商品情報
ジョン・ウィリアムズが創業したフロッグス・リープが、ナパ・ヴァレーの三つの畑から仕立てるメルロー主体の赤ワインです。
熟したプラムやブラックチェリーの豊かな果実味に、ほのかな土のニュアンスが重なります。タンニンと酸が一体となり、複雑な香りを損なうことなく、口中で力強い存在感を示します。果実の充実感だけでなく、味わいを引き締める張りも楽しみたい方におすすめです。
■このワインはこんな方におすすめ
・熟したプラムやブラックチェリーの果実味に、ほのかな土のニュアンスも楽しみたい方。
・豊かな果実味と、タンニンや酸が生む張りのある味わいをあわせて楽しみたい方。
■生産者のコメント
2023年は、私たちが栽培するすべてのブドウにとって最も記憶に残る年の一つで、メルローはまさにその好例でした。
穏やかな夏の後、収穫期にはかなり涼しくなり、収穫量も十分にあったため、ブドウの成熟は非常にゆっくりと進みました。メルローの最後の収穫は11月2日。私たちが辛口ワイン用のブドウを栽培してきた歴史の中で、それまでの記録を大きく更新する、最も遅い収穫となりました。この特別な条件により、ブドウは長い時間を太陽の下で過ごしながら、通常は樹上に長く残すことで生じる過熟と、それに伴う酸の低下を免れました。
こうして、特別なワインが生まれました。2023年のメルローには、この品種ならではの果実味がたっぷりと詰まっています。果樹園から摘み取ったばかりのような熟したプラムとブラックチェリーに、ブドウが育った土壌を映す、乾いた土を思わせるニュアンスがほのかに重なります。このワインには優れた骨格があります。ここでいう骨格とは、タンニンにまとまりと充実感があり、酸と完全に一体となっていることです。それによって口中で力強い存在感を示しながらも、香りの複雑さを妨げません。
素晴らしいメルローの決め手は、豊かなプラムやチェリーコーラを思わせる果実味と、張りや本来の力強さを生むタンニンと酸とのバランスです。私は、この2023年のワインがその目標を完璧に果たしていると思っており、これから何十年にもわたって飲んでいくことを楽しみにしています。
■1990年から向き合う、メルローの「ちょうどよさ」
フロッグス・リープがメルローを造り始めたのは1990年。生産者は、造るのが複雑で難しい一方、それだけにやりがいの大きいワインの一つと捉えています。
中心地のラザフォードには約25種類の土壌があり、メルローがよく育つ場所はその中でもごく一部。粘土を多く含む土壌が必要ですが、粘土質が強すぎれば成熟が遅れすぎます。土壌がやせすぎても果実は熟さず、肥沃すぎると樹勢が強くなりすぎ、葉が果実を日陰にして風味のバランスを崩してしまいます。だからこそ、生産者は畑選びと生育期の細やかな手入れを重視しています。
醸造でも、抽出を強くしすぎたり、新樽を多用しすぎたりするとメルローの個性が隠れ、穏やかすぎる造りでは持ち味を十分に引き出せないと考えています。その中間にある「ちょうどよさ」を見極め、果実味としなやかな質感を備えたメルローを目指しています。畑から醸造まで、一つ一つの加減に向き合うワインです。
■栽培について
ラザフォードのレッド・バーンとウィリアムズ・ロッシ、カーネロスのトルシャードという三つの畑のブドウを使用。品種の構成はメルロー92%とカベルネ・ソーヴィニヨン8%です。使用するブドウはすべて有機認証を受けた畑で育ちます。
レッド・バーンのメルローが全体の65%を占めます。無灌漑で栽培する区画の土壌は、比較的浅いロームと砂利の層の下に、深い粘土層が続くもの。古い扇状地の外縁部の名残です。
ウィリアムズ・ロッシのメルローは20%。こちらも無灌漑で育ち、地質学的にはレッド・バーンより若い土壌に植わっています。ロームがごく少なく、主に粘土からなるのが特徴です。
トルシャードからはメルロー7%とカベルネ・ソーヴィニヨン8%を使用します。メルローの区画は急な丘の粘土堆積層にあり、カーネロスに特徴的な、隆起した河川性の頁岩と砂岩に由来する土壌。カベルネは丘の頂上の、より石が多く、この品種に適した場所で育ちます。
2023年の収穫は9月23日から11月2日まで。ウィリアムズ・ロッシで始まり、トルシャードは10月下旬、最後はレッド・バーンで収穫を終えました。
■醸造について
ブドウを除梗・破砕してタンクに入れ、自然酵母で発酵。樽内で自然にマロラクティック発酵を行います。フレンチオーク樽で18か月熟成させ、新樽比率は10%です。清澄剤を使用せず、瓶詰め前に軽く濾過します。ヴィーガンにも適しています。2025年5月23日に瓶詰めしました。
■ゆっくり開く香りを楽しむために
フロッグス・リープがメルローの楽しみ方として勧めるのは、開栓後に空気に触れさせながら、ゆっくり変化を楽しむこと。デキャンタージュも勧めています。食卓では、野菜料理や仔牛肉料理、鶏料理との組み合わせを挙げています。
■フロッグス・リープについて
「酪農からワインへ。親子で育む、ラザフォードの有機栽培と無灌漑の畑」
ナパ・ヴァレーのラザフォードに拠点を置くフロッグス・リープは、ジョン・ウィリアムズが1981年に創業した家族経営のワイナリーです。ニューヨーク州西部の酪農家で育ったジョンは、コーネル大学在学中にテイラー・ワイン・カンパニーで働く機会を得て、チーズ造りからブドウ栽培へと関心を移しました。1975年にナパへ渡り、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズで経験を積み、1977年にはカリフォルニア大学デイヴィス校で修士課程を修了。自らのワイン造りへと踏み出しました。
1994年にはラザフォードの古い赤い納屋を新たな拠点に選び、改修した建物でその年からワイン造りを始めました。畑にはブドウだけでなく、果樹、オリーブ、野菜畑、生垣や在来植物も配置。自社畑を有機栽培と無灌漑で管理し、冬から春に土が蓄えた雨水を夏の生育へ生かすという、土地を中心に据えた仕事を続けています。
息子のローリー・ウィリアムズも、父とともにワイン造りを支えています。海外での収穫や醸造の経験を重ね、コーネル大学で香味の化学と嗅覚について学んだローリーは、2012年に正式に参加。フランク・リーズのもとで畑を担当することから始め、栽培と醸造をつなぐ役割へと仕事を広げてきました。ジョンとローリーにパブロ・ポランコらが加わり、複数の家族と世代がワイン造りを支えています。
大切にするのは、バランス、節度、そしてブドウが育った場所の個性。自然酵母による発酵を重んじ、樽は香りを強く付けるためではなく、ワインを育てるために使うという考え方です。1990年から造り続けるメルローにも、その姿勢が表れています。適した土壌は限られるため、畑選びと生育期の丁寧な手入れを重視。抽出と新樽の使い方を見極め、メルローの果実味、しなやかさ、力強さを釣り合いよく引き出そうとしています。
基本情報
| 英語名 |
Frog's Leap Merlot Rutherford Napa Valley[2023] |
| 生産地 |
アメリカ/カリフォルニア/ナパ/ナパヴァレー/ラザフォード |
| 生産年 |
2023 |
| 生産者 |
フロッグス リープ ワイナリー情報を見る |
| タイプ |
スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: やや重口 |
| 品種 |
メルロー92%、カベルネソーヴィニヨン8% |
| 容量 |
750ml |
| 評価・得点 |
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