このフリーマン・ピノノワールの産地表記は、ソノマ・コーストとなっていますが、フリーマンの自社畑「ユーキ・エステート」が90%つかわれています!!
■生産者のコメント
フリーマン・ピノノワール・ソノマコーストは、2019年にフリーマンが生産した全6種類のうち、最も空気に触れることでより良くなるポテンシャルを持ったワインです。
抜栓直後は、オレゴンやブルゴーニュのワインに感じられるような、土壌や還元の香りを感じます。デカンタージュするなど数時間寝かせる事で、ソノマ・コーストの特徴である、鮮明なベリーや塩味のニュアンスが出てきます。
口に含むと、噛めるようなしっかりとした酸、熟した果実、柔らかなタンニンがあります。余韻は長く、2030年までの熟成が期待できます。
■畑について
自社畑ユーキ・エステート90%と、契約畑10%がつかわれています。
2019年は、フリーマンの自社畑のユーキ・エステートが、ブレンドの9割を占めています。5.26haのユーキ・エステートは、ソノマ・コーストの中で最も急勾配な畑の一つです。熟成をすると、太平洋に近い冷涼な畑のピノノワールのポテンシャルが最大限に感じられます。
ユーキ・エステートのクローンは、2A、23、114、667、828、カレラ、マウント・イーデンで、これら全てがこのソノマ・コーストのブレンドに使われます。
■ヴィンテージについて
2019年の冬は雨が多く、寒い日が長く続きました。ソノマ・コーストでの発芽は遅れて始まり、5月の開花の時期の気候が安定しなかった影響で結実不良が発生しました。6月から収穫時期までの気候は安定した天候のおかげで、2018年に続いて、偉大なるヴィンテージとなるでしょう。
■醸造について
収穫したブドウは、開放式発酵タンクで5日間の低温浸漬を行います。パンチダウンは、手作業で1日1~3回行います。発酵は、フリーラン果汁と圧縮果汁に分けて行われます。
その後、新樽(22%)、1年樽(20%)、2年樽(17%)、3年樽(24%)、古樽(17%)のフレンチオーク樽を使用し、11ヶ月間熟成を行いました。
■フリーマン・ヴィンヤード&ワイナリーについて
フリーマン・ヴィンヤード&ワイナリーはケン・フリーマンと、日本人の奥様のアキコによって、2001年に設立されました。
フリーマンが設立された2000年代は、カリフォルニアでは果実味たっぷりのワインが生産され消費されていたブームの真っ只中ですが、彼らは、そんなトレンドに影響されることなく、有機農業を基本としながら、バランスが取れた上品なワインを醸造するという自分達の信念を貫いています。
結果、フリーマンのワイン・スタイルはカリフォルニアはもとより、世界からも注目を浴びるようになり、各国の著名なレストランのワインリストに採用されて、小さいながらも著名なブランドに成長しました。
2015年4月、安倍晋三元首相を招いて行われたバラク・オバマ元大統領のホワイトハウス公式晩餐会に、2013年ヴィンテージの涼風シャルドネが供され、一躍脚光を浴びました。
- Freeman Pinot Noir Sonoma Coast[2019]
- アメリカ/カリフォルニア/ソノマ/ソノマコースト
- スティル ワイン色: 赤ワイン軽-重: 重口甘-辛: 辛口
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- 750ml