キャッターウォウル・カベルネソーヴィニョンは、優れた畑からヴィンテージの特徴を明快に表現するワインを造る事を目指しているワインです。2021年VTでは「1本150ドル(約21000円)以上するワインに使用するブドウを手に入れることが出来た。」と言います。
■生産者のコメント
外観は、不透明な濃い紫色。香りは、煮詰めたプラム、西洋カリン、ウーロン茶、そして杉などの香りが豊かに折り重なります。
口に含むと、濃密なダークフルーツを軸に、活き活きとした赤い果実が彩ります。ブラック・ベリーのペーストやなめし革、カカオニブなどが感じられ、ラズベリー、ダークチェリー、ブルーベリーなどの鮮やかな香りが長い余韻を導きます。
しなやかな口当たりを、きめ細やかで良く溶け込んだタンニンとバランスの取れた酸味が、くっきりと縁取ります。すぐに飲んでも、しばらくセラーで寝かせてからでも楽しめるワインです。
■ヴィンテージについて
2021年は生育シーズンの初めから晩春までほとんど雨が降らず乾燥した年でした。その為、房も果実も小ぶりとなり収量が抑えられた事で、凝縮し濃厚な果実となりました。
また、ブドウの葉を多めに残す事で、小さな実や房を熱や直射日光に過度にさらされるのを防ぐよう注意深く管理しています。
その後も、収穫シーズンまで雨が降ることがなかった為、完全に成熟したブドウを収穫する事が出来ました。その結果、色彩、深み、力強さ、複雑さを備えた美しい完成したワインが生まれました。
■醸造について
フレンチオーク樽100%(新樽比率50%)を使用して、18ヶ月の樽熟成を行っています。アルコール度数14.5%
■キャッターウォウルについて
キャッターウォウル(Caterwaul)とは、猫がギャーギャー鳴く声、転じて人がギャーギャー言う、激しくいがみ合う声という意味。そして印象的なラベルは18世紀の自然史図鑑にある、ピューマ(American Cougar)の挿絵を元にデザインされています。
キャッターウォウルは、100点満点のワインを50本以上生み出した、カリフォルニア屈指のワインメーカー トーマス・リヴァース・ブラウンと、北カリフォルニアで最も有名なブドウ畑管理会社のひとつであるハーディン・ヴィンヤード・マネジメントのオーナーであるマット・ハーディンがタッグを組み、2014年に生み出されました。
ワインに使用するブドウは、ポープ・ヴァレーにあるハーディン・ランチの畑とウォレス・ランチの畑。スタッグス・リープのレグシス・ランチの畑のブドウを主に使用し、他にもマットやトーマスが個人的にかかわっている畑から調達しています。
その全ての畑のブドウ栽培はマットが管理しており、収穫期になると、マットとトーマスは全ての畑を歩き回り、ブドウの味を基準にして、そのヴィンテージに使用する区画を畝ごとに決定していき、毎年そのヴィンテージで最高品質のワインを生みだします。
- Caterwaul Cabernet Sauvignon Napa Valley[2021]
- アメリカ/カリフォルニア/ナパ/ナパヴァレー
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- カベルネソーヴィニヨン100% おすすめカベルネソーヴィニヨンを見る
- 750ml