に入りの日本ワインがあれば、ぜひぜひ教えてくださいね^^
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