フラワーズの自社畑「キャンプ・ミーティング・リッジ」で造られる、ワイナリーの最上級シャルドネ。生産量が非常に少なく、希少価値の高い逸品です!
畑名「キャンプ・ミーティング・リッジ」は、暑いカリフォルニアの夏、かつて先住民たちが避暑のために、この地に集まったことに由来しています。この畑は、かつて無名だったソノマ・コーストの名を世界に広めた、愛好家垂涎の最高級ヴィンヤードとして知られています。
■生産者のコメント
2016年のキャンプ・ミーティング・リッジは、荒々しい海岸沿いの畑の特徴を余すところなく表現しています。カモミールの花、洋梨、桃、柑橘類の果実が、沿岸特有のミネラルのニュアンスによって引き立てられます。熟成によって、天然の巣ハチミツ(コムハニー)やオークの風味が優しく広がり、芳醇な味わいに包まれています。
■栽培について
カリフォルニア/ソノマのソノマコーストに位置する、フラワーズの自社畑「キャンプ・ミーティング・リッジ」で収穫されたブドウが使われています。
標高約350~426mの険しい海岸沿いの尾根と、複雑な微気候によって、畑の各区画ごとに異なるペースで成熟が進み、ブドウはそれぞれ丁寧に手作業にて収穫されます。森林を通り抜ける涼しい海風、強烈な日差し、そして岩だらけの土壌というユニークな条件が組み合わさり、深みのあるテクスチャーと魅惑的な風味を備えた、活力に満ちたワインが生まれます。
■醸造について
ブドウは厳密な手作業による選別を経て、最上級のブドウの房のみを使用しています。果実は優しく圧搾され、ジュースは約24時間タンクで静置された後、フレンチオーク樽(新樽20%)に移され、発酵と、澱の上での熟成が行われました。
12か月間、樽熟成された後、瓶詰め前の3か月間はステンレスタンクに移し、ワインを落ち着かせています。マロラクティック発酵100%。アルコール度13.0%。
■フラワーズについて
ウォルト&ジョアン・フラワーズは、「ソノマ沿岸の気候は、ピノやシャルドネ相応しい」との信念を持ち、1989年にソノマ沿岸の斜面の畑でブドウ栽培をはじめました。当時、太平洋の寒流の影響を強く受けるソノマ沿岸のソノマ・コーストは、ブドウ栽培には適さない土地と言われ、ワイン産地としては、ほとんど見向きもされませんでしたが、最初に、フラワーズの畑の素晴らしい可能性に気づいたのはキスラーでした。
キスラーは、フラワーズの自社畑のブドウを買い、素晴らしいシャルドネを造ったことで、フラワーズの名は一躍世に知られるところとなりました。
そして、2008年、引退したフラワーズ夫妻から、畑とワイナリーを引き継いだのは、チリの名門「コンチャイトロ」の立役者である醸造家アグスティン・フネアスとそのファミリーでした。2012年には、ボニー・ドゥーンやリースなどで経験を積んだ醸造家シャンタル・フォーサンが着任し、献身的な働きによってフラワーズは、かつてないクオリティを体現し、現在は、より畑の特徴を反映しテロワールを表現したワイン造りを行なっています。
- FLOWERS Chardonnay Camp Meeting Ridge[2016]
- アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/ソノマコースト
- スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口
- シャルドネ100%
- 750ml