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ウェンテ ヴィンヤーズWente Vineyards

ウェンテ・ヴィンヤーズ

アメリカで現存する最も歴史のある家族経営ワイナリー

ウェンテ・ヴィンヤーズのファミリー

ウェンテ・ヴィンヤーズは、カリフォルニアのワイナリーの中でも歴史は古く、創業は1883年になります。カリフォルニアのゴールドラッシュ時代に、ドイツから移住してきたカール・ウェンテ氏によって 開かれたワイナリーです。 セントラルコーストのリヴァモア・ヴァレーに19ヘクタールの土地を購入したことで、その歴史は始まりました。

アメリカが禁酒法の時代も、ウェンテ・ヴィンヤーズはミサ用のワインとして生産を許可され、設立以来5代に渡り130年以上も愛され続けていることから、 「途切れることのない家族経営ワイナリー」と呼ばれています。

カリフォルニア・シャルドネの”ルーツ”

ウェンテ・シャルドネ

ウェンテ・ヴィンヤーズといえば、カリフォルニアの他のワイナリーにも大きな影響を与えた「シャルドネ」。

ウェンテ・ヴィンヤーズのシャルドネの歴史は2代目のアーネスト・ウェンテ氏から始まります。1912年にフランスのモンペリエ大学の育苗場からシャルドネの挿し木を持ち帰り、セントラルコーストのリヴァモア・ヴァレーで慎重に栽培、選別と植樹を繰り返したことでカリフォルニアの気候に合ったシャルドネが誕生しました。

ウェンテ・ヴィンヤーズは、その後に訪れる禁酒法時代もミサ用のワインとしてワインの生産継続。禁酒法撤廃後、衰退の道を辿っていた他のワイナリーに、大切に育てたシャルドネの苗木を譲与し、カリフォルニアワイン産業の復活の礎となりました。

のちにこの苗木は「ウェンテ・クローン」と呼ばれるようになります。現在、カリフォルニア・シャルドネの75~80%は、元を辿ると「ウェンテ・クローン」だとも言われています。

キスラーフラワーズコングスガードピーター・マイケルといった「シャルドネの大家」とされる造り手たちのワインにも、歴史を眺めると「ウェンテ・クローン」の名が刻まれています。

ウェンテのワインはシャルドネだけではない

ウェンテ・ヴィンヤーズはシャルドネが有名ですが、それだけではありません。

1882年、ウェンテの位置するリヴァ・モアヴァレーにおいて、アメリカの初代農務長官チャールズ・ウェッモアがボルドーより手に入れた苗木を植え、ワイナリーを立ち上げました。その苗木はあのシャトー・マルゴーに由来するカベルネソーヴィニヨンと、シャトー・ディケムに由来するソーヴィニヨンブラン、セミヨンです。

このチャールズ・ウェッモア氏のワイナリーは、現在ウェンテが所有しており、ディケムとマルゴーから譲り異受けた歴史的な苗木を元にワイン造りを継続しています。

ウェンテのワインは食事とともに

ウェンテのワインとお料理

料理のレシピ本も出すほど、食にも精通している4代目のキャロライン・ウェンテは、「ワインは食と共にあるべき」という哲学を持ち、ワイナリーにはレストランも併設しています。

醸造技術や熟成時間を活かしながらも、無理にワインに化粧をせず、心和風味に仕上げられています。ウェンテのワインは、一般的なカリフォルニアワインのイメージとなっている強い樽香のするワインとは違い、料理との相性を一番に考えられたワインなのです。

自社畑だからこその高品質

現在、ウェンテ・ヴィンヤーズは、リヴァモア・ヴァレーに約800ヘクタール、モントレー郡のアロヨ・セコに約300ヘクタールのブドウ畑を所有しており、自社畑のブドウのみを使用し、栽培から醸造、ボトリングまで全て自社で行っています。地球の環境に配慮した持続性農法(サスティナブル・ファーミング)にも早くから取り組んでいます。

アメリカのワイン雑誌ワイン・エンスージアストの『40歳以下のワイン醸造家トップ40』に選ばれたことのある、5代目カール・ウェンテを筆頭に、ワイン造りの精鋭たちによって丁寧なワイン造りが行われています。

リヴァモア・ヴァレー
サンフランシスコ湾近くに位置し、昼夜の寒暖差がある恵まれたテロワール。海からの霧や風が吹き込む、独特かつ冷涼な海洋性気候。全世界でも1%以下にしか当てはまらないと言われるレア・クライメットで、完熟しながらも豊かな酸を持つ上品な味わいを生み出します。

アロヨ・セコ
モントレー湾にある巨大な海溝『ブルーグランドキャニオン』の影響で、非常に冷たい海流が流れ、ブルゴーニュのような気候をもつ土地として有名です。海からの冷たい風と昼夜の温度差が酸のクリアなシャルドネやピノノワール、リースリングを生み出します。

そしてアメリカのワイナリーの頂点に

ウェンテがアメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーに選出

2011年には、アメリカを代表するワイン雑誌のひとつ「Wine Enthusiast(ワイン・エンスージアスト)」が毎年実施する、ワイン・スター・アワードにおいて、長い間アメリカワイン産業を根底から支え高品質のワインを造りつづけてきたことが高く評価され、≪アメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー≫に選出され、7000を超えるアメリカ国内のワイナリーの頂点に輝いています。

『ワイン・エンスージアスト』コメントより

「1883年に創設されたリヴァモアヴァレーのウェンテは、アメリカで最も古く、また途切れることワイン造りを行っている家族経営ワイナリーである。すべての価格帯において優れたワインを造っており、カリフォルニア州に初めてシャルドネを紹介したことでも知られるワイナリーである。」

  • 白ワイン

カリフォルニア・シャルドネの礎を築いたウェンテが造る
ウェンテ ヴィンヤーズ モーニング フォグ シャルドネ [2021]

カリフォルニア・シャルドネの礎を築いたウェンテが造るシャルドネ。

モーニング・フォグは、サンフランシスコ湾から、リバモア・ヴァレーに流れ込む、朝の霧にちなんで名付けられました。この毎日の現象が気候を和らげ、美しくバランスのとれた素晴らしいシャルドネを生み出しています。

2021年のモーニングフォグ・シャルドネは、シトラスとグリーンアップルのアロマがはじけ、樽熟成によるトースティーなオークとバニラのヒントによって引き立てられています。長く続くミネラルと自然な酸味のバランスがとれた美しいワインです。

アメリカン・オーク古樽50%、ステンレス・タンク50%にて発酵。樽発酵の部分は、5か月間、シュール・リーにて熟成し、ステンレス・タンク発酵の部分の半分は、5か月間、シュール・リーにて熟成し、残り半分は、フレッシュな果実の特徴を保つため、オリ引きして熟成しています。アルコール度数13.5%。
  • Wente Vineyards Morning Fog Chardonnay[2021]
  • アメリカ/カリフォルニア/アラメダ/リヴァモアヴァレー
  • スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口
  • シャルドネ95%、ゲヴェルツトラミネール5% おすすめのシャルドネを見る
  • 750ml
通常価格 ¥ 2,915 のところ
販売価格 ¥ 2,915 税込
(0)
  • 白ワイン

ウェンテ ヴィンヤーズ シャルドネ リヴァ ランチ ヴィンヤード [2019]

大胆なオークの香りで始まり、パイナップルやホワイトネクタリンなどの豊かなトロピカルフルーツと甘いベーキング・スパイスが味わいを引き立て、まろやかな口当たりでフィニッシュします。

モントレーのアロヨ・セコにあるウェンテ ヴィンヤーズ自社畑リヴァ ランチ ヴィンヤードからのみ、ブドウを調達しています。1960年代からぶどうを栽培しているモントレー/アローヨ・セコは、カリフォルニアで最もシャルドネが育つ場所のひとつとして広く知られています。長い冷涼な生育期間と深い砂利質の土壌は、シャルドネを完璧に熟成させ、糖分と酸味の自然なバランスをもたらします。

90%は樽醗酵(新樽60%)、10%はステンレス・タンク醗酵させています。100%マロラクティック醗酵させた後、8か月間熟成させます。アルコール度13.5%。


■ウェンテ・ヴィンヤーズについて
ウェンテ・ヴィンヤーズは、カリフォルニアのワイナリーの中でも歴史は古く、創業は1883年になります。設立以来5代に渡り130年以上も愛され続けていることから、「途切れることのない家族経営ワイナリー」と呼ばれています。

ウェンテ・ヴィンヤーズが育てた「ウェンテ・クローン」と呼ばれるシャルドネの苗木は、カリフォルニアの他のワイナリーにも大きな影響を与えたことでも知られるワイナリーです。
  • Wente Vineyards Chardonnay Riva Ranch Vineyard[2019]
  • アメリカ/カリフォルニア/モントレー/アロヨセコ
  • スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口
  • シャルドネ98%、ゲヴェルツトラミネール2% おすすめのシャルドネを見る
  • 750ml
通常価格 ¥ 3,960 のところ
販売価格 ¥ 3,960 税込
(0)