デイヴィーズ・ヴィンヤーズはナパ・ヴァレーのスパークリングワイン・ブランド「シュラムスバーグ・ヴィンヤーズ」が展開する赤ワインのブランドです。
このワインには、ダイアモンド・マウンテン・ディストリクトAVA 内にある、シュラムスバーグのワイナリーを囲む自社畑のブドウのみが使われます。
シュラムスバーグが設立された1965 年、もともとこの畑にはスパークリング・ワインを生産する目的でシャルドネとピノノワールが植樹されていました。
しかし、これらブルゴーニュ品種には温暖すぎると判断したオーナーのデイヴィーズ・ファミリーが1994 年にボルドー品種に植え替えをしました。ワインは現オーナー ヒュー・デイヴィーズの父、ジャック・デイヴィーズの名前が付けられています。
標高150m~300mに、合計17ヘクタールの中に3つの自社畑があります。
このうちの2つは「シュラム区画」として、1862年にナパ・ヴァレーで初めて丘の斜面を開墾してブドウが植樹された畑で、禁酒法前にシュラムスバーグをこの土地に設立したジェイコブ・シュラムの名前が付いています。
3つめの区画は通称「マックイークラン区画」で、1878年にコリン・マックイークランによって開墾・植樹され、後にシュラムスバーグが1985年に購入した畑です。
これら3つの畑は、ダイアモンド・マウンテン・ディストリクトAVA 内で最も南に位置し針葉樹に囲まれています。北側にはナッシュ・クリーク、南側にはリッチー・クリークの2つの小川に挟まれています。生育期がとても長く、リッチで凝縮したブドウが実りますが、収穫量はとても少なく希少です。
■デイヴィースについて
1965 年にデイヴィーズ夫妻が購入したシュラムスバーグは、ナパ・ヴァレーのダイヤモンド・マウンテンの山中にあります。ワイナリー周辺のナパで初めて斜面に作られた畑も同時に購入しましたが、この地域を長年勉強した結果、1994年にその土地により相応しいカベルネソーヴィニョンに植え替えました。
2代目ヒュー・デイヴィーズにより、ジャックに敬意を表したワインがジェイ・デイヴィースです。
- J. Davies Estate Cabernet Sauvignon Diamond Mountain Napa Valley[2019]
- アメリカ/カリフォルニア/ナパ/ナパヴァレー/ダイヤモンドマウンテン
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口
- カベルネソーヴィニヨン86%、マルベック10%、プティヴェルド2%、メルロ2%
- 750ml