商品情報
キワ・ヴィンヤードから収穫したピノノワールのみで造られるエスカープメントの最上級赤ワイン!!
このキワ ピノノワールは、シングル・ヴィンヤード(単一畑)・シリーズのひとつで、ブルゴーニュ・ワインのように畑の名を冠してリリースされるエスカープメントの最上級ワインです。
ちなみに、エスカープメントでは4つのシングル・ヴィンヤードからピノノワールが造られています。それぞれの畑(テ・レフア、キワ、パヒ、クぺ)には、この地に伝わるマオリの神話や言葉にインスピレーションを受けた名前がつけられています。
このワインの「キワ」は、マオリの神話に登場する収穫の神様に由来しています。
■テイスティング・コメント
ラズベリーやサワーチェリー、赤スグリなどの赤系果実のアロマに、五香粉(中国のスパイス)やベルガモット、ローリエや中国紅茶の魅惑的な風味が漂います。口に含むと広がる、深みのある果実味に、ワインの骨格を引き締める、しっかりとしたタンニンが魅力的です。フィニッシュには、紅茶やぺーキング・スパイスのニュアンスを伴った余韻が続きます。ヴィンテージから10年ほどの熟成ポテンシャルも備えた1本です。
■畑について
1980年代後半に植樹されたキワ・ヴィンヤードは、マーティンボロ・テラスの砂利が深く堆積した土壌です。UCD5、UCD6というクローンが栽培されており、複雑味のあるスパイシーなスタイルのピノノワールが生み出されます。
■醸造について
キワ・ヴィンヤードのピノノワールを100%使用。除梗したブドウと全房のブドウ両方を用い、開放式の発酵槽にて野生酵母で発酵します。穏やかな抽出を目的とし、ピジャージュは1日1回のみ手作業で行い、約22日後に圧搾します。熟成は、フレンチオーク樽(新樽31%)にて16ヵ月行います。質感を感じられるよう、またバランスの良い果実の複雑味を活かすため、清澄、ろ過は行いません。アルコール度数14.2%。
■エスカープメントについて
世界でもトップクラスのピノノワールの生産地として注目を集める、ニュージーランドのマーティンボロー。そのマーティンボロの中でも、近年、各ワイン評価誌で高評価を受けているワイナリーがエスカープメントです。
1999年、ワインメーカーのラリー・マッケンナ氏が、マーティンボローのテ・ムナ・ロードの畑を購入しジョイント・ベンチャーとして創業したことが、このワイナリーの始まりです。
ラリー氏は1980年代~1990年代にかけて、土壌学者のディレック・ミルネ博士が創業したマーティンボロー・ヴィンヤードでワイン・メイキングを担当し、当時のニュージーランドでは、まだ珍しかったヴィティス・ヴィニフェラ種のブドウによるワイン生産を拡大します。
ブルゴーニュのドメーヌ・デュジャック、ドメーヌ・ド・ラルロ、ドメーヌ・ド・ヴィレーヌや、アメリカ/オレゴン州でも研鑽を積んだ経験を活かし、「プリンス・オブ・ピノ」の異名をとるほど、ニュージーランド産ピノノワールの品質向上に貢献し、その国際的な名声を高めた人物として知られています。
エスカープメントは、2019年にオーストラリアのトルブレック・ヴィントナーズの傘下となり、2022年に、最新の設備を備えたワイナリーを新設しました。
ラリー氏のビジョンは、栽培責任者のローワン・ホスキンス氏とシニア・ワインメーカーのティム・ボーン氏に引継がれ、人為的介入を最低限にとどめたアプローチにより、マーティンボローのポテンシャルを最大限に表現するワイン・メイキングが行われています。
基本情報
英語名 |
Escarpment Kiwa Pinot Noir Martinborough[2020] |
生産地 |
ニュージーランド/ワイララパ/マーティンボロー |
生産年 |
2020 |
生産者 |
エスカープメント ワイナリー情報を見る |
タイプ |
スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口 |
品種 |
ピノノワール100% おすすめピノノワールを見る |
容量 |
750ml |
評価・得点 |
ボブ・キャンベル:96点、ジェームス・サックリング:95点 |