ケンブリッジ ロードCambridge Road
1986年に設立されたケンブリッジ ロードは元々ブドウ農園。ニュージーランドの北島マーティンボローのテラスに広がる5.5haのこの畑は、街からほど近いエリアにピノ ノワールとシラーを植樹する事からその歴史をスタートしましたがマーティンボローで初めて有機農法にチャレンジした農園としてもよく知られている存在です。
元来フレイザー ブロックという名前で浸透していた畑でしたが、その高品質なブドウを自分達のクラフトとしてワインに表現したいという情熱の元にワイナリーとして新たなスタートを切ったばかりです。
ワインメーカーであるランス レッジウェルはワイナリーのみならず畑を含めた全てをマネージしています。バイオダイナミクスによるプラクティス、人為的アプローチを極力排除したシンプルな醸造は未だニュージーランドでは変人扱いされてしまいますが彼は我関せずといった姿勢で日々の積み重ねに精を出しています。
オレゴンのボー フレールを皮切りにタスマニア パイパーズ ブルック、ネルソンのノイドルフで培った経験が彼の背中を後押しいるのは云うまでもありませんが、「例え、小さくとも美しい存在でありたい。」とする信条がその鉄の意志を支えているのです。
「新たなる古典」とも評されるランスのワインはニュージーランド ワインに対する既成概念を破壊するポテンシャルを存分に秘めています。