カリフォルニアワインとニュージーランドワインの オンラインWassy’s
受注担当Jです。
前回のブログでは、
カリフォルニアの名門ワイナリー、
ウェンテ・ファミリー・ヴィンヤーズより、
インターナショナル・セールス副社長のマイケル・パーさんが
ワッシーズにお越しくださった様子をご紹介しました。
ウェンテは、140年以上続く家族経営のワイナリー。
そして、カリフォルニア・シャルドネの歴史を語るうえで欠かせない
ウェンテ・クローンでも知られる存在です。
今回はその後編として、
当日試飲した4本のワインをご紹介します。
試飲したのはこちらの4本。
・ウェンテ モーニング・フォグ シャルドネ 2024
・ウェンテ リヴァ・ランチ・リザーブ シャルドネ 2024
・ウェンテ サウザン・ヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨン 2022
・ウェンテ チャールズ・ウェットモア カベルネ・ソーヴィニヨン 2022

まずは、2つのシャルドネから
ウェンテといえば、やはりシャルドネ。
今回試飲した白ワインは、
同じシャルドネでありながら、印象がかなり異なる2本でした。
ひとつは、エレガントで親しみやすい
モーニング・フォグ シャルドネ。
もうひとつは、よりリッチで複雑な
リヴァ・ランチ・リザーブ シャルドネ。
同じ生産者、同じ品種でも、
産地や造りによってここまで表情が変わるのかと、
あらためて感じる飲み比べでした。
ウェンテ モーニング・フォグ シャルドネ 2024
まず試飲したのは、
ウェンテの定番人気ともいえる
モーニング・フォグ シャルドネ。
名前の通り、このワインには「朝霧」が関係しています。
サンフランシスコ湾から流れ込む霧が、
リヴァモア・ヴァレーの畑を涼しく包み込み、
ブドウにきれいな酸をもたらします。
グラスに注ぐと、
白い花を思わせるやさしい香り。
リンゴや洋梨のようなフルーティな香りも感じられます。
味わいは、エレガントでなめらか。
すっきりしているのですが、
ただ軽いだけではなく、ほどよい果実味とふくらみがあります。
樽のニュアンスも強すぎず、
ほんのりクリーミーさを添える程度。
カリフォルニアのシャルドネらしい果実味はありながら、
重たくなりすぎないところが魅力です。
普段の食卓にも合わせやすく、
「今日は白ワインを気軽に楽しみたい」
という日に、すっと寄り添ってくれる1本だと思います。
ウェンテ リヴァ・ランチ・リザーブ シャルドネ 2024
続いて試飲したのが、
リヴァ・ランチ・リザーブ シャルドネ。
こちらは、モントレーのアロヨ・セコにある畑のブドウから造られるシャルドネです。
モーニング・フォグが、すっと伸びるようなエレガントさを持つワインだとすれば、
リヴァ・ランチは、よりリッチで華やかな印象。
香りから、ぐっとアロマティックです。
熟した果実の香りに、
クリーミーなニュアンス。
味わいにも厚みがあり、複雑さを感じます。
濃い。
でも、ただ濃いだけではありません。
うまみやミネラル感があり、
飲み込んだ後にも、じんわりと余韻が残ります。
マイケルさんのお話では、
このリヴァ・ランチには、ほんの少しゲヴュルツトラミネールが使われることがあるそうです。
それが、華やかさや香りの奥行きにつながっているのかもしれません。
クリームソースの料理や、
バターを使った魚介料理、
鶏肉料理などにも合わせたくなる、満足感のあるシャルドネでした。

続いて、2つのカベルネ・ソーヴィニヨンへ
白ワイン2本のあとは、赤ワインへ。
ウェンテというとシャルドネの印象が強いかもしれませんが、
カベルネ・ソーヴィニヨンも、とても良いです。
今回試飲した赤は、
サウザン・ヒルズと、
チャールズ・ウェットモアの2本。
どちらもカベルネらしい果実味や凝縮感がありながら、
タンニンがなめらかで、飲み心地が良いのが印象的でした。
ウェンテ サウザン・ヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨン 2022
まずは、
サウザン・ヒルズ カベルネ・ソーヴィニヨン。
黒系果実の香りがしっかりあり、
果実味もたっぷり。
カベルネ・ソーヴィニヨンらしい凝縮感はありますが、
タンニンはやわらかく、口当たりはとてもなめらかです。
「しっかりした赤ワインが飲みたい」
でも、
「渋すぎるものや重すぎるものは少し苦手」
そんな方にもおすすめしやすいタイプだと思います。
肉料理はもちろん、
ハンバーグやローストビーフ、
少し甘辛い味付けの料理にも合わせやすそうです。
果実味があり、親しみやすい。
けれど、きちんとカベルネらしい満足感もある。
日常の食卓でも楽しみやすい、
バランスの良い赤ワインでした。
ウェンテ チャールズ・ウェットモア カベルネ・ソーヴィニヨン 2022
最後に試飲したのが、
チャールズ・ウェットモア カベルネ・ソーヴィニヨン。
こちらは、より深みのあるカベルネです。
ブラックカラント、ブラックチェリー、
熟したプラムのような黒系果実の香り。
味わいには凝縮感があり、
サウザン・ヒルズよりも、もう一段コクと深みを感じます。
樽熟成によるふくらみもあり、
しっかりとした骨格があります。
とはいえ、タンニンはなめらかで心地よく、
のど越しも良い印象。
濃いのに、飲み疲れしにくい。
ここが、個人的にはとても良いなと思いました。
力強さだけではなく、
食事と一緒に楽しみたくなるバランスがあります。
ステーキや赤身肉のグリルはもちろん、
牛肉の煮込みや、しっかりめのソースを使った料理にもよく合いそうです。

歴史ある名門なのに、どこか親しみやすい
今回4本を試飲して感じたのは、
ウェンテのワインには、歴史や背景の深さがありながら、
飲み手に対してとても親しみやすいということです。
前編でご紹介したように、
ウェンテはカリフォルニア・シャルドネの歴史に深く関わってきたワイナリーです。
でも、実際にグラスに注いでみると、
難しさよりも先に、
「おいしい」
「食事に合わせたい」
「また飲みたい」
という気持ちが自然に出てきます。
モーニング・フォグは、
毎日の食卓にも寄り添うエレガントなシャルドネ。
リヴァ・ランチは、
ゆっくり味わいたいリッチなシャルドネ。
サウザン・ヒルズは、
果実味たっぷりで親しみやすいカベルネ。
チャールズ・ウェットモアは、
深みと凝縮感を楽しめる、少し特別感のあるカベルネ。
どれも、ウェンテらしい安定感と飲み心地の良さがありました。
カリフォルニア・シャルドネの原点ともいえるウェンテ。
ぜひこの機会に、
その歴史と味わいを、グラスの中で感じてみてください。


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