カリフォルニアワインとニュージーランドワインの オンラインWassy’s
受注担当Jです。
カリフォルニアを中心に、個性的な生産者のワインが一堂に集まる試飲会
「Aliveテイスティング」。
現地のワインメーカーや関係者とも直接話ができる、
ワイン好きにはたまらないイベントです。
今回はその会場で出会ったワインを、
訪問記シリーズとして少しずつご紹介しています。
第3弾は、
平林さんが手がけるシックスクローヴズ。
桃井さんのブースをあとにして、
次に立ち寄ったのがシックスクローヴズのテーブルでした。
会場の熱気の中で、
ちょっと面白い話も聞くことができました。
桃井さんは、シックスクローヴズの平林さんとは顔なじみらしく、
なんでも以前、ぶどうをトラックで運ぶのを手伝ってもらったことがあるのだとか。
ワインの世界って、
こういう人のつながりが見えてくると、ぐっと面白くなりますね。
【シックスクローヴズ】
シックスクローヴズは
カリフォルニア各地の個性的な畑から
少量生産のワインを生み出すプロジェクト。
ヴィンヤードごとの個性を
丁寧に表現するスタイルで、
毎年ラインナップを見るのが楽しみな生産者のひとつです。
そして今回の試飲でも、
その魅力がしっかり感じられました。

【ちゃきちゃきしていて、ちょっと頑固?】
平林さんは、初めてお会いした頃から印象が変わりません。
とにかくちゃきちゃきした性格。
そして、いい意味で頑固。
多分これはコロナ前から……
いや、きっと子どもの頃からそんな性格だったんじゃないかなと思います。
ワイン造り、とくに醸造の現場は、
外から見るほど優雅な仕事ではありません。
収穫の時期は体力勝負。
重い機材を扱うことも多く、
作業は決して楽ではない世界です。
それでもこの仕事を続けている。
その姿を見ると、
やっぱりワイン造りが好きなんだろうなと思います。
そして今回お会いして感じたのは、
以前よりさらにパワーアップしているということ。
そんな平林さんが手がけるワインを、
今回もいくつか試飲させていただきました。

【試飲したワイン】
カスタノン・ヴィンヤード ジンファンデル 2022
まずはジンファンデル。
ジンファンデルというと、濃厚で力強いスタイルを想像する方も多いですが、
このワインはどちらかというと穏やかな印象。
熟した果実のニュアンスはありながらも、
派手すぎず、落ち着いたバランスの取れた味わいでした。
バフ ヴェール ランチ ピノ・ノワール2023
今回とくに印象的だったのが、このピノ・ノワール。
赤いチェリーを思わせる果実の香りに、
セージやタイムのようなハーブのニュアンス。
口当たりはやわらかく、
シルキーなタンニンが心地よく広がります。
ロシアン・リヴァー・ヴァレーらしい、
落ち着いたエレガントなスタイル。
このワインは毎回楽しみにしているのですが、
今回も期待どおりの仕上がりでした。
ちなみにこのブドウは、
クリスとモーリーン夫妻が有機栽培で管理する
Buf-Wehr Ranchの畑から。
冷涼な気候のもとでゆっくり成熟した果実が、
フレッシュな酸と美しい果実味を生み出しています。
アルター・スプリングス ヴィンヤード シャルドネ 2021
続いてシャルドネ。
白い花のような香りに、
洋ナシを思わせるやさしい果実のニュアンス。
口に含むと、
きれいな酸がすっと伸びて、
冷涼な畑の個性を感じさせます。
とても端正で、きれいなシャルドネという印象でした。
リンダ・ヴィスタ ヴィンヤード シャルドネ 2022
もうひとつのシャルドネは、
少しキャラクターが違います。
このワインは無ろ過で仕上げられており、
旨味やミネラルのニュアンスがしっかり。
ストーンフルーツの風味に、
ほんのりヘーゼルナッツのニュアンス。
酸はしっかりしながらも、
中盤にはやわらかくまろやかなテクスチャーが感じられます。
同じシャルドネでも、
畑の違いでここまで表情が変わるのが面白いところです。
【人が造るワイン】
今回の試飲で改めて感じたのは、
シックスクローヴズのワインが持つ
畑ごとの個性の面白さ。
そしてもうひとつ。
桃井さんとのエピソードのように、
ワインの裏側には人と人とのつながりがあります。
そういう背景を知ると、
グラスの中のワインも、
少し違って見えてくる気がします。
Aliveテイスティング訪問記、
まだまだ続きます。
次はどんなワインに出会えるのか、
どうぞお楽しみに。

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