カリフォルニアワインとニュージーランドワインの オンラインWassy’s
受注担当Jです。
先日、久しぶりに昔のワイン勉強会仲間と食事会をしてきました。
場所は、心斎橋の少しおしゃれなフレンチレストラン。
ワインは持ち込みで、スタートのシャンパーニュから、
最後のデザートに合わせたシャトー・ディケムまで、
すべてフランスワインという贅沢な会でした。
振り返ってみると、数十年前に一緒に勉強していた頃は、
「覚えなアカン」という気持ちのほうが強くて、
ワインそのものをゆっくり楽しむ余裕は、あまりなかったように思います。
もちろん、その時間があったからこそ、今の自分があるのですが、
今回は肩の力を抜いて、
料理とワイン、そして懐かしい仲間との会話を楽しむことができました。
普段、オンライン・ワッシーズでは
アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアなど、
いわゆるニューワールドのワインを扱うことが多く、
私自身も家では自然とそうしたワインを料理に合わせる機会が多くなっています。
だからこそ、こうしてじっくりフランスワイン、
特にボルドーを堪能する時間は、なんだかとても新鮮でした。
鳩のローストと、シャトー・オー・バタイィ ポイヤック 2016

中でも印象に残ったのが、鳩のローストに合わせた
シャトー・オー・バタイィ ポイヤック 2016。

2016年ヴィンテージなので、約10年ほど熟成したボルドーです。
グラスに注ぐと、まだしっかりと深みのあるルビー色。
香りには、完熟したカシスやプラムを思わせる黒系果実のニュアンス。
そこにスミレのような上品な香りも重なります。
味わいは、ポイヤックらしい力強さを感じさせながらも、
決して重すぎず、繊細さも持ち合わせた印象。
鳩のローストの旨みや野性味にも負けず、
むしろ料理の香ばしさを受け止めながら、ワインの奥行きがより引き立っていました。
「やっぱりボルドーって、こういう料理と合わせると強いなあ」と、
しみじみ感じた一本です。
バニラアイスと、シャトー・ディケム 1983

そして最後に登場したのが、バニラアイスに合わせた
シャトー・ディケム 1983。
これはもう、見た目からして別格でした。
グラスの中の色合いは、濃い琥珀色を通り越して、
深く輝くような熟成感のある色調。
香りも味わいも、圧倒的な凝縮感がありました。
口に含むと、とろんとしたはちみつのような質感。
そこにキャラメルやココナツを思わせるニュアンスが広がり、
なめらかで長い余韻が続きます。

バニラアイスのやさしい甘みと、
ディケムの熟成した甘美な味わいが重なって、これは本当に絶品でした。
「甘口ワイン」という言葉だけでは収まりきらない、
時間を重ねたワインだけが持つ深み。
久しぶりに、心から感動するデザートワイン体験でした。
たまには、こういう会もいいですね
普段はニューワールドのワインに触れることが多い私ですが、
今回あらためて、フランスワインの奥深さ、そして料理と合わせる楽しさを感じました。
昔は勉強することに必死だったワインも、
今はこうして仲間と笑いながら、料理と一緒に楽しめる。
同じワインでも、向き合い方が変わると、感じ方も変わるものですね。
懐かしい仲間と、素晴らしい料理、そして久しぶりにじっくり味わったフランスワイン。
たまには、こんな会もいいなあと思った夜でした。
オンライン・ワッシーズではニューワールドのワインを中心にご紹介することが多いですが、
ワインの楽しみは本当にさまざま。
産地やスタイルを越えて、料理と人との時間を豊かにしてくれるのが、
ワインのいちばん素敵なところなのかもしれません。

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