受注J カリフォルニアワインツアーレポート(^○^)ボーグル編 

j の日々
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カリフォルニアワインとニュージーランドワインのオンラインWassy’s  受注担当 です。

帰ってきて時間が経つのが早い~(@_@;)と少々焦り気味のJです。
少しずつアップしてまいりますが、まずは
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ボーグル ヴィンヤーズ コスパがよいと評判の(実際そうなのですが)ワイナリー。

まずはボーグルファミリーの歴史をちょっぴりおさらい。

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インターナショナルセールスのジョディさんが説明してくださいました(^v^)
ボーグルを支える3人姉弟の一番お姉さん。

ボーグルの歴史は1848年のゴールドラッシュにさかのぼります。
金がでたサクラメントに人が集まり、人が集まれば食べるもの飲むものが必要ということで、その近郊に農業が栄えます。

クラークスバーグは、サクラメントから少し離れた小さな村。
初めはブドウ以外の作物を植えて少しずつ事業を拡大していったのですが、
≪この土地にはブドウが合うかもしれない≫とブドウを植えてみたのは1968年のことでした。

ここを今も本拠地にしているのはそういった思い入れがあるからだそうです。

68~78年にかけてブドウはセバスチャーニウェンテなどに売っていましたが、
79年からは自分のところでワインを造るようになったのです。

お祖父様が畑を、お父様がワイナリー、お母様がボックス詰めと本当に家族できりもり。
89年以降はブドウのみに専念。

だんだんビジネスが大きくなり1600エーカーの畑を所有することになります。

ワイナリーが大きくなると、ここだけの施設ではカバーできなくなり、
アウトソーシングでウェンテなどに頼むことに。

ワインメーカーはちゃんとコントロールしていましたが、
2009年になると、全て自分たちのところで行えるようにと取り組み始め
2011年に今の設備が出来上がりました。

カリフォルニアのサスティナブルの認証をとっています。エネルギーとか環境に優しい設備。
水もできるだけ効率よく使う。ソーラー発電。(今は全体の10%であるが、将来は100%を目指す)

今後のことを考えて、≪持続可能な≫というのが特徴。

大成長のポイントは品質だといいます。サスティナブルな農家からブドウを購入。
素晴らしい品質のブドウを手に入れること。

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ワインメーカー エリックさん

醸造家エリックさんは22年ボーグルにいます。
家族でもないのに22年というのは大変珍しいことだそうです。

ブドウは別々に醸造。畑ごとにワインのクオリティがトレースできる。

つまりファイナルブレンドの前に品質がわかるというわけ。

このエリックさんに皆さんから頂いた質問をぶつけてみました~usagi

(ボーグルへの質問)アンディ様、カリオストロのピノ様、出口様ありがとうございます!

Q:一番のお薦めは何でしょうか?

A:ワイナリにとっては全てのワインが子どものようなものなので、どれが一番とは言えない。

Q:近年、米国では「red blend」の人気が高まっていると聴いております。
Bogleでは「Essential Red」というのがありますが、やっぱり人気が上がってきているのでしょうか。

A:YES 2009年にスタート時5万ケースであったものが、現在は40万ケースに増えています。

Q:「red blend」では品種の自由度が大きいと思われますが、
どのように考えて今の形になっているのかを
教えてください。

A:毎年少しずつ変わるが、プティットシラーを中心にブレンド。
色・ストラクチャーがしっかりしているからそれを核にしている。
ボーグルのヘリテージ。ボーグルのプティットシラーはバランスのとれた良い品種である。
今はプティットシラー 30%
ジンファンデル  30%
シラー      20%
カベルネ・ソーヴィニヨン20%

Q::米国ではミレニアル世代のワイン消費が多くなっていると聴いております。
その世代に向けてワイン造りを変えたりされていますでしょうか。

A:確かに多くなっています。その世代に向けてはエッセンシャルレッドを。
これ以外は全てクラシカルなつくりとなっています。

Q:ワインへの樽の香りを控え目にする最近の傾向をどう思いますか?

A:話題にはのぼっているが、実際樽の香りがないものは売りにくい。
樽の香り少ないのが(樽を使っていなくエレガントなのが)いいというトレンドだととらえている。

Q:ボーグルの哲学について教えてください。
(これはカスタマーリレーションズ&インターナショナルセールスのジョディさんにお聞きしました!)

A:プルブランドで在り続けること。押して押して売り続けるプッシュブランドではなく、
常に引くことによってお客さん、レストランから寄り添って もらえるブランドで在り続ける。
≪北風と太陽≫という物語があるが、どんなに強くぴゅーぴゅーと北風が吹き付けても旅人のコートは脱がせなかったが、暖かくやわらかな太陽の光は旅人からコートを脱がせることに成功した。この太陽のやり方がまさにボーグルの哲学そのもの。いいものを(品質)を作っていれば押さなくても売れる。

パソコン 皆さんにちゃんとお伝えできたかなあ・・・。IMG_20160510_135128

ボーグルの秘密、まあ秘密でもなんでもないですが、

高品質なものを使う、自社設備を活用、精一杯コストを下げる努力をする、
環境にやさしい取り組みをする、常に常に手を抜かない。

そういった努力が実を結んだ結果が
コスパの良いワインという評価に結び付いているのだなと思います。

ブログの応援、ぽちっといただけると元気がでます。

コメント

  1. […] 「ボーグル」 「ラック&リドル」 「フリーマーク アビー」「テキストブック」「チョークヒル」については、 鋭意作成中です。 […]

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