ピーター・マーティン・レイ・ヴィンヤードは、サンタ・クルーズ・マウンテン北東部、マウント・イーデンにあります。この場所は1800年代後半に始まり、1940年代前半にカリフォルニアで、最初にピノ・ノワールが植えられた場所の一つであると言われています。この畑から採取された遺伝子を用いて、今日の多くのピノノワールの植樹が行われたため、現在では歴史的な意義のある畑となっています。
1979年に植え替えられた、この乾燥した畑は、標高1400フィート(約427m)の非常に岩が多く、枯渇したフランシスカン頁岩土壌に絶壁のようにしがみついています。
この畑は、カリフォルニアの伝説的な醸造家であるマーティン・ラスティ・レイの息子、ピーター・マーティン・レイが所有し、地元サンタクルーズの伝説的人物リック・アンザローネの協力を得て、現在も監督しています。
この土地は、土壌の露出度が非常に高く、土壌は栄養分に乏しいため、葡萄の木は生存競争にさらされ、収量は厳しく制限されています。アルノー ロバーツは、この場所で造ったワインは、山で育ったというルーツに忠実であり、この伝説的な山の豊かな歴史に敬意を表していると感じています。また、レイ・ファミリーと一緒に仕事ができることを光栄に思っており、この丘に何世代にもわたって築かれてきた遺産に貢献できることを楽しみにしているそうです。
■アルノー・ロバーツについて
アルノー・ロバーツは、ニューヨークとサンフランシスコのソムリエの間でカルト的な人気を誇る生産者です。ケイマスやコングスガードでの醸造経験を持つダンカン・アルノー氏と、樽職人のネイサン・ロバーツ氏の2人の幼馴染みによるコラボ・ワイナリーです。
現在のカリフォルニアワインに強い影響を与えた「The New California Wine」には、一章全てがアルノー・ロバーツについて書かれてます。更に、2012年にはアメリカの全国紙「San Francisco Chronicle」にてワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど、注目を浴びているコンビです。
ネイサン氏とダンカン氏は、珍しい品種の栽培や、通常、温暖な気候に適した品種を冷涼な環境で育てる等、カリフォルニアの土壌のポテンシャルを最大限に引き出すことができる才能溢れる生産者です。
ワインは土着酵母で発酵され、ほとんどは旧樽のみで熟成をし、ブドウ本来が持つフレーヴァーを重視します。多様性の時代に入ったカリフォルニアワインのスタイルにおいて、「土地固有の風土を表す本来のエレガントなワイン造り」をスローガンに、革命を起こそうとしている「ニュー・カリフォルニア」スタイルを代表する生産者です。
- アメリカ/カリフォルニア/サンタクルーズ/サンタクルーズマウンテンズ
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 中口
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- 750ml