シルヴァラード ワイナリーSilverado Winery
ウォルト・ディズニーの娘が築いたもう一つの夢の国
ナパ・ヴァレー東に位置するスタッグス・リープ・ディストリクトにワイナリーを構えるシルバラード・ヴィンヤーズはウォルト・ディズニーの娘、故ダイアン・ディズニー・ミラーとその夫ロン・ミラーにより1981年に設立されました。
シルバラードとは現在のワイナリーの付近にあった廃鉱となった銀の鉱山に由来しています。
1970年代の半ば、ロンとダイアンは土地を購入し、ナパのスタッグス・リープ・ディストリクトへ移住することを決めました。その後、彼ら自身で育てたブドウの品質と恋に落ち、1981年にワイナリーの建築を始めました。
彼らは、ナパ・ヴァレーのシルバラードが生産する最高のワインを適切な価格で市場に出すことを決めました。今日、「シルバラード・ヴィンヤーズ」の名はミラー家の長期に渡るナパ・ヴァレー・ワインへの貢献・献身を象徴しています。
カリフォルニアに栄光を与えたスタッグス・リープ・ディスリクトAVAとは
スタッグス・リープ・ディスリクトは、ナパ・ヴァレーで最も小さいAVAの一つであると共に、最も有名なワイン生産地域の1つです。1976年、あのパリティスティングでカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョンがフランスのグランヴァンを押さえ一位の栄光を勝ち取りました。そのカベルネ・ソーヴィニョンに使用されていたのがこのスタッグ・リープ・ディストリクトのブドウです。
当時ハリー・シー氏(See’s Candy)が所有していた畑のカベルネがこのブレンドに使用され、その後1968年にシー氏はその畑をロンとダイアンに売却しました。シルバラードはこの土地をフラッグシップの畑としています。
シルバラードのワイン哲学
ワイン造りは畑から始まるという哲学の下、それぞれの畑のブドウの個性を忠実に表現し、強さの中にもエレガントを感じさせるワイン造りをしています。
最新設備を備えているワイナリーでは、収穫されたブドウは細心の注意を払われながら小ロットで醸造され、その手工芸的に造られたワインはシルバラードの土地、哲学、ワインのスタイルを反映しています。
品質への絶え間ない追求のために、シルバラードは常に栽培と醸造の研究・開発に努め、ブドウ樹のスペーシング、仕立て方、台木の選択、新しい酵母、オーダーメードの樽、そしてより優しいプレスの工程を実現するための最新設備の導入など常に改善・向上を目指しています。
シルバラードは現在7つの自社畑を所有し、ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネ、メルロ、サンジョベーゼ、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニョンを栽培しています。
それぞれの畑の土壌、気候、ブドウ品種などに合わせそれぞれ異なる栽培方法を採用しています。シルバラードのワイン造り理念はブドウ畑に根ざしています。ワイン・マスターのジャック・スチュアートは、『ワインの価値はそのブドウが栽培された畑によって決まる。結局、私達の評価を決めるのは畑の品質なのです。』と述べています。