商品情報
ニュージーランド・マーティンボローのアタ・ランギが、比較的樹齢の若い区画のブドウを選んで造るピノ・ノワール「クリムゾン」。
2024年ヴィンテージは、赤い果実にハーブやスパイスが重なる香りと、ふっくらとした果実味が魅力です。タンニンはきめ細やかで、ベルベットのようになめらか。今飲んでも楽しめ、熟成による変化も期待できる一本です。
赤い花が描かれたラベルは、ニュージーランドの在来樹を守る「プロジェクト・クリムゾン」への支援と結び付いています。味わいとともに、土地と森を大切にする造り手の歩みにも触れてみてください。
■このワインはこんな方におすすめ
- 赤い果実にハーブやスパイスが重なる、香り豊かなピノ・ノワールがお好きな方
- ふっくらとした果実味ときめ細やかなタンニンに加え、熟成による変化も楽しみたい方
- ワイン造りと森林保全をつなぐ、生産者の取り組みにも惹かれる方
■生産者のコメント
赤い果実が豊かに香り、ピンクペッパー、ハイビスカス、フレッシュなセージ、ローズマリーのニュアンスが感じられます。口に含むとふっくらとした果実味が広がり、黒鉛や砕いた岩石を思わせる風味がほのかに加わります。
タンニンはきめ細やかで、ベルベットのようになめらかです。生き生きとした味わいが、思わず次のひと口を誘います。この魅力が、ほかのヴィンテージのクリムゾンとは異なる個性を際立たせています。
包み込むように味わいが広がり、今からおいしく楽しめる仕上がりです。余韻は長く、生き生きとした魅力を備えており、セラーで熟成させた先の味わいにも期待が持てます。
■クリムゾンの名前と森林保全
「クリムゾン」の名前は、ニュージーランド在来のポフツカワやラタを植え、守る活動を行う慈善団体「プロジェクト・クリムゾン」にちなみます。どちらも鮮やかな赤い花を咲かせる木で、ラベルの花もこの保全活動とのつながりを表しています。
アタ・ランギは2002年に、アオランギ森林公園に隣接する土地「ブッシュ・ブロック」を取得しました。創業者クライヴ・ペイトンは、この地域では失われたと思われていたラタの木々をそこで見つけ、苗を増やして植えていきました。この取り組みが、プロジェクト・クリムゾンとのつながりへ発展しました。
クライヴは、このブッシュ・ブロックに7万5000本を超える木を植えてきました。地域の保全活動を支えるクリムゾンは、土地と生態系を大切にし、守り続けるアタ・ランギの姿勢を表すワインです。
■ヴィンテージについて
2024年は、生産者が「ブドウを栽培してきた45年間で最良と言えるかもしれない」と評するヴィンテージです。
雨の多い冬の後に、乾燥をもたらす風と春の霜が訪れました。新梢に付く房の数は少なかったものの、開花と結実は順調に進み、小ぶりながらもしっかりと育った房となりました。夏は好天が続き、果皮とタンニンが十分に熟し、良好な酸を備えたブドウを収穫できました。
環境に配慮した栽培に取り組んできた生産者は、過去10年間の努力の成果が表れたと語っています。長期熟成への期待も寄せるヴィンテージです。
■栽培について
環境に配慮した栽培に取り組み、ブドウは手摘みで収穫しています。
■醸造について
ブドウの80%を除梗し、20%を全房のまま使用。開放式ステンレスタンクで自生酵母による発酵を行った後、フレンチオークのバリック樽で12か月熟成しています。瓶詰めは2025年3月です。
アルコール度数は13.5%です。
■アタ・ランギについて
「石の多い羊の放牧地から始まり、マーティンボローの畑と森を育てるアタ・ランギ」
アタ・ランギの歩みは、1980年にクライヴ・ペイトンがマーティンボローの町外れにある約5ヘクタールの石の多い羊の放牧地を購入し、ピノ・ノワールを植えたことから始まります。背中を押したのは、ニュージーランドの科学産業研究局(DSIR)がまとめた調査報告でした。マーティンボローはブルゴーニュのようなスタイルのワイン、とりわけピノ・ノワールに適しているという内容です。まだこの品種が国内で広く知られていなかった時代に、土地の可能性を見つめた挑戦でした。
その挑戦を支えたのが、妹のアリソン・ペイトンと、後に妻となる醸造家のフィル・パティです。現在は共同オーナーのアリソンが経営を担い、醸造家のヘレン・マスターズと栽培責任者のイアン・ユーワートがワイン造りを支えています。クライヴの娘ヴァネッサもセラードアやイベントを担当しています。
ヘレンとアタ・ランギの出会いは、1990年にさかのぼります。ワイン造りに関心を持った彼女は、ワインの本でアタ・ランギを知り、手伝いができないかと手紙を書きました。現場で学んだ一年を経て食品工学を学び、2003年末にアタ・ランギへ戻りました。現在は醸造を担う一方、夫のベンとともに、自らのマスターズ・ヴィンヤードの栽培にも取り組んでいます。
マーティンボロー・テラスの畑は、浅いシルト質ロームの下に深い沖積礫の層が広がる、水はけのよい土地です。この地域の春は冷涼で風が強く、結実が抑えられるため、収量は自然と少なくなります。夏の日中は暖かく、夜は涼しい気候。秋は長く乾燥しており、手摘みの収穫にも適しています。アタ・ランギでは畑ごとの土壌やクローンの違いに合わせて管理し、冬の剪定から秋の収穫まで手作業を重ねています。
大切にしているのは、100年先もこの土地で栽培を続けられるかという視点です。環境に配慮した栽培のもと、防風林や畝の間の花々で有益な昆虫のすみかをつくり、ブドウの梗や果皮などを堆肥にして土へ戻しています。醸造でも手を加えすぎず、畑とその年の個性を表現することを目指しています。全房発酵や樽熟成は、ワイン全体のバランスを見ながら取り入れています。
基本情報
| 英語名 |
Ata Rangi Crimson Pinot Noir[2024] |
| 生産地 |
ニュージーランド/ワイララパ/マーティンボロー |
| 生産年 |
2024 |
| 生産者 |
アタ ランギ ワイナリー情報を見る |
| タイプ |
スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口 |
| 品種 |
ピノノワール100% |
| 容量 |
750ml |
| 評価・得点 |
キャメロン・ダグラスMS:94点、ワイン・オービット:94点、ザ・リアル・レヴュー:92点 |