小山竜宇(コヤマ タカヒロ)さん×麿直之(マロ ナオユキ)さんが造る白ワイン!!
小山さんは、ケルナー自体を初めて扱う品種ですが、「リースリングをイメージして造ったワイン」との話です。わずかに貴腐菌が付いた葡萄を使用しており、第一印象は優しく熟した柑橘系の香りが特徴的です。その後、綺麗な酸が全体を引き締め、余韻も長いワインです。
ブドウは、北海道余市産のケルナーが100%つかわれています。手摘みにて収穫 畑にて丁寧に選果しています。
ホールバンチ(全房)・プレス。種子をつぶさないようプレスし、きれいな果汁を抽出し、醗酵前に自然沈降にて不要な成分を澱下げ、澱引きします。
酵母は小山さんが、ニュージーランドでもリースリングの醸造時に愛用しているDV10を使用。リースリングを親にもつケルナーでも同酵母を使うことでケルナーの特徴を最大限引き出せると考えてのことだそうです。
ステンレス樽を用い、対流が起こるようにして果汁内で温度差が生じないように管理しつつ、約1か月低温発酵をおこないアロマを引き立たせます。その後、ステンレス樽にて熟成。マロラクティック醗酵(MLF)無し。濾過せずに澱下げのみして瓶詰めしています。
■KOYAMARO(コヤマロ)について
KOYAMARO(コヤマロ)は、ニュージーランドで、以前はコヤマ・ワインで、そして現在は、自身のブランドであるタカ・ケイ・ワインズ(TAKA K Wines)で活躍する醸造家・小山竜宇(コヤマ タカヒロ)さんと、北海道、マロ・ワインズ(MARO Wines)の麿直之(マロ ナオユキ)さんが、日本ワインの新たな可能性を発見すべく、始めた共同プロジェクトです。
麿さんから小山さんに今回の企画を提案し、実現したそうです。
欧州諸国に比べると歴史は浅いながらも、今やニュージーランドは安定感のあるワイン造りと、規則に囚われないダイナミックな成長で高い求心力をもつワイン大国。自由な発想でワイン造りを追求し、世界で評価されてきた小山さんの実力とアイデアは、今の日本にとって大きな財産になると考え、日本での醸造を打診して、このプロジェクトがスタートしました。
同じ日本人醸造家でありながらも、異なる国で経験を積んできた二人の醸造家がタッグを組み、知恵が絞ることで化学反応がおき、多様な可能性が広がります。
- KOYAMARO Kerner[2022]
- 日本/北海道/余市
- スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口
- ケルナー100%
- 750ml