商品情報
海洋生物の石灰質の遺骸が石灰岩を形づくるマクラーレン・ヴェイル。その海の記憶から、使い終えた貝殻を住みかにするヤドカリ=「ザ・ハーミット・クラブ」と名づけられました。「Hermit」には、マルサンヌの主要産地であるフランスのエルミタージュも重ねられています。
パイナップルやメロン、白桃、柑橘の花を思わせる香りに、洋梨やレモンカードの風味。豊かな質感を備えながら余韻は長く爽やかで、終盤に現れる甘酢漬けの生姜を思わせる風味が、アジア料理と合わせる楽しみを広げます。
■このワインはこんな方におすすめ
・パイナップルや白桃の香りと、洋梨やレモンカードの風味を楽しめる白ワインをお探しの方
・豊かな果実味と質感がありながら、長く爽やかな余韻を楽しめる白を選びたい方
・終盤に現れる生姜を思わせる風味を、アジア料理と合わせてみたい方
・海洋由来の石灰岩とエルミタージュを重ねた名前や、白いローヌ品種へ挑んだ造り手の物語に惹かれる方
■生産者のコメント
輝きのある淡い黄金色。パイナップル、メロン、白桃、柑橘の花を思わせる芳香があります。口に含むと、ハニーデューメロン、洋梨、核果、レモンカードの明瞭でみずみずしい風味が広がり、終盤にはこのワインらしい甘酢漬けの生姜を思わせる風味が現れます。余韻まで豊かな風味が続き、長く爽やかな仕上がりです。アジア料理との相性が良いワインです。
■白いローヌ品種をマクラーレン・ヴェイルへ
グルナッシュ、シラーズ、ムールヴェードルといった赤いローヌ品種が長く育てられてきたマクラーレン・ヴェイルで、4代目チェスター・オズボーンは白いローヌ品種の可能性に目を向けました。1995年、地域でも早い時期にマルサンヌ10エーカー、ルーサンヌ9エーカー、ヴィオニエ14エーカーを植樹。「ザ・ハーミット・クラブ」は、マクラーレン・ヴェイル初のヴィオニエとマルサンヌのブレンドとして生まれ、現在はワイナリーの中核を成す「オリジナルズ」シリーズに含まれています。
■栽培について
ブドウは、南オーストラリア州マクラーレン・ヴェイルで栽培されています。温暖な夏と穏やかな冬の地中海性気候に、海からの冷涼な風が重なる産地です。40を超える地質があり、土壌も多様。ヴィオニエとマルサンヌは、この土地の気候に適する白品種として育てられています。
■醸造について
少量ずつ穏やかに破砕し、ステンレス製バスケットプレスを使用。果実の特徴を保つため、比較的低い温度で時間をかけて発酵します。約4%は野生酵母で発酵し、ヴィオニエの14%は古いフレンチオーク樽で発酵。マルサンヌも同様に扱い、ワイン造りの最終段階でブレンドします。
■ダーレンベルグについて
「競走馬を手放して得た土地から始まった、赤いストライプと4世代の物語。」
ダーレンベルグの歴史は1912年、ジョセフ・オズボーンが所有する競走馬を売り、南オーストラリア州マクラーレン・ヴェイルの土地「バンダラ」を購入したことから始まります。医学の道を健康上の理由で離れ、土地で働くことになった息子フランクのための決断でした。当初はブドウ栽培が中心でしたが、義兄でワイン業界の先輩でもあったサム・トリーの勧めを受け、フランクは醸造を学び、5トンの開放発酵槽と手動のバスケットプレスを備えたワイナリーを建設。1928年に自らのワインを初めて造りました。現在まで続く開放発酵とバスケットプレスの原点は、この創業期にすでに形づくられていたのです。
1943年には、フランクの健康を支えるため、3代目フランシス・ダーレンベルグ・オズボーン、通称d’Arryが16歳で学校を離れて家業に入りました。1959年、d’Arryは亡き母に敬意を表して「d’Arenberg」の名を冠した自社ラベルを立ち上げます。いまや目印となった斜めの赤いストライプは、母校で身につけた深紅と白の縞のネクタイから着想したもの。家族の紋章には「Vinum vita est(ワインは人生)」という言葉も掲げられました。一本のラベルに、家族の記憶と遊び心が刻まれています。
1984年、ローズワーシー農業大学で醸造学を修め、欧州のワイン産地を巡った4代目チェスター・オズボーンがチーフ・ワインメーカーに就任しました。チェスターは施肥をやめ、灌漑を抑えて収量を減らす一方、足踏みとバスケットプレスという伝統的な手法を復活。現在もエントリークラスから上位キュヴェまで、赤・白を問わずすべてのワインをバスケットプレスし、赤ワインは発酵中に足踏みしています。白ブドウは果皮から色やタンニンを取り込みすぎないよう発酵前にプレス。畑を歩いてブドウを味わい、区画ごとの収穫時期を決め、少量のロットを最終ブレンドまで分けて扱うのも、ダーレンベルグの基本姿勢です。手間のかかる方法を、ワインの個性を穏やかに引き出すために守り続けています。
畑と事業を次世代へ渡すため、ダーレンベルグはSustainable Winegrowing Australiaの認証を取得。選定された自社・賃借畑では有機・バイオダイナミック認証を受け、太陽光発電、リサイクル、自然な病害虫管理にも取り組んでいます。一方で、ムールヴェードル畑の中に建つ5階建ての「ダーレンベルグ・キューブ」を2017年に開業するなど、ワインを味わう体験にも大胆な発想を持ち込みました。100年以上の家族史、手仕事を惜しまない醸造、そして型にはまらない名前や表現。その三つが同居していることが、ダーレンベルグを忘れがたい造り手にしています。
基本情報
| 英語名 |
d'Arenberg Hermit Crab Viognier Marsanne[2024] |
| 生産地 |
オーストラリア/南オーストラリア/マクラーレンヴェイル |
| 生産年 |
2024 |
| 生産者 |
ダーレンベルグ ワイナリー情報を見る |
| タイプ |
スティル ワイン色: 白ワイン甘-辛: 辛口 |
| 品種 |
ヴィオニエ53.5%、マルサンヌ46.5% |
| 容量 |
750ml |
| 評価・得点 |
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