優れたピノ・シャルドネに必要なすべてがここにある!カリフォルニアのラ・ターシュと呼ばれる『ウェイフェアラー』

飲まなきゃソノマ
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こんにちは♪
オンラインワッシーズ ひのみです。

本日はソノマ特集から『ウェイフェアラー』 をピックアップ!
実は今年、ワッシーズが親睦を深めた生産者さんのひとりなのです♪

たっぷりの果実味と繊細な風味を併せ持つ
ウェイフェアラーのおいしさの秘密は・・・
並外れたテロワール。そして、
ひたむきにブドウと向き合う人々の中にありました。

ウェイフェアラー ヴィンヤード とは

『ウェイフェアラー』 は、2014年に本格始動したワイナリー。
ウエスト ソノマ コースト AVA のサブリージョンである、
フォート ロス シーヴュー に位置しています。

創業者のジェイソン・パルメイヤー氏は、ナパにおいて『パルメイヤー』 を築き、
秀逸なシャルドネとボルドー品種の造り手として名声を得ました。

そんな中、いつしかブルゴーニュ品種の虜となっていった彼は
新たなワイナリーの設立を目指し、1990年代当時
パルメイヤ―のワインメーカーを務めていた人物にアドバイスを求めました。

その人とは、“ワインの女神” の異名で有名なヘレン・ターリー女史です。

彼女は、1998年にソノマコースト太平洋沿岸部にある
小さな有機農場の土地が売りに出されたと知るや否や
すぐさまジェイソンさんへ声をかけました。

この農場の名前こそが「ウェイフェアラー」

標高約335m地点という海霧の境界線ギリギリに開墾されたこの地は、
冷涼でありながら、霧の湿気は風が吹き飛ばしてくれて日照に恵まれる・・・
ブドウにとって最良のロケーションがありました。

さらに土壌は、柔らかくて水捌けのよいゴールドリッジであり、
海洋性の堆積物も多く含まれていたのです。

優れたピノノワールとシャルドネを生み出すために、
必要な要素がすべて揃うこの地を、ヘレン・ターリーさんは
「カリフォルニアのラ・ターシュになる運命の畑」と明言しました。

視察に訪れたジェイソンさんもまた、一目見て
この地に魅了され、心を決めたと言います。

こうして、ブルゴーニュ品種で新たなワイナリーを作るという夢が
実現に向けて動き始めました。

テロワールとクローンを探究し続ける、ウェイフェアラー

元々農場だった土地をブドウ畑へと変革するにあたり、
ジェイソンさんは、ナパ屈指のヴィンヤードマネージャーである
デヴィッド・エイブリュー氏に植樹を依頼しました。

ちなみにここは、デヴィッドさんが
ソノマで手掛けた記念すべき初の畑なのだそうです。

ウェイフェアラー の畑では、常に自然と対話しながら
ブドウの樹勢や、葉・果実の成長を深く観察しています。
また平均収量は樹1本あたり、わずか1.3~1.4kgに制限されます。

そして、ウェイフェアラーの栽培において特筆すべきは、多彩なクローン!
ピノノワールだけで12種類、シャルドネは4種類が育てられています。

ウェイフェアラーでは、ワインメーカーのトッド・コーンさんが
栽培管理と醸造、両方のリーダーとして活躍しています。
そのため、各区画の特性に寄り添い育てられたブドウが
豊かなワインの表現力に直結している
のです。

ウェイフェアラーの現オーナー:クレオ・パルメイヤーについて

クレオ・パルメイヤーさんは、創業者ジェイソン氏の娘です。

大学で美術を専攻した後、美術品の鑑定士として勤めていた彼女は
2008年から家業に参画しました。
ナパのパルメイヤーで働き始めた数年後には、
“ブルゴーニュ品種の新プロジェクト” を担当することに!

ウェイフェアラーでは、2002年の畑の完成以降
根気強く、若木の成長を見守ってきました。

段階的にパルメイヤ―が造るソノマコースト産ワインへ
果実をブレンドしながら、機が熟すのを待ち・・・
2014年、満を持して『ウェイフェアラー』 のワインが誕生します。

新ワイナリー設立の指揮を執ったのは、もちろんクレオさん。
初代ワインメーカーには、ビビアナ・ゴンザレス・レーヴさんを登用しました。

猛者の多い “トゥルー・ソノマコースト” にあるワイナリーの中で、
ウェイフェアラーは、瞬く間にトップ生産者たちと肩を並べることとなります。

ウェイフェアラーのワインメーカー:トッド・コーンについて

トッド・コーンさんは、ウェイフェアラー に勤めて
今年で10年を迎えた、人望の厚いワインメーカーです。


画像引用元:wayfarervineyard instagram

UCデイヴィス校で栽培と醸造学の学位を取得したトッドさん。

『シュラムスバーグ』 での収穫インターンシップにおいて
ブドウ栽培という献身的な仕事の魅力に触れ、
より一層ワインの世界にのめり込んでいきました。

栽培のみならず、ラボやセラー勤務の修業を積んだことも
今日の彼の、緻密なワイン造りに繋がっています。

その後トッドさんは『オーパス ワン』 などナパの一流ワイナリーで
研修を重ね、オーストラリアへ渡ります。

ピノノワールとシャルドネの評価が高い、ヴィクトリア州・モーニントン半島で
働きながら、この2つのブドウ品種の見識を深めていきました。

そして、アメリカ帰国後の2013年に
醸造アシスタントとして、ウェイフェアラーへ入社。
2017年には、ビビアナさんの後任として、ワインメーカーに就任しました。

そんなトッドさん。実は、今年の3月にワッシーズへ
ご来店くださった生産者さんのひとりなんです。

またその直後には、姉妹店レストランのオーナーソムリエ 鷲谷紀子が
ソノマにあるウェイフェアラーの畑にも伺いました♪

ひたむきにブドウと向き合う堅実なトッドさんは、
人に対しても誠実で、ほんわかした雰囲気を纏った方です。

「トッドさん、かなり素敵って改めて思ったよ~!」と
現地からレポが届くほど、鷲谷もすっかりファンになった模様・・・

ワッシーズをご愛顧くださる皆さまへ向けて、メッセージもいただいちゃいました\^^/

トッド

この機会に、ぜひ一緒にウェイフェアラーのワインを楽しみましょう♪

ウェイフェアラー のおすすめワイン

ウェイフェアラーの果実は、バランスのとれた酸を維持しながら、
ゆっくり熟していくことがポイント。
区画ごとの細やかなケアと収穫を通じて、
すべてのブドウがベストなタイミングで醸造を迎えます。

凝縮感もあり、繊細で奥行きのある風味も併せ持つワインは
今飲んでももちろん美味ですが・・・

クレオさんのお話によると「10年先にベストを迎えるワイン」を
見据えて造られているとのこと。

セラー用としても、どうぞお手元に置いていてくださいね^^

Wayfarer Vineyard Chardonnay

ウェイフェアラー シャルドネ ウェイフェアラー ヴィンヤード
フォート ロス シーヴュー [2020]

★ワイン アドヴォケイト:96点
★ワイン スペクテイター:94点

自社畑のブドウで造られたシャルドネ。

洋梨やオレンジのエネルギーに満ちた果実味があります。
そして次第に、白いお花や桃、カモミールのような風味とミネラル感が表れます。

Wayfarer Vineyard Pinot Noir

ウェイフェアラー ピノ ノワール ウェイフェアラー ヴィンヤード
フォート ロス シーヴュー [2017]

★ワイン アドヴォケイト:93点
★ワイン スペクテイター:92点
★ワイン エンスージアスト:94点
★ジェブ・ダナック:95点

自社畑のブドウで造られたピノノワールです。
現在、2ヴィンテージご用意しておりますが、
やはりバックヴィンテージを推したいところ^^

生き生きとしたレッドチェリーやワイルドベリーの味わいの中には、
酸とミネラルがしっかりと存在しており、
シルキーなタンニンが心地よく余韻を支えています。

まだまだ熟成のポテンシャルを持ったワインなので
今開けるならば、早めの抜栓とデカンタージュがおすすめです。



旅人を意味する言葉「wayfarer」

地道で堅実な一歩を積み重ねる、彼らのワイン造りに対する姿勢を
言い表すのにふさわしい名前だなぁとつくづく思います。

『ウェイフェアラー』すべてのワインはこちらから

ソノマワインの特集ページはこちらから

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