1990年、マテ・ブラジュコヴィッチは土地を整備し、彼と彼の家族が1944年3月に購入したオリジナルのブドウ畑の跡地に、シャルドネのブドウの木を新たに植えました。
この畑(マテズ・ヴィンヤード)からの最初のブドウは、マテ・ブラジュコヴィッチの死の翌年、1993年3月に収穫されました。このワインの初ヴィンテージとなる出来上がったワインは、ブラジコヴィッチ家がクメウ・リヴァーに到着してから50周年を記念して、1994年11月にリリースされています。
■ワイン・アドヴォケイトのコメント
「96点」。この2022年のマテズ・ヴィンヤード・シャルドネの香りは、砂糖漬けのバナナ、パイナップルの果皮、白桃、ほのかなライチの香りから始まり、その香りの周辺には柑橘類のジャム、塩水、リンゴの果皮、香ばしさが感じられます。
口に含むと、このワインは凝縮した果実味によって力強く支えられており、クリスタルのように透明感があります。その味わいは旨みがあり、口の中に広がるタイプで、フルーツにはちょうど良い量の塩味と風味豊かなスパイスが加わっており、非常に複雑でありながらも力強いものとなっています。
それはまるで折り紙のように精密に折りたたまれており、折り目の1本1本が全体の形状に貢献しています。飲み頃2023-2037年。2023年9月22日投稿。
■畑について
自社畑マテズ・ヴィンヤードのブドウがつかわれています。
■醸造について
マテズの畑から手摘みで収穫。全房プレスし、野生酵母で樽発酵100%、マロラクティック発酵100%。11か月樽熟成しています。
■クメウ・リヴァーについて
クメウ・リヴァーはユーゴスラビアから移住してきたブラコヴィッチ・ファミリーによって、オークランドから北西に約20キロ離れたクメウ地区に1944年に設立されました。当主のマイク・ブラコヴィッチは1949年に亡くなり、妻のケイトと息子のマテがブドウ栽培とワイン造りを引き継ぎ、ワイナリーの評価を高めました。
マテはニュージーランドのワイン業界でも名が知られており1982年から1985年にはニュージーランド・ワインインスティチュートの委員長も務めました。1992年にマテが亡くなった後は、彼の妻メルバと3人の息子がワイナリーを守っています。醸造責任者を務める長男のマイケルは、1989年にニュージーランド初のマスター・オブ・ワインとなりました。
そして、現在、クメウ・リヴァーの造るシャルドネは、世界的に高い評価をうけています。
- Kumeu River Mate's Vineyard Chardonnay[2022]
- ニュージーランド/オークランド/クメウ
- スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口
- シャルドネ100% おすすめのシャルドネを見る
- 750ml