[ハダノリ現地レポ]サンタバーバラのワインの特徴って?

2015サトウ&ハダノリアメリカW訪問レポート
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サンタバーバラ2日目 (長文ですよん。ハダノリ本気出しました(≧∇≦)
朝一番はフェスパーカーのワイナリーです。

20150915-01

スターレーンのタイラー(左)

スターレーンのタイラーさん(左)とフェスパーカーのブレアさん(右)

まずは、ミニセミナー。

講師はフェスパーカーのブレアさんとスターレーンのタイラー!!
(去年の10月に出会って以来今年の春と今回の1年で3回も会えましたー(^^) 収穫で忙しい中嬉しいねー)

 

フェスパーカーのヘッドワインメーカーブレアさんは、サンタバーバラ生まれ、

UCデイヴィス卒業後、今では12年間フェスパーカーで働いているそうです。

一方wassysの皆さんにはおなじみ(?)スターレーンのタイラー

ワイン飲むのが好きだからワインメーカーに、なった。
なんてみんなには自己紹介してますが、(笑)

UCデイヴィス卒業後ニュージーランドに行き、そこでワイン造りの素晴らしさに出会い、
フランスやアメリカのHdvなどで働いたのち、ソノマの小さなワイナリーでパーカー高得点を叩き出し、
スターレーンの熱烈なアピールの後にその2年前にスターレーンディアバーグのワインメーカーに就任しました。

 


 

<サンタバーバラの各地の違い>

10年余りナパで働いていたタイラーからすると、サンタバーバラという場所はとてもユニークですばらしい場所だと言えるそうです。

なんといってもカリフォルニアのワイン産地で唯一の山脈が東西に走っていて、どのサブリージョンでも海の影響を受けやすく冷涼。
とくにサンタリタ、サンタマリアは冷涼で ピノノワールやシャルドネのすばらしい産地です。

そして東のサンタイネズに行くと、気温はあがりシラーなどのローヌ品種やボルドー品種がよく育ちます。

さらに内陸部ににはハッピーキャニオンがあり、ここがスターレーンの本拠地。
サンタバーバラ内では最も温暖で、すーーーーばらしいボルドー品種が出来るのは皆さんにはご存知(^_^)

土壌や、気候のコンビネーションからみても、
ハッピーキャニオンはボルドー品種のドリームランドとも言えます。

 

ここで質問!
25年前にサンタバーバラに来た時、自根でぶどうを植えているといっていましたが今もそうですか?

答え:ハッピーキャニオンのスターレーンでは今でも自根で植えています。
自根のぶどうと接木したぶどうの違いは(タイラーの個人的な意見としては)若い樹でも年齢を追った古木のようなキャラクターを見せるということ。クラッシックなボルドーのアロマと、ニューワールドの果実味ゆたかな柔らかい骨格をもっています。
スターレーン以外でサンタバーバラで自根で作っているのは他にはひとつくらいしかないそうです。

ちなみにディアバーグのではピノノワールは自根ではありませんが、フェスパーカーにはまだ自根のぶどうが残っているそうです。

2015年のサンタバーバラはめーーーーっちゃ収穫が早かった!

もうフェスパーカーではすでに80パーセントの収穫を終えてます。
場所によっては7月の末から収穫がはじまり、通年よりも1ヶ月も早いんだそうです。

それって良い事なの?

とそれぞれのワイナリーさんに質問してみましたが、皆さんにはおっしゃるのはとにかく収穫量が少なかった。ほぼ半分。花がなる時期に寒く強い風がつき、うまく結実しなかった。その後ずっと順調にシーズンはすすみ果実のの数が少ないまま、暖かい夏を迎えたので、自然と成長が早くなったみたいです。

ハンギングタイムが通年よりも短いので皆さんには生産者は心配したのですが、実際に収穫時になってみると、ぶどうの質が驚くほどよく、『実はハングタイム(成長が時間)て言われてるより短くてもいいんじゃないの?』と思ったくらいだそうです。

これは、神様が早く収穫が終えてます休みましょう。そして雨を降らしましょう!と言ってるのよーー。と皆さん言ってました(サンタバーバラはも4年連続の水不足!!
その後、フェスパーカーの畑をチラ見(笑)↓

フェスパーカーの畑

フェスパーカーの畑


この樽ひとつで800から1000ドル。今年は600樽購入

この樽ひとつで800から1000ドル。今年は600樽購入

したあとは、ワイナリーで発酵途中のシラーを見学。

シラー発酵中

シラー発酵中

シラーの果実

シラーの房

 

これ、樽出しワインとして売るそうです

これ、樽出しワインとして売るそうです

 

今、カリフォルニアでは、この樽出しが流行ってるんだってーー。

今、カリフォルニアでは、この樽出しが流行ってるんだってーー。

そして、サンタバーバラのテイスティングに突入です。
次の記事へ続きます

コメント

  1. […] 前回の記事の続きで、サンタバーバラのテイスティングに突入 […]

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