商品情報
フロッグス・リープのカベルネ・ソーヴィニヨン造りは1985年ヴィンテージまでさかのぼります。ラザフォードの自社畑から造るカベルネとして、2012年に初ヴィンテージが誕生したのが「エステイト・グロウン・カベルネ・ソーヴィニヨン」です。
往年のイングルヌックやBV(ボーリュー・ヴィンヤード)のカベルネに影響を受け、ラザフォード、なかでも西側に広がるラザフォード・ベンチに注目。30年にわたり、土地を探し、取得し、栽培を重ねてきました。オーガニック栽培とドライファーミング、醸造への介入を抑えることで、この土地ならではのカベルネを表現することを目指しています。
2022年は収穫期に記録的な熱波に見舞われた年。基準を満たさなかった区画を外し、重さではなくバランスを優先しました。熟したザクロやビング・チェリー、クランベリーの果実に、タバコ、紅茶、バラ、杉が重なる、香り豊かな仕上がりです。
■このワインはこんな方におすすめ
・力強さ一辺倒ではなく、バランスを重視したラザフォードのカベルネを楽しみたい方
・熟した赤い果実に、紅茶や杉などの複雑なニュアンスが重なる赤ワインがお好みの方
■生産者のコメント
暑さの影響を受けた区画をこのワインから外すのは痛みを伴う判断ですが、カベルネでバランスとフレッシュさを重視するという私たちの考えを実現するため、ときには必要です。その結果、2022年は通常とはまったく異なる表情でありながら、十分に満足できるカベルネになりました。
2022年のような暑い年は果実の香りが前に出やすく、どこかエキゾチックなニュアンスも見せます。より涼しい年に見られる黒系果実中心の特徴とは異なり、熟したザクロ、砂糖漬けのビング・チェリー、熟しきった桃、クランベリーソースの香りに、タバコ、紅茶、バラ、杉が重なります。香りの表現がとても豊かで、実に楽しいワインです。
暑い年で難しいのは味わいの部分で、高温によってタンニンの構造が崩れることがあります。私たちは長年の経験から、大きく重いワインを無理に目指すのではなく、飲みやすさを重視した適度な抽出を狙うのが最善だと学びました。このバランスを重視したアプローチによって、とてもおいしく、料理にも柔軟に合わせられるカベルネになっています。ステーキの日だけに取っておく必要はありません。
ローリー・ウィリアムズ(ワインメーカー)
■このワインについて
1994年にラザフォード・ベンチのレッド・バーンを拠点とし、その後もラザフォードで土地と畑を整備。2007年にはロッシ・ランチを取得し、自社畑によるカベルネ造りの構想をさらに進めました。そして2012年に初のエステイト・カベルネを収穫し、2014年秋にリリースしました。
2022年はカベルネ・ソーヴィニヨン93.6%にカベルネ・フラン6.4%をブレンド。フロッグス・リープでは、カベルネ・フランを加えることを、このエステイト・カベルネの特徴のひとつとしています。
■ヴィンテージについて
3年連続の干ばつが続いた2022年は、収量が平年を大きく下回りました。乾燥した暖かい夏と低収量により、カベルネの収穫は9月6日に始まり、フロッグス・リープでは平年より少なくとも1週間早いスタートとなりました。
その数日後、カリフォルニア北部の沿岸地域を1週間にわたる歴史的な熱波が襲いました。自社畑のウィリアムズ・ロッシとチャベス・リーズでは、霜害対策用の設備を暑さ対策に転用して果実を守りましたが、レッド・バーンの遅熟区画の一部は基準を満たさず、カベルネ全収穫量の約25%をこのワインから外し、バルクワインとして売却しています。
■栽培について
チャベス・リーズ、ウィリアムズ・ロッシ、レッド・バーンというラザフォードの3つの自社畑のブドウを使用。すべて認証オーガニックで、補助灌漑を行わないドライファーミングで栽培されています。フロッグス・リープでは、カベルネを排水性と土壌肥沃度のバランスが取れたラザフォード・ベンチの土地に限定し、所有する畑の3分の1未満しかカベルネの基準を満たさないと説明しています。
■醸造について
チャベス・リーズとウィリアムズ・ロッシの前半のロットは天然酵母で発酵を完了し、後半のロットはバランスを保つため培養酵母を使用。発酵初期は1日3回のルモンタージュ(ポンピングオーバー)を行い、発酵後半は果帽を穏やかに濡らすなど、抽出を抑えた方法に切り替えています。
フレンチオーク樽で20か月熟成し、新樽比率は約26%。熟成中に3回の澱引きを行い、瓶詰め前に無菌ろ過しています。アルコール度数は13.8%。生産者は約11~14℃の低めのセラー温度で、理想的には提供前に2~3時間空気に触れさせることをすすめています。
pH:3.69
総酸度(TA):5.71g/L
アルコール:13.8%
■フロッグス・リープについて
「オーガニックとドライファーミングで、ラザフォードの土地を映す家族経営ワイナリー」
創業者ジョン・T・ウィリアムズは、ニューヨーク州西部の酪農家に育ち、コーネル大学在学中にワインの道へ進みました。1975年にナパ・ヴァレーへ渡り、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズで経験を積んだ後、1977年にUCデイヴィスで修士号を取得。1981年にフロッグス・リープを創業しました。
1987年にはラザフォードで最初の自社畑を取得し、1989年にはCCOF(California Certified Organic Farmers)によるオーガニック認証を取得。早くから健全な土壌とオーガニック栽培を重視してきました。
フロッグス・リープが大切にするのは「バランス、抑制、ブドウの自然な表現への深い敬意」。オーガニック栽培とドライファーミングに取り組み、醸造でも果実の濃さや樽香を必要以上に前へ出すのではなく、畑とヴィンテージの個性を表すことを重視しています。
現在も家族経営を続け、創業者ジョンと息子ローリーがワイン造りに携わっています。2022年のこのワインは、ジョン・ウィリアムズ、ローリー・ウィリアムズ、パブロ・ポランコの3名がワインメーカーとして名を連ねています。
基本情報
| 英語名 |
Frog's Leap Estate Grown Cabernet Sauvignon Rutherford[2022] |
| 生産地 |
アメリカ/カリフォルニア/ナパ/ナパヴァレー/ラザフォード |
| 生産年 |
2022 |
| 生産者 |
フロッグス リープ ワイナリー情報を見る |
| タイプ |
スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口 |
| 品種 |
カベルネソーヴィニヨン93.6%、カベルネフラン6.4% |
| 容量 |
750ml |
| 評価・得点 |
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